月刊カノープス通信

  2003年9月号-1


──今月の詩──
『秋の最初の日』



きのうまで 夏だったのに
一晩 雨降り 強い風吹き
今朝はもう 秋

ふるるるる ふるるるる……
すきとおる あしあと
ひぐらしのなきがら 羽だけ残る コンクリートの階段

ふるるるる ふるるるる……

ブドウが熟れる 八月が 過ぎる

ふるるるる ふるるるる……

つたの葉が落ちる 夏休みが終わる
線香花火とプールの匂いが 新学期に染みる

鈴虫 ふるえる 雲が 消える
空の深みに 鈴が降る

ふるるるる ふるるるる……

くちぶえふけば コスモスゆれる
カンナにふれる カンナもゆれる
ふるるるる ふるるるる……
秋の風だよ



*『今月の詩』の定期連載は、今月で終了します。
今後は、時々、たまたま載せるものがある時だけになります。
一年と二ヶ月お付き合いいただいてありがとうございました。

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