イルファーラン物語☆創作裏話

第4回 『実は(仮)(^_^;) 『イルファーラン物語』命名秘話』の巻

 すご〜く久しぶりに、創作裏話の更新です!
 最近、ここの更新が止まっていたのは、掲示板で常連さんと長話をしたり、それどころか相手がはじめましての方でもおかまいなしに一方的に延々と語りまくったり、日記で作品について語ったりしているので、これを書かなくても語り足りてしまっていたためです。
 今回、また掲示板で長話をしかけて、途中で、「そうだ、たまにはこっちも書かなくちゃ」と思い立ちました。掲示板や日記のログは流れてしまいますものね。

 というわけで、今回は、最初は日記で書いて、そののち掲示板でも話題にした、『イルファーラン物語』というタイトルの由来です。(途中までは日記の文章に加筆したものです)

『実は(仮)(^_^;)』

 実は、『イルファーラン物語』というタイトルは、もとは『仮題』だったのです。
 最初、書き始めたときに、なかなかいいタイトルが思いつかなくて、書いているうちに何か思いつくだろうと、タイトル無しのまま書き始めたのですが、ぜんぜん思いつく気配がなく、そのうち、全くタイトルがないというのもなんだから、とりあえず仮題でも……ということでつけたのが『イルファーラン物語』。

 仮題というか、最初は、『イルファーラン物語』は副題で、他に内容に即したタイトルを考えるつもりだったんですが。

 『○○(架空地名・人名・アイテム名等)物語』というタイトルそのものは、とっても好きなんです。子供の頃からの憧れなんです。そういうタイトルを見ただけで、何の話かも分からないうちから、とりあえず「おっ……」と目を引かれてしまうくらい。

 でも、それが副題だったりシリーズタイトルだったり、あるいは他に副題があるのならいいけど、副題なしの単独タイトルとしては、ちょっと情報量が少なくて弱いかなと思うんです。

 ほら、『指輪物語』には『旅の仲間』などの各巻書名がありますし、『ナルニア国物語』だって、あれはシリーズタイトルじゃないですか。まあ、市販本の場合は、タイトルに情報量が少なくても、表紙絵や装丁という有力情報があるから、『○○物語』だけでも十分ですが。

 また、『イルファーラン物語』の場合、世界そのものが主役というよりキャラ中心の話だと思ったので、世界・国の名前は副題にしておいて、メインのタイトルは、他につけたかったんです。

 でも、その後、十年近くタイトルを思いつかないままだったので、いつのまにか『(仮)イルファーラン物語』から『(仮)』がとれてしまったのでした(^_^;)

 十年も、そのタイトルでやっていると、愛着がわき、他のタイトルなんて考えられない、これしかない、という気になってきます。
 一応、これからでももし何かいいタイトルが思いついたら、それを副題にするか、またはそれをタイトルにして『イルファーラン物語』を副題にするかしたい気持ちはあるのですが……十年思いつかなかったものは、これからも思いつかないでしょうね(^_^;)

 そういえば、もともとは、『イルファーラン』という国名自体、『(仮)』だったんですよ。
 とりあえず国名を取って『○○物語』という仮題にしようと思ったときに、そのために考えだした国名なんです。
 その時までは、まだ、あの国・あの世界には、名前がなかったんですね。
 名前は必要だとは思ったのですが、そのうち何かとっても素晴らしい、美しくて神秘的で壮大な名前をつけようと思っていて、時間をかければ自分はそういう名前を思いつけるだろうと思っていたので、とりあえず名無しのまま書いていたんです。

 でも、まだ思いつかないから、とりあえず正式な名前を思いつくまでの仮の名前をつけてしまえと思ってつけたのが、『イルファーラン』。

 だから、実は、すごくいいかげんなつけ方をしています。ちょっと、明かすのが恥ずかしいくらい安直です(^^ゞ
 明かすのは恥ずかしいくらい安直だから、明かされなくても見当がついてる人も多いと思いますが。


 『イル』というのは、あの世界の地名の頭に良くつく音で、『場所』とか『土地』とか『国』とかをあらわす接頭語です。(……ということに、してあります(^_^;)
 私があの国の地名をいろいろ考えたとき、国名より先に先に『イルベッザ』とか『イルシエル山脈』という地名が決まっていたので、「ああ、そうか、この国では地名にはよく『イル』がつくんだな。きっと、場所をあらわす接頭語なんだろうな」と思って、国名にもそれをつけることにしてみたのです。

 たしか、イルベッザとかイルシエルという地名をつけたときには、同じ国の地名には特定の音が頻出するのが自然だろうと思って、わざと同じ音を使ったのだと思います。その『同じ音』が『イル』だったのは、ただ、なんとなくです。

 ……いや、そうでもないかな。その前に『アルファード』とか『エレオドリーナ』『キャテルニーカ』などの一部の人名が既に決まっていので、「そうか、この国では二〜三音節目くらいにルとかレの音が来る固有名詞が多いのかな」と思って、わざと二文字目に『ル』をつけたのだったかも。

 ちなみに、アルファード、エレオドリーナ、キャテルニーカは、中学生の頃から脳内にストックしてあった名前です。
 アルファードは、掲示板や日記等で何度も話題にしていますが、実在の星の名前です。海蛇座のα星です。この話題は、そのうち、掲示板のログを加筆修正して、裏話に持ってこようと思います。とても昔のログで、もう見る人もいないと思うので。
 エレオドリーナとキャテルニーカには、何の意味もありません。完全に音の響きだけで組み立てた名前です。

 ついでに、作中に出てくる昔話のヒロイン『シルグリーデ姫』の『シル』は、作中に出てくる地名『シルドーリン』の『シル』と同じで、『神聖』を意味する接頭語です(……ということになっています)。ちょっと恐れ多いので、一般庶民はあまり名前に使いません(……ということになっています)。お姫様なので、そういう、一般庶民には恐れ多くて手が出ない、やんごとない名前なのです。
 日本語で言えば聖子姫とか?(^_^;)

 『ファーラン』は英語の『far』+『land』から。つまり、『遠い国』です。
 ……ただそれだけ(^_^;) なんてテキトー(^_^;)

 だって、そのときは、それを本当の名前にする気は無かったから……。
 きっと自分にはそのうちもっと美しい、素敵な名前が思いつけると信じていたから……。

 でも、私には、自分で思っていたほど才能が無かったのですね(^_^;)
 結局、『もっと美しい素敵な名前』なんか一つも思いつかないまま、『イルファーラン』が本名に。

 とはいえ、イルファーランという響きは、安直に決めた割りに、かなり気に入っています。音の響きが明るく伸びやかで、発音も容易なので、親しみやすく覚えやすい気がするのです。
 その後、結局他の名前を思いつかなかったのは、自分自身が『イルファーラン』という名を意外と気に入ってしまったせいもあると思います。

 そういえば、以前、感想を下さった方で、『イルファーラン物語』を『イルファーラン物語』と間違った方がいましたが(あ、もしここをご覧になってたら、気にしないでくださいね〜、自慢じゃないけど私もしょっちゅうその手の勘違いをやらかします(^^ゞ)、それ、実はあながち間違いじゃないのです。

 そんなわけで、もし『イルファーラン』をアルファベットで書くとしたら、つづりは『ILFARLAN』です。
 ……といっても、あの世界では英語のアルファベットは使っていないので、それは便宜上のもので、本当は、あちらの世界の文字の、『ミミズののたくったような文字』で書いてあるのが正式な名前のはずなのですが、私には書けません……(^_^;)

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