イルファーラン物語☆創作裏話

第14回 『イルファーラン物語のイメージ曲』の巻
(第五章第4場読了後推奨)

 第五章第四場でローイが歌う、こっ恥ずかしい歌。いや〜、恥ずかしいですね! 『ローイが作った歌』ということになってる作中歌だからこそ、こうして表に出せるんであって、『私の作った詩』としてだったら、とてもじゃないけど公開出来ません(^_^;)

 実は、この歌には、私の頭の中では、ちゃんと曲がついてます。私が作曲したわけじゃなく、有名な『恋はみず○ろ』という曲です。
 どんな曲か知ってる方は、試しに頭の中で(部屋に誰もいなければ声に出してくださっても構いませんが(笑))、メロディに歌詞を載せて歌ってみてください。ちゃんと合うはずです。行を下げて書いてある部分が、長調の第二旋律です。

 なんで『恋はみずい○』かというと、執筆当時、私が住んでいた町の朝の広報無線の音楽がこの曲だったせいです。
 それまで、何年間も毎朝毎朝この曲を強制的に聞かされているうちに、いつのまにか頭の中でところどころに勝手に歌詞がついてしまっていたのです。
 その時に浮かんでいたのは、『空の下で』『風の中で』『風が歌う』『遠いふるさとの』など、本当に断片的な、幾つかのとりとめのないフレーズだけだったのですが、その断片的なフレーズを元に、ストーリーに合った内容の作中歌をでっち上げてみたのでした。

 『恋は○ずいろ』という曲は、ポール・モーリアのインストゥルメンタルで有名ですが、もともと、フランス語の歌詞のある歌だったらしいです。その後も、いろんな人がカバーしてて、日本語の歌詞もあるようです。
 が、私は、もとの歌詞も日本語の歌詞も全く知らないので、ローイの歌と元の歌詞は全く関係ありません。(ちなみに大元のフランス語の歌の詞は、なんだか憂鬱(=ブルー)な内容らしいです)

 というわけで、ローイの歌は、頭の中で『恋はみ○いろ』の節をつけてくださいませ。
 私の頭の中では、この曲が、なんとなく、『イルファーラン物語』全体のイメージ・ソングみたいになっています。

 実は節がついてるのは、もう一曲あって、第三章の冒頭の『引用』部分で紹介している『酒場の流行り歌』も、あるインストゥルメンタル曲に詞をつけたものなのですが、それは、ものすご〜く古いアニメのBGMで、たぶん、言っても分かる人はほとんどいない(分かるのはよっぽどのオールド・ヲタクだけ)でしょう……。一応、明かしておくと、『宇宙海賊キャプテン・ハー○ック』の挿入曲『まゆのテーマ』です(^^ゞ オカリナの音色が郷愁を誘う名曲でした……。(←これでメロディを思い浮かべられる人、仲間!)


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