空耳(そらみみ)草紙

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以前連載していた月刊雑記『月刊カノープス通信』内『今月の勘違い』からの選り抜き集、
第一弾(2001〜2003年分)です。
収録基準は、私が自分でもう一回読んで笑っちゃったかどうかです(^^ゞ



夫 「幸田露伴の小説でね…」
私 「え? 『コ−タロ−はん』って、誰?」


私 「文化の日とか…」
夫 「え? 伝家の宝刀?」


夫「ラ−油と醤油、取って」
私「えっ、ダイエット醤油? そんなの、うちにあったっけ?」


夫「今日のご飯、歯ごたえがあるね」
私「えっ、半導体がある?」


夫(謝るまでもないささいなことを謝った私に)「なんで謝るの?」
私「えっ? 『あんた山ネズミ』? どうして?」


私「『デリカメゾン(某社のワインの商標)』、買ったよ」
夫「えっ? つるかめ算?」


夫 「献立表、もらってきたよ」
私 「えっ? 『ホンダ・トシオ』って誰?」


夫 「ユニクロがフリースの回収、始めるんだって」
私 「えっ? 古い椅子? なんでユニクロが椅子を?」


夫 「例のコーナーは(番組の)後半でしょ?」
私 「えっ、コマネチ?」


私「ああ、体調悪い
夫「何? カッチョ悪いだと? 俺の事か!?」


私「日記を毎日書くのは大変だよね」
夫「えっ、ミッキーマウスを描くのは大変?」


夫「これ、お皿が小さすぎるよ」
私「えっ、『お正月ツリー』って何?」


夫「昨日、一晩中さあ……」
私「えっ、磯饅頭(いそまんじゅう)?」(←実際にそんなお饅頭があるのかどうかは不明)


私「今度のコミックシティ、場所はどこ?」
夫「えっ、柏戸高(かしわどこう)?」(←そういう高校があるのかと思ったらしいです)


私「そこ、重いもの置いとくと、下がっちゃうんじゃない?」
夫「えっ、セバスチャン?」


夫「今日、小松菜とか買った」
私「えっ、コマツ・タカコ? それ誰?」


私「マッチやライター、ここに置かないでね」
夫「マッチ洗ったぁ?」


テレビから流れる「憧れのスターに変身!」という声を聞いた夫の一言。
「ああ、びっくりした。『アフガニスタンに変身』って何かと思った」


夫「HPに、俺も詩のコーナー作ろうかな」
私「えっ、催し物コーナー?」


夫:「○○さんちの猫は、室内飼いで20年生きたんだって」
私:「えっ、キツネ狩りで20年生きた?」
 ……飼い猫の健康増進のため、運動不足にならないようにキツネ狩りをさせたら長生きしたという話かと思いました(^_^;) よく考えてみれば、犬ならともかく、猫にキツネ狩りはちょっと……。 


私(洗濯物を干しながら):「ねえ、そこの小物干し、取って」
夫:「えっ? カモノハシ?」


私:「この洗濯物、このままここに置いといて」
夫:「えっ? 『温泉タコ物』?」


夫:「今日は死ぬほど食べちゃおう!」
私:「えっ、汁粉を食べる? お汁粉なんて作ってないよ」


息子:「今日、テレビで『ロックマンエグゼ』、やるよね?」
私:「えっ? 『ねこまんじゅう』?」 


夫(ゲームでミスをした息子に):「康平、油断は禁物だぞ!」
息子:「ユダンは金髪? ユダンって誰?」


夫:「市民会館に多目的ホール作るんだって」
私:「えっ? 玉突きホール?」(ビリヤード場でも作るのかと思ってびっくりしました) 


 夫と買い物に行ったら、店内放送が流れていました。
「どれでも四つで1000円、四つで1000円、ご納得いただけるお値段です!」
 その放送を何度も繰り返し聞いた後で、夫が突然、言いました。
「あ、『ご納得いただけるお値段』って言ってたのか! さっきから、『笑っていただけるお値段』ってどういうことだろうと思ってた。嬉しくて笑っちゃうほど安いって意味かなーとか、一生懸命考えてたよ」


 夫と、本の話をしていたときのことです。
 夫の、「『梅田地下オデッセイ』って本があってさあ……」という言葉を聞いたとたん、私の頭の中に浮かんだ本のタイトルは『ウメダ・チカオでっせ!』でした。
 そのとたん、『きっとそれは大阪出身のお笑い芸人『梅田近男』の書いたタレント本で、その芸名は、有名な繁華街『梅田』の近くの出身ということが由来であり、生粋の大阪人であることを売り物にしているコテコテの芸人さんなのに違いない……』と、そこまで一瞬のうちに想像してしまいました(^_^;)
 ちなみに、本物は、SFの本だそうです。


夫:「ちょっと、フライパン取って」
私:「えっ、白井さんって誰?」


夫:「テレビで『サラリーマン早調べクイズ』を見てたらさあ……」
息子:「えっ? 『空耳マン』?」<……それって、お前のことでは……?(^_^;)


 夫がテレビのニュースを音だけ聞いていると、『大忙しで 松の伐採が行われました』と聞こえました。
(何でそんなに忙しく松を切らないといけないんだろう。台風でも近づいてて、その前に伐りたかったのか?)と思いつつ、画面を見ると、『 大磯町で松の伐採』というテロップが……(^_^;)

 夫とスーパーに行くと、『サンタローザ』と言う品種のプラムが売っていました。
私:「あのプラム、サンタローザだって」
夫:「え? 『万太郎歌』?」
 ……私の頭の中で『筋肉マン二世』のテーマがなり始めました。


 息子が前々から釣りに行きたがっており、夫が、そのうち連れて行ってやると約束したまま忘れていました。
息子:「お父さん、いつ、釣り行くの?」」
私:「えっ!? お父さんがエステになんか行くわけないでしょ!」
 ……『お父さん、エステに行くの?』と聞こえたのです。


私:「ゴーダチーズってさあ……」
夫:「え? オオダチゆず?」
  ……『大舘ゆず』とか何とかの、ブランド産地のゆずかと思ったそうです。


息子がテレビでアニメを見ていた時、しきりと、『ラッコのジョー』というキャラクターの名前が聞こえてきました。なんだそのかわいい名前は、と思って、テレビを見てみたら、出ているのは、ラッコとはぜんぜん関係なさそうなキャラで、どうやら、『ナックル・ジョー』の聞き違いだったのでした。


 これも息子がテレビを見ていたときのこと。
 「劇場版『仮面ライダー龍騎』、空前の大ヒット!!」というCMに向かって、彼は、小ばかにしたような口調で、ぼそっと突っ込みを入れていました。
 「偶然かよ……」
 ……映画のヒットが実力ではなく偶然だったのだと勘違いしたのだそうです(^_^;)


 夫と、ガソリンスタンドに入ったときのことです。
 独特の歌うような節回しで『○○オーケー、××オーケー』などとチェック項目を読み上げていた従業員のお姉さんが、窓から雑巾を差し入れて、不思議な抑揚のある、慣れた口調で言いました。
おまじないに中を拭いていただくタオルでぇ〜す」
 ……え? おまじない?
 夫と私は、反射的に雑巾を受け取りながら、思わず顔を見合わせました。
「今、『おまじない』って言ったよねえ」
「うん……。何のおまじないだろ? 交通安全のおまじない?」
 私たちの知らないうちに、『車の中を雑巾で拭く』という交通安全のおまじないが世間一般に浸透していたのでしょうか?
 確かに、窓の内側などはちゃんと拭いておいたほうが視界がよくて、安全の役に立ちそうなので、合理的なおまじないかもしれませんが……。
 首をひねりながらもダッシュボードを拭いているうちに気がつきました。
 たぶん、『お待ちの間に』の聞き間違いだったのです。
 でも、二人とも『おまじない』って聞こえたんですけど……。


 夫と、醤油だったかサラダオイルだったかの買い置きの数について話していました。
夫:「たくさん買ってもいいんじゃない? 案外減っちまうもんだしね」
私:「え? なんだかヘチマ問題?」
 ……何か、『鶴亀算』とか『ひっかけ問題』とかみたいな算数の問題の話かと思い、買い置きの適正数を算出するのに特別な数式を使うということかと思いました(^_^;)


 スーパーで買い物をしてきて、夫に報告しました。
私:「今日、スーパー○○で、98円のクレラップ買ってきた」
夫:「えっ!? 98円のセーラー服!?」
 ……夫は、とっさに、『いくらなんでもそれは安すぎる』と驚いたのだそうですが、『セーラー服がたったの98円』ということより、『奥さんが、スーパーで、セーラー服を』買ってきたということのほうに、先に驚いて欲しかったです。


夫:「(今日はおかずがいっぱいあるから)ひややっこは明日にしよう」
私:「え? ヒライ・アキコ? 誰、それ」


夫:「タイ料理、食べたいなあ」
私:「えっ? 茶色いのって何?」


私:「チャットのIDの変更とか……」
夫:「え? チャックが開いてる?」


 息子が、抜けかけた乳歯がぐらぐらして堅いものが食べられないというので、おじやを作ってやりました。で、野菜を細かく刻みながら、
「久しぶりに離乳食作っている気分」と夫にいうと、
「え? 久しぶりにイリュージョン作ってる気分?」と驚かれました。
 私はプリンセス・テンコー?


休日に夫が昼寝をして、目を覚ましてもまだ眠いとこぼした時の会話。
私:「寝た後は眠いよね」
夫:「え? デザートは耳?」


私:「この荷物、明日、車で持って行くんだけど、どうしよう?」
夫:「(車の)後ろに積んどけよ
私:「え? アンニョンハセヨ?」
 ……子供たちの学校で国際交流の集会が開かれて以来、子供たちの間で『アンニョンハセヨ』という挨拶が流行っているのです。


夫:「新井素子の新刊が出たよ」
私:「え? 洗い物とかの何が出たって?」


夫:「甘いお茶が飲みたい」
私:「えっ? なまはげ?」


 息子がテレビで、空き巣の手口を紹介するドキュメンタリー番組を見ていたときのことです。
『空き巣がカナテコでドアをこじ開け……』というナレーションを聞いた息子が、
「え? 腹ペコ?」と一言。
 腹ペコでドアをこじ開けた空き巣さん、ちょっとかわいそうですね(^_^;)
 空腹に耐えかねて家の中のものを盗み食いしようと思ったのでしょうか(^_^;)


 これも息子がテレビを見ていたときのこと。『おはスタ』という子供番組の中で、突然、『湘南の市長』という言葉が聞こえた気がして、そんな人が『おはスタ』に登場するとは、いったい何事……と、驚いて見てみると、映っていたのは、普通の男子小学生たちでした。実は、『少年の主張』の聞き間違いだったらしいです。


 夫が、オタク仲間とメールでキャラ萌えについて語り合っていたときのこと。
 メールを打っていた夫が、たまたま背後を通りかかった私に、突然尋ねました。
「ねえ、猫耳の元祖って、『わたなべひろし』なの?」
 ……『わたなべひろし』って、誰? 日本で一番最初に猫耳美少女を描いた漫画家の名前でしょうか?
 私は知らない名前だけど、オタクの間では猫耳キャラの元祖として知られるカルトな漫画家だったりするのでしょうか。そう思って、
「えっ、私、知らない。『わたなべひろし』って、誰?」と聞き返すと、夫は大爆笑。
 夫の質問は、本当は、
「猫耳の元祖って『綿の国星』なの?」だったのでした。
 言われてみれば、確かに、『綿の国星』は猫耳の元祖かも?


テレビを見ていた夫の聞き間違いです。
テレビ:「捨て猫の赤ちゃんが……」
夫:「えっ!? ステテコの赤ちゃん?」
……ステテコをはいた赤ちゃんなんかいるのかと思ったそうです。


新聞広告を見ていた夫が、
「また新しいセブンイレブンが出来るんだ。『茂原のB地点』だって」というので、茂原市には『A地点』『B地点』という地名があり、その『B地点』にセブンイレブンが出来るのかと思ってびっくりしたら、夫は『茂原のビーチ店』と言ったのを、私が勘違いしたのでした。


夫がチャーハンを作っていて、
「ちょっと小指入れようかな」と呟いたので、ぎょっとしたら、
「ちょっと小エビ入れようかな」の聞き間違いでした。
 ああ、よかった。指入りチャーハンじゃなくて……。


息子たちと遊んでいた夫が、下の息子の『康平(こうへい)』に向かって、
『ジョコンダ夫人』ね」と言っていました。
(『ジョコンダ夫人』といえばモナリザのモデルじゃないか。何でそんな話をしてるんだろう)と思ったら、
じゃあ、今度、康平ね」の聞き間違いだったのでした。


テレビで駅伝を見ていたときのこと。
ナレーションが、
「さあ、○○大学が、今、ビーフパーティーのたすきを……」と言ったのに驚いて、
(なんだそれは、牛肉消費推進団体『日本牛肉党』か何かの宣伝入りのたすきなのか?)とテレビを見たら、ただの紫色っぽいたすきでした。
どうやら、『ディープパープルのたすき』の聞き間違いだったようです。


車が壊れたので買い換えました。
新しい車は、UVカットガラス入り。
 「今度の車はUVカットガラスだからいいよね」という私に、夫は、
 「えっ、ゆうべ買ったナス?」と聞き返してきました。


夫が突然、ストッキングをはいた私の足を指差して、
かわいいおっちゃん!」と言いました。
いったい何のことかと思ったら、ストッキングにシワが寄ってるのを教えてくれようとして、間違えて、
皮、寄っちゃってる」と言ったのでした。


子供たちとアニメを見ていたときの会話です。
夫:「マイティ(アニメのキャラの名前)はどうなったの?」
息子:「マイティは死んだ
私:「えっ、マイティ・吉田?」


前の夜に出来なかった仕事を、朝、出勤前にやるといっていたのに時間が無くて出来なかった日の夫と私の会話。
夫:「結局、朝、出来なかったんだ」
私:「え、タケバヤシさん来なかった?」


息子がマク○ナルドのチラシを見てグリマスを指差し、名前を聞ききました。
私:「グリマスだよ」
夫:「えっ、ルリ・マスダって誰?」


 勤め先の大型スーパーで、クレジットカードのCMのテープを流していました。
 この店内CM、カセットテープが痛んでいるのかラジカセの性能が悪いのか、いつも音が割れ気味で聞き取りにくいのです。
 去年の夏なんか、お中元シーズン中ずっと、
「お中元に、夏の定番・ゴーメン!」という放送を流しており、
「『ゴーメン』ってなんだろう。いつのまに、そんな聞いた事もない商品が、お中元の定番になったんだろうか」と、ずっと不思議に思い続けて、お中元シーズンが終わる頃になって、突然、
「あっ、そうか、あれは『そうめん』だったのか!」と気がついたりしたのです。
 今回もかなり聞き取りにくい放送だったのですが、たまたま耳に入ってきた言葉にびっくり。
「いろいろ使える便利な○○カード。お買い物に○○カード、海外でも○○カード、野良犬にも○○カード!」と言っているではありませんか!
 犬にカードって、どういう意味??
 ……まさかと思って、もう一度、よく聞いてみたら、『野良犬』ではなく、
ドライブにも○○カード」だったのでした。


 子供たちがアニメを見ていました。どうやら、正体を隠して人間界で暮らしている人魚のプリンセスたちが、学校に通ったり恋をしたり、美少女戦士に変身して戦ったりするお話らしいです。
 で、このマーメイド・プリンセスは、『ピンク真珠のマーメイド・プリンセス』や『ブルー真珠のマーメイド・プリンセス』など、何人かいるらしいのですが……。
 テレビに映った緑の髪の少女を見た悪役たちの、
「あ、あれは! まさか、不倫心中のマーメイド・プリンセス!?」というセリフに、びっくり。
 ……なに、それ? 不倫の末に心中を計って失敗し、人魚界を追放された悲劇のプリンセスとかでしょうか? 子供番組で、そんなのって、あり?
 不思議に思いながらしばらく見ていて、ふと気がつきました。その美少女は、『ピンク』・『ブルー』に次ぐ新しい仲間、『グリーン真珠のマーメイド・プリンセス』だったのでした。



 姪が産まれたので、子供たちを連れて産院にお見舞いに行きました。
 そのとき、姪にはまだ名前がついておらず、命名の話をしていたら、子供が口を出しました。
『かおでか・かおる』がいいな!」
 えっ、『顔デカ・かおる』!? 何、それ?? ぜんぜん顔がデカくなんかないのに……。
 ……と思ったら、本当は、「『かおり』か『かおる』がいいな」だったのでした(^_^;)
 どうやら、彼らにも、女の子の名前について、ちゃんと好みがあるようです。もしかして、好きな女の子の名前だったりするのでしょうか……?


 毎月、『月刊カノープス通信』に『今月の勘違い』を載せるために、常日頃から聞き間違いをメモしています。が、そのメモ、すぐに使わないと、後で、どういう状況でその言葉が発せられたのか分からなくなってしまうことがあります。
 例えば、今、一ヶ月くらい前のものらしいメモに、『蹴ったよ、今、お茶漬けけったいな受け付け』という聞き間違いが記録されていたのですが……。
 これは、私と夫と、どちらが聞き間違いをしたのでしょう?
 そして、何より、なぜ、どういう状況で、『蹴ったよ、今、お茶漬け』などという不思議なセリフが発せられたのでしょう……? お茶漬けを蹴ったって、どういう状況? 今となっては、もう、さっぱり分かりません(^_^;)
 
 あと、『これ、変形しないよねキン消し(キン肉マン消しゴム)ないよね?』というメモもあったんですが、これも状況が良く分からない……。
 言葉だけじゃなく、ちゃんとその時の状況もメモしておけばよかった(^_^;)

 それから、こんなメモもあったんですが……。
 『岩石の巨神兵大好きな巨神兵
 なんか、かわいいですね。どんな巨神兵なんでしょう?
 これは、多分、子供が遊戯王カードかなにかの話をしてるのを私が聞き違えたのでしょう。
 そういうキャラのカードがあるなんて知らなかったのに『巨神兵』などという特殊な用語は間違えずに聞き取れる私の脳みそって、ちょっと特殊……?


 外出先で知人に会った夫が、相手が体調が悪いらしく顔がむくんでいたと話してくれました。
 で、そのあとに続けた言葉が、
タケノコ水煮だと、ああいう顔になるけど……」
 ……えっ、タケノコの水煮? タケノコは水煮で食べると顔がむくむのでしょうか?
 ちょっと本気で考え込んでいたら、実は、『酒の飲みすぎだと……』の聞き間違いでした。


夫がペットボトルのお茶を買ってきたときの会話です。
夫:「これ、『純そば茶』だって」
私:「えっ? 『ヤキソバ茶』!?」
息子:「えっ、『ジュース馬鹿』?」


夫:「今日、テレビで涙を流すマリア像の話をやってて……」
私:「えっ? 『何でも直す真理谷(まりや)族』?」
注:真理谷というのは、近所の地名です。正式には「まりやつ」と読むらしいですが「まりや」と読まれることもあります。真里谷には、何でも直す特殊技能を持った種族が住んでいるのかと思いました……(^^ゞ


私:「その通りだったよ」
夫:「えっ? チマチョゴリだった?」


夫:「パソコン、一回、切るからね」
私:「えっ? パソコン使い切る?」


私:「やばいよ、庭にまた竹が生えちゃったよ」
夫:「えっ、サルマタケが生えた?」


私:「猫は犬より暑さに強いよね、もともと南方系の動物だから……」
夫:「えっ、万歩計?」


私:「私の日記はサイト運営の話題が主だから……」
夫:「えっ、サイトウ運輸の話題?」(←それはどこの運送会社で、何で私が日記でその話をするのかと不思議に思ったそうです)


 息子が学校で校外学習に行き、そのお知らせのお手紙を持って帰ってきました。
  そこに、「バスで何時間も走って『ビジターセンター』についた」ということが書いてありました。
私:「バスで何時間も走ってつくビジターセンターって、どこだろうね?」
夫:「えっ、ウンチカバーして北千住(きたせんじゅ)って何のこと?」


私:「うちのお店にいつもジョギングの途中で来る人がいてね……」
夫:「えっ? ジュリー・アンドリュースで来る?」


『毛』ネタ4連発。
私:「今日、100円ショップで肌着のゴムを買ってきたんだけど……」
夫:「えっ、鼻毛のゴブ?」(たまたま、『ゴブ』という名前の猫を知っていたので、『ゴブ』と聞こえたらしいです)


夫:「頭が痒いから掻いたら蚊が飛んでった!」
私:「えっ、毛が飛んでった!?」(夫の髪の毛はただでさえ薄いのに……)


8歳の次男が、朝、寝癖が付いているのを気にして髪の毛を撫で付けて得意げに言った言葉。
 「ほら、すね毛が直った!」
どうやら、「寝癖」→「癖毛」→「すね毛」と変化してしまったらしいです。


これも8歳の次男。キラキラ光る『メダルシール』のことを、間違えて、『無駄毛シール』と言っていました(^_^;) いったいどんなシールでしょう……。脇の下とかに貼るんでしょうか?


私:「この間読んだファンタジーの本に出てきたモンスターが、名前を忘れちゃったけど、たしかナントカ・ドラゴンみたいなので……」
夫:「えっ、ナントカざえもん?」


私:「そんな相手にはこっちから願い下げだって言ってやれば?」
夫:「えっ? 口が臭いすぎだ?」


夫:「あのさ、急ぎの話じゃないんだけど……」
私:「えっ、兎の話?」


テレビでシャンプーのコマーシャルが流れていた時の会話。
テレビ:「コラーゲンの潤いを、髪にも
私:「えっ、コラーゲンの匂いを髪にも?(どんな匂いだろう……(@_@))」
夫:「ええっ、ラーメンの匂いを髪にも?」


(『月刊カノープス通信』2001年8月号〜2003年12月号より)


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