小夏鮎様(@VOICES〜エアリーノート〜)作 『イルファーラン物語』イメージ・ソング



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【つなぐべきただひとつの手】

時の旅をくりかえし 私たちまた逢えたの
違う名前 違う姿 それでも間違えやしない

つなぐべき手をもたず 生きたあの日までの時間
私ずっとさまよってた 虚しさの中を

乾き果てた胸で 声にならぬ声で 
あなたの心 あなたの魂 呼び続けた

ほかの人が言うには とてつもなく変な人
だけど私 あなたじゃなきゃ どんな人でもダメなのよ

ひとけのない山奥に建っている古い家
風が吹けば壊れそうな これが私たちのすみか

甘い言葉ひとつなく 暮らしぶりも地味なものよ
だけど私 しあわせなの あなたさえいれば

孤独の谷間をさまようひとたちよ
あなたもいつか 道を示す誰かに逢える

思いがけぬ出会いでも 決してそれは偶然じゃない
幾億の時を越えて やっと出逢えた相手なの

命終わる時が来て いつかまたさよならしても
悲しまない 次の場所で きっとあなたを見つけるわ
違う名前 違う姿 それでも間違えやしない

はるかなる時の中 誰もがみな旅をするの
つなぐべき ただひとつの手に たどりつくために


(作詞・作曲・編曲・歌:小夏鮎様)




主に後日譚シリーズ『里菜と竜兄ちゃん』時点での状況を歌っていますが、
背景にファンタジー作品『イルファーラン物語』があってこその歌詞の世界。
可愛らしい中にも芯の強さを感じさせる、ピュアで可憐なラブ・ソングです。
愛らしい旋律に乗せて歌い上げられる素朴で清らかな愛の世界に、心が洗われます。

鮎さんの澄んだ歌声を聴きながら、ふと、
孤独や哀しみを知りつつもなおピュアであり続けられることはとても強いことなんじゃないかと思いました。
『生きることの美しさを見失いそうな人への応援を込めた歌にしたい』という鮎さんのお言葉通り、
生きていることの美しさ、愛することの強さ、小さな幸せを素直に慈しむことができる心の尊さを、
あらためて思い出させてもらった気がします。
歌詞だけ読んでも素敵だけれど、そこに旋律と歌声の表現力が加わった時、もっと伝わるものがある!
聴くと優しい気持ちになれる、素直な心を取り戻せそうな気がする――そんな、感動の名曲です!


★歌詞・曲の著作権は小夏鮎様にあります。無断転載はご遠慮ください★


宝物殿 目録
『イルファーラン物語』
後日譚シリーズ『里菜と竜兄ちゃん』
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