イルファーラン物語 キャラクター座談会

THANKS!
質問項目は、『TEAR DROP』のZEROーZEROさん考案の
『オリジナルキャラ覆面審問会』より転載させていただきました。
(冗談で作られたそうですが、100問とか50問じゃなくて10問ってとこに惹かれました〜(^^)




*出席者:女性キャラ『リ』、男性キャラ『ア』『ロ』、計三人*
本編未読の方も、キャラクター紹介を読んでいれば大丈夫です!



リ;「……というわけで、何だか知らないけど、質問に答えるんだって。本当は覆面審問会なんだけど、作者の人が、3人いっしょに座談会形式でやれって。質問はあたしが預かってるから、あたしが司会ね。あ、でね、覆面なんだから、あたしは『リ』、あなたたちは『ア』と『ロ』ね」
ロ;「でもさあ、あんたたち二人はいいけど、なんで俺も入ってるの? 俺、こんなとこに出てきていいの? だって、俺、連載じゃ、まだ本編に登場してねえぞ?」
リ;「いいんじゃない? 作者の人が出ろって言ってんだし、キャラクター紹介にはちゃんと出てきてるし。あのね、作者の人がね、あたしたち二人じゃ、話が弾まないだろうからって。アルファードはろくに口利かないだろうし、あたしはもじもじしてばっかで、盛り上がってないお見合いみたいになっちゃうだろうって。ローイがいれば、絶対、席が盛り上がるからって」
ロ;「はいはい、俺は盛り上げ役なのね。期待されちゃったら、応えないわけにはいかないよな。ところでさあ、リーナちゃん、これ、匿名なんじゃなかったの? あんた、しっかり、俺たちの名前、言ってるぜ」
リ;「あっ……」
ア;「まあ、いいじゃないか。話し始めれば、どうせ分かってしまうことだ。それより、さっさと始めよう」
リ;「あ、その前に、まず、作者の人からの伝言ね。このお話、一応、もう完結してるわけだけど、HPでの連載はまだ始まったばかりだから、あんまりネタばれになるようなことは言わないようにって」
ロ;「連載始まったばかりなのにこんなのやるほうが間違ってんだよ」
ア;「しかし、リーナ、なんで君だけが事前に作者と打ち合わせしてきてるんだ?」
リ;「え? そりゃあ、主役だからじゃない?」
ア;「……ちょっと待て。主役は俺じゃなかったのか?」
リ;「ええっ? あたしよ!」
ア;「そ、そうだったのか……(ガ〜ン)」
リ;「というわけで、第一問〜!」

【問1】自分が登場している作品のセールスポイントを手短に説明してください

ロ;「おお、そりゃもう、この話のウリってったら、これしかないだろう。まず俺に言わせろ! 世のすべてのご婦人方、お嬢さん方! この話にはな、なんと、超めちゃめちゃいい男が出てくるぞ〜! 見目麗しく心やさしく、この上もなく紳士的で、歌もうまけりゃ話もうまく、しかも強い! その上、時代を二十年は先取りしてるすばらしいファッションセンスの持ち主だ! この、世紀の色男を、絶対見逃すなよ! まだ本編に登場してない今のうちがお買い得! ただ今ファンクラブ会員募集中!! 今なら入会特典が……」
ア;「わかった、わかった、お前は、もう、そのくらいにしとけ。リーナ、どうだ?」
リ;「え? えーっと、まあ、人によってはおもしろいんじゃない? うーん、とにかく、長さだけは自慢できるよね。長いお話が好きな人にはお勧めよね。誰にでもおもしろいってわけじゃないと思うけど、蓼食う虫も好き好きって言うもんね。好きな人は好きなんじゃない? ねっ?」
ア;「ああ、まあ、たしかに、好みによりけりだな。多少冗長散漫の嫌いはあるが、全く見るべきところが無いではなく、欠点も多いがそれなりに美点もあって、人によってその欠点を耐えがたく思うか思わないか、その美点を高く買うか買わないか、そういう、相性の問題だろう。テンポの遅いもの、文章のくどいものを殊更に嫌う人には勧められないが、細部の描写や物語の枝葉をじっくり楽しみたい人、ひとつの物語の世界にゆったりと浸るのを好む人の中には、これを良いと思う人もいるだろう」
リ;「つまり、やっぱり、蓼食う虫も好き好きってことね」
ロ;「あのさあ、前から思ってたけど、リーナちゃんって、実はひそかに諺好きだよな。それって、年寄り臭いぜ。作者の影響じゃねえの? あんた、あんまり作者と話しない方がいいぜ。年寄りが伝染るから」
リ;「えっ!? 『年寄り』って伝染るの?」
ア(呆れて);「馬鹿なこと言ってないで、次の質問行け」
リ;「は〜い。第二問!」

【問2】自分のことを美女・美男子だと思いますか、その理由はなぜですか

ロ;「思うに決まってるだろ、実際、そうなんだからさ。なあ、リーナちゃん?」

リ;「う、うん、まあね。ローイって、よく見ると、顔、けっこうキレイよね」
ロ;「なんで『よく見ると』なのよ。一目瞭然、超絶美形じゃん!」
リ;「えー、だって、確かに顔の形は整ってるんだけど、なんか、全然、美形って感じじゃ無いわよね。だって、そんな服着てるしィ」
ロ;「そんな服とはなんだ。みんな俺のこの最先端ファッションを理解してくれないんだよなあ。アルファード、あんたは? 自分が美男子だと思ってたりする?」
ア;「まさか」
ロ;「そうだよな。思ってたら怖えよ。理由なんて聞くまでも無いよな。どう見たって、不細工だもん。一度でも鏡を見たことありゃあ、身の程知ってて当然だね」
リ;「アルファードは不細工じゃないわ! 美男子って感じじゃ無いのは確かだけど、けっこういいセンいってるわよ!」
ロ;「いいや、せいぜい、良く言って十人並みだね」
リ;「ううん、並の上、ていうか、それ以上よ、絶対! 顔立ちだって、地味だけどすっきりまとまってて全然悪くないし、精悍できりっとして、かっこいいもん。中身の良さが顔に出てるのよ! いくら顔の形が良くても、それでしゃべり方がバカっぽかったり表情に締まりがなかったりしたら、顔が良ければ良いほど、よけいに幻滅じゃない!」
ロ;「つまり男は顔じゃない、中身だと、そういうことな。つうことはつまり、やっぱり、アルファードは、顔はまずいってことね」
リ;「そういうことじゃなくてェ!」 
ア;「ああ、俺の顔のことはもういい、ほっといてくれ。リーナ、君はどうなんだ」
リ;「え、あたし? あたしはねえ……。まあ、自分でも、美女とは言えないとは思うけど。でも、けっこうかわいいほうかな、なんては、思うのよね。だって、よく人からそう言われるし、自分で見ても、リューリみたいなすごい美少女ってわけじゃないけど、まあまあかわいいんじゃないかな、なんて……。アルファード、どう思う?」
ア(そっぽを向いて);「……さあ。俺はそういうことは良くわからない」
ロ;「何言ってんだ、このぼんくら。よく目ェ開けて見てみろよ。リーナちゃんはかわいいよ! なあ?」
ア;「わかった、わかった。いいから、次、行け」
リ;「は〜い。第三問!」

【問3】作者から殺意を感じたことがありますか、また、それはいつですか。

ア;「常に感じてる。俺は実際、何度も殺されかけた」
ロ;「ああ、あんたの痛めつけられかたは、ありゃあ、ちょっと酷いよな。俺も一度は死にかけたけど、あんたほど酷い目にはあってないな。あんた、何か作者の恨み買ってんじゃない?」
リ;「そうよね、なんか、好きだから苛めてるとかじゃなくて、どっちかっていうと腹いせっぽいっていうか、憎しみを感じるわよね。だって、あたしも、死にかけたといえば死にかけたけど、そういう時、痛い思いは、全然してないのよ。なんかうっとりいい気持ちで眠くなって、寝ちゃったら死ぬのかな、なんて、そんなのばかり。血が出たり、痛かったり、したことないの。だいたい、作者の人、女性キャラには全体的にやさしいよね。作者の人、もしかして男嫌い?」
ロ;「そうそう、俺も前から、そう思ってた。女の子には、絶対、痛い思いをさせないのよ。苛めるのは男ばっか。なんか、アルファードにっていうか、男全般に恨みがあるんだよ、きっと。で、アルファードはこういうやつだから、、きっと男の代表ってことで、やつあたりで苛められてんのよ。ほら、この作者も、いいかげん長生きしてるからさ、いろいろあったんだろうよ。何か、今まで、よっぽど男で酷い目にあってきたんじゃない?」
リ;「うん、うん、きっと、よっぽど男運が悪かったのね。じゃ、そういうことで、次の質問」

【問4】どこまでなら脱げますか、ラブシーンも可ですか。誰が相手ならOKですか。

ロ;「おお、ヌードか。いいぜ、俺、お望みとあらばいつでも何でも脱ぐぜ。なんなら、今ここで脱いでやろうか? リーナちゃん、見る?」(と、服のボタンに手をかける)
リ;「バカ」
ア;「ああ、まさに馬鹿だな」
ロ;「ちぇ、なんだい。じゃあ、あんたはどうなんだよ、どこまでOK?」
ア;「どこまでも何も、俺は全部脱いだぞ。服なんぞ、脱ぐ必要があれば脱ぐし、必要がなければ脱がない、それだけのことだ。人間誰しも、服を脱げば裸だ。裸の何が悪い。人間の身体は本来、何も恥ずべきものでもいやらしいものでもない。わざわざみせびらかすものでもないが、隠さねばならないものでもないはずだ。ただし、社会生活を営む上で、ご婦人の見ている前でみだりに下半身をあらわにするのは重大なマナー違反だ。というか、犯罪だ。たいへん無作法で失礼なことなので、余程のっぴきならぬ事情でもない限り、避けるべきだろう」
ロ;「でも、あんた、全部、脱いだんだろ?」
ア;「いや、だから、俺の場合は、のっぴきならない事情があったんだ。それに、あれは、誰もいない洞窟の中のことだ。誰も見てなかったはずなんだ。俺だって、人が見てたら脱ぐものか。それを作者が見ていて小説に書いてしまったのは、俺の責任じゃない!」
ロ;「ははあ、あんた、実は恥ずかしいんだろう。それでさっきからいろいろ御託を並べてやがるんだな。どうりで、あんたにしては無駄に口数が多いと思ったよ」
ア;「そ、そんなことはない!」
ロ;「へえへえ、そうですか。で、リーナちゃんはどう?」
リ;「あたしも全部脱いだよ。だって、お風呂入ったもん。お風呂入る時、服着てる人がいたら、びっくりよね。でもね、アルファードが裸の時は、ほんとにただ裸だってだけで、別にヤらしくないのよ。作者の人が、ヤらしい目で見てないの。だけど、あたしが裸の時って、作者の人の目つきが、なんかちょっと、微妙にヤらしいのよね。なにか一言、よけいに描写してみたりして。女の人のくせに、目つきがオヤジなの。ムカツく!」
ロ;「おお、そりゃあ、けしからん。俺が一言、言ってやろうか?」
リ;「言ってやってよ、言ってやってよ」
ア;「いや、作者としては、それは読者サービスのつもりなんじゃないか?」
リ;「えー、だって、リューリとかならともかく、あたしの裸なんて、サービスにならないんじゃない?」
ア;「ああ、まあ、そうだな」
リ;「えっ! ひど〜い!」
ア(うろたえて);「あ、いや、失言だ、撤回する。次の質問、行こう」
リ;「あ、だめだめ、まだ残ってるの! ウフ。ねえねえ、ラブシーンは?」
ロ;「あ、俺、それも全然OK! いつでもOK! ど〜んと、まかせとけ! お相手も、女のコなら誰でもOK。言っとくけど、男は嫌だぜ。女でありさえすりゃあ、うるさい選り好みはしないよ。女のコは誰でもみんな可愛いもん。ちょっとくらい年増でも、性格に可愛気があればOKさ。俺は心が広いんだ! ヘ〜イ、全世界の女のコたち、お姉様方、奥様方、カモンベイベー、かわい子ちゃん、俺はいつでも待ってるぜ! ど〜んとまとめて俺のこの胸の飛び込んで来〜い!!」
リ;「バカ……」
ア;「ああ、馬鹿だな」
ロ;「いいじゃん。これだけ盛大に売り込んどけば、誰か一人くらいは寄ってくるかもしれないだろ。で、リーナちゃんは?」
リ;「え〜、ラブシーン? あのね、え〜っとね……」(と、ちらっとアルファードを見上げて真っ赤になる)
ロ;「ああ、わかった、わかった。あんたはそれ以上言わなくていい。何も言わなくても、よ〜くわかる。あ〜あ、やってらんねえぜ。で、アルファード、あんたは、どうよ?」
ア;「俺は、やらないぞ。一切ごめんだ。そんなことは人の見ているところですることではない!」
リ;「えーっ、だって、アルファード、あの時、あたしに……」
ア(里菜の口をあわてて手で塞いで);「わっ、バカっ! よけいなこと言うな!」
リ;「ムグググ、く、苦しい……」
ア;「あ、済まない……」(手を離す)
ロ(にやにやして);「へええ、人が見てなきゃ、やるわけね」
ア(真っ赤になって);「ち、違う! お前ら、もう、それ以上何も言うな! ネタバレ禁止だ!」
リ;「あ、アルファードが赤くなった! あたし、アルファードが赤くなるとこなんて初めて見た……。可愛〜い!」
ロ;「俺も初めて見た。おもしれ〜!」
ア;「うるさい、うるさい! 黙れ黙れ!」
リ;「あ、アルファードが怒った! きゃ〜、怖〜い!」(←でも嬉しそう)
ロ;「あはは、おもしれ〜! う〜ん、やっぱ、こういう話題は盛り上がるよなぁ」
ア(咳払いして;)「と、とにかく、次だ、次!」
リ;「はあい。第5問〜!」

【問5】このイベントは作者が辻褄合わせに苦労しただろうなと思う所についてツッコミをいれてください。

ア;「全部だな。全体だ。基本設定自体に根本的な無理があるんだ」
リ;「あはは……。でも、ネタばれ禁止だから、ここじゃ、あんまり言えないよね。じゃ、次、第6問!」

【問6】こいつとだけは絶対に立場(過去・運命・使命)を交換したくないと思うキャラは誰ですか

ロ;「俺は魔王だな。自分があんな性根の曲がった奴になると思っただけで虫酢が走る」
ア;「俺はリオン様だな。さぞかし多忙で心労の多い、胃の痛くなるような毎日を送っていることだろう」
リ;「うん、そうね。あたしは、ゼルクィールおじいさんかな。て言っても、読者の人はまだ知らないだろうけど、あの人、運悪いよね。いい人なのに。じゃ、次の質問ね。第7問〜!」

【問7】設定もストーリーも無視して、どんなワガママでも許されるとしたら、今、いちばん何をしたいですか

ア;「回答を拒否する」
リ;「えっ? ええーっ、何で!?」
ア;「個人的な内面に触れることなので、他人の前では答えたくない。どうしてもというなら、俺だけ別室に連れていってくれれば答えてもいい」
リ;「えっ、ずる〜い。なら、あたしも!」

(というわけで、二人はそれぞれ別室へ)

ロ;「なんだ、残ったの、俺だけ? なんなんだ、あつらは。我が儘なやつらだなあ。俺は正直で裏表のない人間だから、人に聞かれて困ることなんか、何もないぜ。今一番したいことったら、そりゃあ、ナンパだね。あと、かわいこちゃんを十人くらい集めて、俺のおごりで大パーティとか。酒飲んで、歌うたって、うまいもん食って、冗談言って笑ってもらってさ」


(別室1)
ア;「リーナと、イルゼールの俺の家で、ずっと一緒に暮らしたい。ミュシカも一緒に。慎しく穏やかに、羊を飼い、畑を耕して、平和な毎日を送る。それだけだ。他に何も望むことはない」

(別室2)
リ;「えっとね、イルゼールのアルファードの家で、アルファードとずっと一緒に暮らしたい。ミュシカも一緒に。あ、でもね、アルファードと、こっちの世界で普通にデートもしてみたいなあ。映画見てお食事とか、ふたりきりでディズニーランド行ったりとか。あ、でも、ディズニーランドなんて、アルファード、誘っても、きっと来てくれないよねえ。人ごみとか行列とか、すごい嫌いそうだもん。無理やり引っ張り出しても、こんな作り物の何がおもしろいんだ、とか言って、ぶすっとしてそう。動物園とかも駄目よね。動物をこんな狭いところに閉じ込めて、とか、ずっとむっつりしてそう。あ、そうだ。マザー牧場とかなら、来てくれるかなあ。マザー牧場に牧羊犬の競技会を見に行こうって誘えば、きっとついてくるよね! ねえねえ、作者さん、マザー牧場の2イヤーズパス持ってるんでしょ。貸してよ! え、あれって顔写真付きなの? じゃあ、駄目だぁ」

(再び一堂に会して)
リ;「さて、続きで〜す! 第8問」

【問8】映画(ドラマ)かアニメか漫画、どれかになれるとしたら、どれがいいですか。どの漫画家さんに描いてほしいか、どの俳優さん・声優さんがいいかも、希望があれば教えてください

ア;「俺はどれも嫌だ。自分の役を他人に演じられたくない」
リ;「じゃあ、自分が出れば?」
ア;「冗談じゃない!」
リ;「そうよねえ。アルファード、役者やらせたら、マジで『大根』そう」
ア;「ほっとけ」
リ;「ローイは?」
ロ;「俺は断然、映画だね! で、俺の役は、もちろん俺本人さ。こんな美しい俺様の役を見劣りなく出来るやつが他にいるか? 俺様、銀幕デビュー! 人気沸騰間違いなし!」
リ;「うん、ローイは、役者、向いてるかもしんない」
ロ;「だろ? この甘いマスクにこの美声。しかも、俺、吹き替えなしで殺陣が出来るぜ。他にもちょっとしたアクションなら吹き替えなしでOKだ。で、歌も歌えるし。早口言葉もちゃんと言えるぞ!」
リ;「あたしはアニメがいいな! でも、声優さんの名前とかは、あんまり知らないんだ。 あ、でも、そういえば、作者さんのだんなさんがアルファードの声は玄田哲章さんだって言ってるって」
ア;「誰だ、それは」
リ;「『クレヨンしんちゃん』の『アクション仮面』とか、『ドカベン』の『男・岩鬼』の声の人だって」
ア;「何だ、それは。俺はそんな妙なやつに俺の役をやって欲しくないぞ」
リ;「違う違う、玄田哲章さんは別に変じゃないの。普通の声よ。やってる役が変なだけ。でも、変でない役もやってるよ。シュワちゃんとか、『おかあさんといっしょ』の『ふたりはなかよし・グーとスー』のナレーションとか」
ロ;「リーナちゃん、あんた、なんで『おかあさんといっしょ』なんか見てんの?」
リ;「え? 見てない、見てない! 作者さんに教わったの!」
ロ;「なあ、さっきも言ったけど、あんた、もう、作者と口きくなよな。主婦が伝染る」
リ;「えっ、主婦って伝染るの?」
ア(呆れて);「リーナ、ローイの言うことなど、いちいち真に受けなくていい。次の質問行け」
リ;「では、第9問〜!」

【問9】作品が完結したあとに、続編があるとしたら登場したいですか。どんな続編なら登場してもいいですか。

ロ;「俺は、かわいい女の子が出るなら一緒に出てもいいよ」
リ;「あたし、出たい! アルファードとあたしがいっぱいラブラブなやつ書いてね!」
ア;「俺は、ラブシーンとやらがあるなら、絶対、出ない。なければ出てもいいが」
リ;「あ、そうだ、あのね、これ、アルファードに見せろって、作者さんから、番外編の企画書。なんでアルファードにだけなのかなあ。あたしも見たい」
ア(企画書を見て青くなる);「な、何、俺がリーナに……? 冗談じゃない。俺は出ないぞ! 断固、拒否する!」
リ;「え、え、何、何て書いてあるの?」
ア;「だめだ、内緒だ! い、いや、しかし、これは、どう考えても全話読了後推奨の番外編だ。しかも、まだ書かれていないわけだ。遅筆な作者が推敲しながら本編の連載を終えるのに、どう考えても、最低一年はかかるだろう。しかも、この作者は要領が悪いから、連載をやりながら次を書くなんてことはできないはずで、連載が終わってから、おもむろに、ゆっくりのんびり番外編を書きはじめるだろう。そんなの、いつになることやら、わかったもんじゃない。ふん、そんな先の話など恐るるに足らん!」(企画書を憎々しげに握りつぶす)
リ;「あー、くしゃくしゃにしちゃった。あたしも見たかったのにィ」
ア;「見なくていい! 作者がこれを俺に見せたのは、多分、嫌がらせだ。さっさと次の質問行こう!」
リ「は〜い。最後の質問で〜す!」

【問10】最後に、作者への励ましや説教、誉めてやりたいことなど

ア;「まあ、作品の出来不出来は別として、よくもあれだけ長々と書き継いだものだ。その根気だけは称賛に値する」
リ;「そうよね。コケの一念とはこのことよね。作者の人、ほんと、気が長いわよねえ」
ロ;「うんうん、よくも飽きもせずに書いたよなあ。普通、いくら自分の作品でも、途中で飽きるんじゃねえ? あの根気だけは、マジですげえよな。でもさ、俺、ちょっと言いたいことがあるんだけど。おい、作者、早く俺を本編に出せ! 全世界のお嬢さん方が俺を待ってるんだぜ! もう書いてあるんだろ、もったいぶってないでさっさと発表しろよな!」
ア;「俺が思うに、俺たちが今こうして座談会などしているのも、おそらく作者の時間稼ぎだろう。作者は、不出来な部分の改稿が進まなくて発表したくないので、こういうものでお茶を濁しているんだ。ようするに、逃避だな」
リ;「本編、とりあえず載せちゃえばいいのに〜。少しくらい直したって直さなくたって、どうせ不出来なんだから、同じよ〜。ねえ? じゃあ、最後に、あたしから、作者に贈る言葉。『逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ!』 がんばってね〜! というわけで、座談会、終わります!」

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