イルファーラン物語☆創作裏話

第20回 『キャラバトン回答集』の巻
(本編読了後推奨)

 日記の方で『キャラ・バトン』というバトンに回答してキャラ語りをしたので、裏話に加えておきます。
 アルファード編とローイ編です。
(註:オンライン小説と関係ない人に偶然見られると恥ずかしいので、一部固有名詞を伏せてあります(^^ゞ)

<キャラバトン回答 アルファード編>

■ このキャラのこと好きですか?

好きかどうかで言えば、それなりに好きです。自分で生み出したキャラですから。
『生み出した』と言っても、このキャラの場合、自分が神様になって自分の思い通り・好み通りに造形したわけではなく、「もともと『そういう人』としてどこかに埋まっていたのをたまたま掘り当ててしまった」みたいな気がするくらい自然発生的な、自分の中のどこか奥深いところからやむにやまれず必然的に生まれてきてしまった感のある、自分にとってものすごく実在感のあるキャラなので、愛着や思い入れは、好き嫌いを超えて、ものすごく強いです。これだけ、自分にとって全人的な実在感のあるキャラは、もう二度と生まれないんじゃないかと思います。(主人公の里菜を差し置いて……(笑))

そんなわけで、好きといえば好きなんですが、だからといって、別に、自分の好みのタイプとか理想の人というわけじゃないんです。
むしろ、自分の好みとはかけ離れたタイプ。(私の好みは年上属性・温和な学者タイプです! 体育会系は守備範囲外!)
でも、この人は、私が好こうと好くまいと関係なく、私が良いと思うが思うまいが関係なく、最初から、『こういう性格の、こういう人』として、確固としてどこかに存在していた(ような気がする)のです。
この人の特徴の、良いところも悪いところも、私が良いと思うからあるのではなく、もともとその人に備わっていたのであり、悪いと思ったら無くせるものではなく、ただそのままに存在するのだ、という気がします。


■ このキャラの事をなんと呼んでいますか?

アルファード、時々、竜兄ちゃん。
『竜兄ちゃん』になるのは、終章や番外編『エゴノキ平の春』を話題にする時です。


■ このキャラのイメージカラーは?

茶色。それと、くすんだ銀色。
複数の配色だと、茶色+生成り+くすんだ赤錆色。
どっちにしても、地味な色あいです。


■ このキャラのイメージソングは?

ないです。そんなシャレたものがありそうな人じゃない……(^_^;)
ちなみに、『イルファーラン物語』の脳内イメージ・ソングなら、あります。
『恋は水色』。ただし、メロディのみ。歌詞は無関係。
『イルファーラン物語』の終盤でローイが歌うラブ・ソングが、実は、私の脳内では、このメロディに詞をつけたものなので。
でも、『イルファーラン物語』全体のイメージ・ソングではあっても、アルファードのイメージとは、ほど遠いですね(^_^;)


■ このキャラの血液型何だと思いますか?

A型。絶対、間違いなくA型。
お父さんもA型に違いない。きっとおじいさんもA型だ。


■ このキャラの出てくる作品の中で、
 「こいつとならくっついても許す!」ってキャラは居ますか?

もちろん里菜。他とくっついたら、ストーリー展開上、困る……(^_^;)

……もしかして、このバトン、二次創作サイトが発生源なのかな?


■ このキャラに言われてみたいセリフはありますか?

「よ〜し!」あるいは「グッジョブ!」(笑)
大きく頷いて、出来れば親指立てて欲しいですね!
この人が、力強く「よし!」と太鼓判を押してくれたら、すごく満足感・達成感を味わえそう。


■ このキャラと手を繋ぐ、抱きしめられる、キスするの内
  どれか一つできるとしたらどれを選びますか?

手を繋ぐ。ただし、特定の状況下指定で……。
どんな状況でかというと、もし、万一、私が崖とかビルの屋上とか一本丸太橋の上とかから落ちそうになることがあったら、ぜひ、その時に、がっしと手を握って欲しい!
力任せに「ファイト、いっぱ〜つ!」のノリで、必ず引き上げてくれそう。
あと、走行中の車から一緒に放り出されたような時には、抱きしめてくれてもOK。
とりあえず、危急の事態に直面した時に、コバンザメのようにひっつかせてもらっていれば、あらゆる局面でかなり生存率が上がりそうだ!


<キャラバトン回答 ローイ編>

■ このキャラのこと好きですか?

キャラとしては、考えていることがストレートで分かりやすいし、個性がはっきりしているので描き易く動かしやすく、いろいろ便利に使えるのでお気に入り。
特に、『口数が多く話し上手、観察が細かく本質を見抜く洞察力もあり、しかも基本的に親切な性格』という特性のおかげで、状況や設定の解説役として非常に重宝しました。(いくらなんでも安易にその手を使いすぎたけど……(^^ゞ)

自分ではとても言えないようなクサいセリフや、『私の作品』としては表に出せないようなこっ恥ずかしい詩とかも、ローイの言葉・ローイの詩ということにすれば書き放題なのも超楽しい♪

あと、キャラ座談会とか読者参加企画の盛り上げ役・接待役としても重宝で、ローイに乗り移って参加者を口説き放題も楽しかったですね。
私は普段、ネット上でもほぼリアルの自分の人格そのままなので(意図的に別人格を演じるなんて器用なことは無理……)、ローイに乗り移ってはっちゃける時に、ネット上の仮想人格を演じるような楽しさ・開放感をしばし味わうことが出来るのが非常に爽快でした。

そういうわけで、キャラとしてはお気に入りだけど、実際にこういう人が身近にいたら、「困る、ハタ迷惑、理解できない。悪い人じゃないのは分かるけど、あんな風でいて悪びれもせず改善を心がけもしないのは人間として許せない」と思うことでしょう……(^_^;)


■ このキャラの事をなんと呼んでいますか?

ローイ。


■ このキャラのイメージカラーは?

赤。それも、思いっきりド派手な真っ赤っか。
配色でいえば、基本は赤+緑。それに、差し色として黄色と紫。
とにかくド派手でサイケデリック。
『金の光月〜』で別の役を演じている時のイメージカラーは、赤と金。


■ このキャラのイメージソングは?

ばっちりあるんですよね〜これが。ウフフ。
これが書きたくてローイでバトンやりたくなったんです。
作中で本人がしっかり大声で歌い、しかも常日頃から『これが自分のテーマソングである』と公言しているという設定の歌があります。

それは、戦前の流行歌『洒落男』。
『村中で一番モボ』だと言われて調子に乗った田舎の伊達男が『青シャツに真っ赤なネクタイ』というファッションで意気揚々と銀座に繰り出すというお話です。
エ●ケンが歌ったことで有名ですが、元歌手は別にいるそうです。
なぜ異世界であるイルファーランの人がエノ●ンの歌を知っているのかは、聞かないで下さい(笑)。

あと、もう一曲。これは別に作中には出てきませんが、ク●イジー・キャッツの『だまって俺についてこい』。
最近では天童よし●がカバーして『こち亀』の主題歌としてリバイバルしたとか?(私は『こち亀』見たことないんですが)
あの『俺もないけど心配するな』という無責任で強引な安請け合いぶり、能天気な楽天性が、非常にローイっぽいです(^_^;)
他にも、『植|木|等とクレ●ジー・キャッツ』の歌の世界は全体的にローイに相応しいんじゃないかと……。


■ このキャラの血液型何だと思いますか?

B型。間違いなくB型。B型の人、ゴメンナサイ。


■ このキャラの出てくる作品の中で、 「こいつとならくっついても許す!」ってキャラは居ますか?

里菜以外なら別に誰でもいいけど、この、頭も尻も軽いバカ男をちゃんと飼育管理しておける偉大な女性は、ヴィーレくらいじゃないかと……。


■ このキャラに言われてみたいセリフはありますか?

何か困っていたり落ち込んでいたりする時に
「ああ、大丈夫、大丈夫、たいしたことじゃないよ、気にすんな。なあに、なんとかなるさ。いや、なんだったら俺がなんとかしてやるよ。よしっ、俺にど〜んと任せとけ!」

アルファードに『俺が何とかしてやるから任せろ』と言われたら、絶対本当になんとかしてくれるので、つい本当に頼りきってしまって自分がダメになってしまうだろうけど、ローイの場合、すべて無責任な口からでまかせの安請け合いで、全く何一つ、一切アテにならないのは分かりきってるので、うっかり本気にしてはいけません。

でも、口から出まかせの根拠のない安請け合いであっても、その口先三寸には全く悪意はなく、すべてはなんの打算も下心もない純粋な善意・好意から出ているのです。目の前に困っている人、悩んでいる人がいるのを見ると、とりあえず元気付けずにはいられなくて、ついつい、根拠のない大口を叩いてしまうのです。

その善意は世界中のほとんどすべての人に分け隔てなく振りまかれる(特に女性には老幼美醜に関係なく一層手厚く分配される)ものだというのも分かってるけど、そこがまた気楽でいいんではないかと……。

そんなわけで、アテにならないからこそ、「こんな状況でも、それでもこうして慰め、力づけてくれようとする友達はいる。だから、もう少し、自力でがんばってみよう!」という気になれそうです。


■ このキャラと手を繋ぐ、抱きしめられる、キスするの内、どれか一つできるとしたらどれを選びますか?

手を繋ぐ。
青い空、白い雲、ピンクの花が咲き乱れる常春の脳内お花畑を、手を繋いで駆ける……。
うふふ、あはは……と駆け回るうち、いつのまにかステップも軽やかに歌って踊って、そのうち手品やコントもやりたくなっちゃうかも。




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