第2回イルファーラン・キャラ人気投票結果発表
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第2章終了記念・『イルファーラン物語』キャラ人気投票の結果です。
投票期間は2003年12月19日〜2004年1月31日の、約一ヶ月強。
総投票数は54票なりました!
投票してくださった皆様、本当に本当に、ありがとうございましたm(__)m

 <投票結果> 
1位  魔王
2位  ローイ

3位  里菜 
4位  キャテルニーカ
5位  アルファード
5位  ミュシカ

合計
16票
13票
12
7票
3票

3票

54票


<経過解説>

 今回も、総投票数の差という大きな差(前回は203票なのに今回は54票(^^ゞ)を除けば、妙に前回と似た経過を辿りました……。

 どこが似てるって、前半は主人公の里菜と今回のお相手役(?)ローイの二人組みがペアで首位独走という順当な経過だったのに、締め切り近くなってから、突如魔王が浮上して、あれよあれよという間に一位になってしまったというところ!
 そういえば前回も、里菜とアルファードが一位・二位というまず順当な結果でスタートして、途中から、なぜかいきなり魔王が大浮上してきて、最後にはこれも途中から追い上げてきたミュシカの一騎打ちというかなり意外な状況になったのでした。
 今回、ミュシカはほとんど登場しないので浮上してきませんでしたが、魔王の浮上の仕方は、前回にそっくりです。魔王、ラストスパートに強いらしいですね。駆け引き上手の頭脳派ランナーみたいです!

 里菜は、今回も最初から暖かい応援を頂いて安定して票を伸ばしていましたが、最後の最後で魔王に逆転されました。ついでにローイにも最後にぎりぎりで逆転されました。でも、これは、里菜が嫌われたのではなく、ローイの評判が上がったのですよね。

 ローイは、今回、作中では不遇でしたが、同情票のおかげか、人気投票では報われました。よかったね、ローイ(しみじみ……)。

 ニーカは、他の人たちの競り合いなんかわれ関せずという感じで、ぽつりぽつりとそこそこの票を頂きました。このマイペースな得票ぶり、なんかすごくニーカらしいです。

 そして、哀れなのはアルファード……(^_^;)
 今回、彼の順位が落ちるのはある意味予定通りで、予想の範囲内ではあったのですが、それにしても3票は情けない!
 まあ、自業自得というものでしょう(^_^;) 次章以降で名誉挽回なるか! ……ここまで落ちたら、もう回復不可能かも?(^_^;)
 次章でも、彼の評判はますます落ちる予定……だけど、もう、これ以上落ちようがないですね(^_^;)
 せめて、たった三人応援してくださってるこの方たちに、次章も見放されなければいいのですが。
 長い目で見守っていてくだされば、彼もいつかはいいとこ見せますから!(……たぶん)

 今回ほとんど出番がなかったのに3票を獲得したミュシカは、さすが前回一位。面目を保ちました!



 <いただいたコメント> 

魔王
・大人の魅力・・・
・素敵です。そっけないリーナが憎くなるくらい (笑)
・魔王大活躍の第四章が待ち遠しい!!!
ローイ
・がんばれ純情青年!(^_^)
・第一印象から決めてました(笑)!!
・いい人ほど損をするのよね〜。
・絶対リーナとくっついて欲しい
・センスの悪さは自分に通じる所がある。
里菜
・がんばれっす。
・新天地でがんばってv
・わかりやすくて可愛くて、好感がもてる
・もうちょっと、活躍させてください・・・。
キャテルニーカ
・かわゆいです!
・やっぱり、とんがりお耳がかわいいですよ〜
・やはり彼女だよ……
アルファード
・欠点だらけなんで。


<コメント御礼>
 投票だけでなくコメントまで書いてくださった皆様、ありがとうございます!!
 前回、票が入る割りに前半ではコメントがぜんぜん頂けなくて、一時期は「もしやこの票はイタズラか?」と疑いそうになった魔王も、今回はちゃんと最初からコメントを頂きました。

『第四章が待ち遠しい』と書いてくださった方は、第一回結果発表ページのコメントを読んでくださった方ですね? ありがとうございますm(__)m 魔王活躍の本番はまだかなり先ですが、それまでもちょこちょこと顔は出しますので、気長にお待ちくださると嬉しいです。
『大人の魅力……』は、そうです、魔王は数千歳ですから、大人といえばこれ以上ないほど大人ですよね!
『そっけないリーナが憎くなるくらい』というのも、そういえば、そうですね。だって、よく考えてみたら、魔王、今のところまだ何も悪いことしてないですものね。親切にいろいろ情報を提供してくれたり忠告してくれたりしてるだけで、一度里菜を攫いかけたときも、嫌だといったら止めたし。よく考えてみたら、実はいい人じゃないですか〜!
それなのに、リーナは、ただ自分が『嫌いだから』というだけの我がままで感情的な理由で、一途な魔王にあんなに冷たくするなんて、女の子って残酷!

 ローイは、前回も順位に比してコメントが多かったのですが、今回もコメント数一位です。
『がんばれ純情青年』『いい人ほど損をする』『絶対リーナとくっついて欲しい』というのは、今回の里菜との一件で応援していただけたのでしょう。
『第一印象から決めてました』というあなた! とても変った趣味ですね。ありがとうございます!
『センスの悪さは自分に通じる所がある』と書いてくださった方、私はこの方のファッションにとても興味があります!

 里菜は、主人公としてとっても普通に応援していただいているようで、嬉しいです。
『もうちょっと活躍させて』というご意見もありましたが……(^_^;) う〜ん、そういえば、あまり活躍しない主人公ですね(^_^;) はっきりいって、自分では何もしてないような……。
里菜がそれなりに活躍するのは第四章後半になってやっと……かな? 活躍の時まで、先は長いです。こんなに何もしない主人公って、あり……?(^_^;)

 ニーカに『とんがりお耳がかわいい』とのコメントを寄せてくださった方は、ニーカの耳の形を決めるアンケートで尖り耳に投票してくださった方のお一人でしょうか? 思いつきのアンケートで尖り耳を採用してよかったです! 私も、もう尖り耳じゃないニーカなんて考えられなくなっています。何で私は最初から尖り耳を思いついていなかったんでしょうか。

 そして、アルファード……(^_^;)
 唯一頂いたコメントが、『欠点だらけだから』。しっかりしろ、アルファード!(^_^;)
 でも、素敵なコメントです。そう、アルファードは欠点だらけです。そこを気に入っていただけるということは、何よりもありがたいことだと思います。

 素敵なコメント、ありがとうございました!


 <人気投票記念・キャラ座談会> 

出席者:里菜・アルファード・ローイ・キャテルニーカ


里菜
「これから、第二回人気投票記念座談会を始めます」
ローイ
「あれぇ、また俺たち三人か? まあ、ニーカちゃんもいるけど。結局、俺たち三人は、順位に関係なく毎回召集されるわけね? アルファードなんかほとんど票入ってないんだから、呼んでやることねえんじゃねぇの? で、また、魔王はメッセージだけなのな?」
里菜

「うん、作者さんが、やっぱあたしたち三人は基本の三人組みだって。で、アルファードはいじめられ役として欠かせないんだって。いじめられ役だなんて、ひどいわよね。あたしたち、アルファードをいじめたりしてないよね?」
ローイ
「う〜ん、そうも言えないんじゃねえ? まあ、座談会表舞台はともかく、前回、俺たち、ウラのほうで、けっこうアルファードをいじめたぜ?」
里菜
「ええっ、あたしはいじめてないよ! ローイがいじめたんでしょ! ねえ、アルファード?」
アルファード
「うっ……。いや、まあ、その……」
ローイ
「おい、アルファード、あんた、歌の練習、してきたか?」
アルファード
「い、いや……」
ローイ
「えっ、じゃあ、まさか裸踊りのほうを練習してきたのか?」
アルファード
「するか! 今回、かくし芸は無しだと聞いたぞ! だから出てきたんだ。そうでなきゃ断るつもりだった」
ローイ
「うん、あんた、はっきり言って、来なくてもよかったんだよ。票、入ってねぇもん」
アルファード
「……」
里菜
「まあ、まあ、ローイ、とにかく座談会始めましょうよ。まず、ちゃんと読者様にお礼から。ね? あらあら、ニーカ、おネムなの? ほら、あくびは我慢して! ……というわけで、まずは恒例(?)、魔王からメッセージです。あ、今度のは短いわ。えっと……」


魔王からのメッセージ:私のことを『青薔薇の君』と呼んでくれても構わない


里菜
「……プッ(^_^;)」
ローイ
「うげ……」
アルファード
「……」
ニーカ
「ほぇ〜?」
里菜
「続いて作者からのご挨拶です。えっと……」


作者からのメッセージ:魔王に投票してくださった皆様、ありがとうございました。一位のご褒美として、魔王には里菜を……


里菜 ローイ アルファード
「えっ!」
ニーカ
「ふぁ〜?」


作者からのメッセージ、続き: ……あげてしまうわけにはいかないので、代わりに『里菜ちゃん☆ストーカーズ・コレクション ベーシック・アイテム詰め合わせギフト・ボックス』を送っておきます。


里菜

「えーっ! 何、それ! 何が入ってるの? 気になる……」


作者からのメッセージ、続き: 箱の中身は、ヒミツです(^^)


里菜
「うわぁ……やだ……。なんか、今、悪寒が……。ま、まあ、気を取り直して、次、行きましょ。二位はローイです! おめでとう、ローイv」
ローイ
イェ−イ! サンキュー、ベイベー!! 俺はやったぜぇ! ……とか、言いたいところだけど、なんかちょっとイマいち複雑な気分だよなぁ……。とくにあんたにおめでとうって言われるとさ……」
里菜
「えっ、あたしを抜いちゃったからとか、そういうこと? あたし、気にしてないよ? 遠慮なく盛り上がって」
ローイ
「いや、そういうことじゃなくてさぁ。まあ、いいや。みんな、ありがとうよ! 恒例の熱〜い投げキスを受け取ってくれ〜!!」
里菜
「うん、そのほうがローイらしいわ! やっぱローイはこうじゃなくっちゃ」
ローイ
「そう? リーナちゃん、あんたも俺の投げキス、いる?」
里菜
「えっ……。ゴメン、いらない……(^_^;)」
ローイ
「あっ、そ……。傷つくなぁ」
里菜
「え〜っ!」
ローイ
「あはは、ウソだよ、ウソ。冗談だよ。そんなあわてた顔すんなよ。あんたって、ほんと、からかうと面白いなあ。さあ、次、あんたの番だぜ」
里菜
「みなさん、応援してくれてありがとうv あたし、がんばります!」
ローイ
「おっ、前回より挨拶が進歩したじゃん。ちっとは人見知りが直ってきてんのかな?」
里菜
「うん、ローイのおかげかも」
ローイ
「そうかそうか、よかったな。で、次はニーカちゃんね」
ニーカ
「ふぇ〜?」
里菜
「ほら、ニーカってば、ちゃんと起きて、皆さんにお礼を言って」
ニーカ
「ん……。ありがとーv(ニッコリ)」
ローイ
「……こいつ、何でお礼言ってんのか分かってんのかね? まあ、いいや。分かってんだか分かってないんだか分からねえけど、笑顔だけは極上だ」
里菜
「美少女って得よねぇ」
ローイ
「あんただっていいセンいってるぜ」
里菜
「えっ、ほんと?」
ローイ
「ほんと、ほんと。その黒髪といい黒い瞳といい、この辺にはちょっといないタイプの、清楚でエキゾチックな……」
アルファード
「コホン……」
ローイ
「お、アルファード……。やべ……。ぜんぜんしゃべらねえから、いるのを忘れてた……(汗)」
里菜
「……そ、そうそう、次、アルファードの番なのよ。ね! さあ、お礼、どうぞ」
アルファード
「ああ、その……、こんな俺を見放さずにいてくれた人がいるとは、ありがたくて、言うべき言葉も見つからない。俺はこの通り至らぬ所の多い男だが、少なくとも自分でそれに気づいているという点でだけは、多少はマシであるつもりだ。いつかは、もう少しマシな人間になれるよう、これからも努力していくつもりなので、見ていてほしい」
里菜
「アルファード、真面目ねえ……。偉いなあ〜」
アルファード
「いや、俺は全く偉くなどない。俺は本当に至らない人間だ」
ローイ
「そうだよなあ、唯一のコメントが『欠点だらけだから』だもんなぁ。みんな、ちゃんと見るとこ見てるよ」
里菜
「ローイってば! そういう、人の傷口に塩をすり込むようなことを……」
アルファード
「いや、リーナ、いいんだ。俺は今回の結果を真摯に受け止めたいと思う。事実、俺は欠点だらけの人間だし、全く偉くなどないんだ。そのことは自分でも良く分かっているし、そうでないように見せかけようとしているつもりはないのに、なぜ村では皆に人格者であるように思い込まれてしまっていたのか、さっぱり分からない。俺は別にそういう風に見えるようにしようと思って行動したことなど、一度もないのだが。いつも、自分がしたいように、自分がすべきだと思うとおりに行動していただけなのに。
 俺は、本当はぜんぜんそんな人間ではないのに、なぜか人格者だと勘違いされてしまうらしいので、これまでずっと、なんだか皆を裏切っているようで申し訳ないような気がしていた。本当は皆が思い描いているような自分でないことを、心苦しく、すまなく思っていたし、また、そんな風にすまなく思わなければならないことが、実は負担でもあった。
 だから、今回、本当は欠点だらけである俺を知ってくれている人がいることに、かえって安心したような気がする。俺も真っ当な人間になれるよう、努力することが許されたような気がする」
里菜
「うう〜ん、やっぱり偉いよ〜、アルファード。感動……(両手をぐーにして目を潤ませている)」
ローイ
「そう思ってんのは、あんただけだよ、リーナちゃん。あんた、アルファードを見るとき、目が曇ってるから。恋は盲目ってヤツ? ちくしょー、やってらんねえよ」
里菜
「目が曇ってなんか、ないよ。あたしだって、アルファードにいっぱい欠点があるのは分かってるもん」
ローイ
「えっ、そうなの?」
里菜
「うん、だって、分かるよ。一緒に住んでれば。アルファードって、けっこう難しい人だよね。欠点も、いっぱいあるよ? そういうの、分かってて、でも偉いなあって思うのよ」
アルファード
「そ、そうか、君も俺が欠点だらけだと思ってたのか……(←ちょっと落ち込んだらしい)」
ローイ
「あははぁ、リーナちゃん、こいつ、落ち込んでるぜ? あのさあ、こいつ、他の人に欠点があると思われるのは別にいいのよ。でも、あんたにそれに気づかれてたって言うのは、ちょっとショックらしいぜ?」
里菜
「えっ、なんで? だって、あたし、そういうとこも含めて、アルファードって偉いと思ってるのよ。欠点があってもいつも真面目にがんばってるアルファードが偉いって」
ローイ
「だからさあ、こいつは、あんたにだけは根っから完全無欠の男と思われて、心の底から尊敬していて欲しかったのよ。がんばってて偉いね〜いい子いい子、なんて言われたくないんだよ。がんばってなくてももともと強くて立派で偉いんだと思われていたいんだよ。実はがんばってる自分を、あんたにだけは知られたくないの。男のプライドってヤツよ。わかんない? 男には男の見栄ってもんがあるんだよ」
里菜
「え〜、分かんないよ〜。そんなの、男とか女とか関係なくない?」
アルファード
「ローイ。余計なことを言うな。リーナ、ローイの勝手な講釈なんか、聞くんじゃない。断じてそんなんじゃないぞ!」
里菜
「……あのね、アルファード。ここでだから言うけど、あなたが、自分が実は人格者じゃないことを申し訳ないなんて思う必要は、ないんじゃないかしら。人間なんだから欠点があるのは当たり前だし、アルファードがそのまんまのアルファードであることを、誰かにすまなく思う必要なんて、ないと思うのよ。アルファードはただ普通にアルファードでいればいいの。
 自分では気が付いていないかもしれないけど、アルファードって、実は、ついつい他人の期待に応えようとしちゃう人なんじゃない? で、期待通りでないと自分が悪いと思っちゃう。何でも自分で勝手に罪をかぶっちゃう。
 でも、そんなふうにすまながることなんか、ないのよ。だって、アルファードがアルファードのままでいて、何が悪いの? 他人は他人じゃない」
ローイ
「おお、何か良く分からんが、いいこと言うなあ!」
アルファード
「いや、俺は別に他人を気にしているつもりはないんだが……」
里菜
「あのね、人目を気にしてるとか人に調子を合せてるっていうのとは違うの。ただ、アルファードは責任感が強すぎるのよ。村の人がアルファードのことを勝手に人格者だと勘違いしちゃうのは別にアルファードの責任じゃないでしょ? 他人の頭の中のアルファード像にまでアルファードが責任持つことないでしょ? そういうことよ。
 みんなの想像が本当のアルファードと違うとしても、それはぜんぜんアルファードの落ち度じゃないの。アルファードはわざとみんなを騙してるわけじゃないんだから。だって、ほんとに、アルファード、ぜんぜん人に良く思われようとしてないもん。アルファードにはアルファードの行動の基準があって、ただ、いつもその通りにしてるだけだもん。
 それに、あたしは、アルファードを、ほんとに立派な人だと思うわ。欠点がないわけじゃないけど、全体として、滅多にいないほど立派な人で、別に村のみんなの期待を裏切ってなんかいないと思うけど? アルファードがみんなの目に立派な人に見えるのは、アルファードが本当に偽善抜きで立派だからよ!」
アルファード
「……リーナ。俺は君に慰められているのか……?(←なぜか、なおさら落ち込んでいるらしい)」
ローイ
「ほらほら、リーナちゃん、こいつは、諭したり慰めたりしちゃダメだぜ。さっき、言ったろ? こいつにはこいつなりのプライドってもんがあるんだって。こいつはさ、あんたには、諭されたり慰められたりしたいんじゃなくて、何でも出来ると思われて、ただ頼られていたいのよ。弱みを知られたくないの。ヘンだろ〜? 幼稚だろ〜? ほら、頭が古いからさぁ」
アルファード
「……ローイ、勝手な想像でいちいち余計な解説をするんじゃない」
ローイ
「へい、へい。ところで、リーナちゃん、一緒に暮らして気がついたアルファードの欠点って、どういうとこ?」
里菜
「え? えっとね、けっこう依怙地だし、時々ヘンなことで急に怒るし、あと、細かいことにうるさいのよね。神経質っていうのとは違うんだけど、なんか、いろんなことに自分だけのコダワリがあって、頑固で偏屈で完全主義者なの。で、自分が何でも上手く出来るから、自分よりヘタな人に何かやらせるのが嫌みたいなのね。何でも自分でやるのは偉いけど、たまには少し人に任せることも出来た方がいいと思うわ。一言で言うと、姑にしたくないタイプ?」
ローイ
「あーはっはぁ、姑かぁ? 確かに嫌だよなぁ、こんなデカイ姑!(大笑い)」
アルファード
「……俺はそんなに君に口煩くしただろうか……(←ず〜んと落ち込んでいる)」
里菜

「あ、ごめん! ごめん! そんなことないわ! アルファードは優しいわよ! とにかく、口は出すけど手は出さない人よりは、何でも自分でやってくれる人の方がうんといいわ! それに、あたし、そんなアルファードが、やっぱり好きよ! きゃーっ、また言っちゃった、言っちゃった! ねえ、ニーカ、どうしよう!(居眠りしていたニーカをがくがく揺さぶる)」
ニーカ
「ほぇ……?(←寝ぼけまなこ)」
ローイ
「ほらほら、リーナちゃん、落ち着けよ。あんたさ、そういうこと、ここでじゃなくて、本編で言ってやれよ、な?」
里菜
「えー、ここでだから言えるんじゃない。それに、本編でも言ったけど、無視されちゃったもん……」
ローイ
「ひでぇ。なんだよ、それ。アルファード、それ、ほんとかよ? なあ、リーナちゃん、そんなヤツ、もうやめなよ。やっぱり俺にしとけよ、なぁ? ちょっと、二人で別室に行かねぇ?」
アルファード
「……おい、ちょっと待て。ローイ、どういうつもりだ」
ローイ
「なんだよ、文句あっか? 俺はリーナちゃんに話があんだよ! ただ話をしたいだけで、別に妙なことをする気はねえから、あんたは黙ってすっこんでろよ!(←開き直ったらしい)」
アルファード
「…………(無言で立ち上がり、ローイにずいと詰め寄る)」
ローイ
「おっ、なんだ、やるかぁ?(椅子を蹴って立ち上がる)」
里菜
「あ、あの、ローイ? アルファード? ほら、座談会の途中なのよ。二人とも、席を立っちゃダメ! もうお開きにしよ? ね? ね?」
アルファード
「…………リーナ! 君も君だ! ローイにほいほいついていったりするんじゃないぞ!」
里菜
「え、え、あたし、何もしてないよ〜(T-T) 今だって、ついてくなんて言ってないのに!」
ニーカ (←騒ぎで目が覚めてきょろきょろしているうちに事態を把握したらしい)
「はい、みんな、喧嘩はやめてね。さあ、もう帰ろ。それでは、みなさん、さようなら」
里菜
「……なんか知らないけど、ニーカに締められちゃった。これで座談会終わります(ぺこり)」

……(終)……


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