有沢ケイ様(少女的遊戯)画 『イルファーラン物語』より、第一章第九場、夜の川辺




元絵。
第一章第九場、夜の川辺のシーンです。
朧げな薄い色あいなのに闇の濃さを感じる、深みのある寒色が幻想的!
ふらふらっと絵の中に吸い込まれて、川を渡ってしまいたくなりそうです。
幅は狭いのに底の知れない、流れの危うさを感じさせる川、流れる水の深さ、昏さ……。
確かに、この水に足を踏み入れたら生きては帰れなさそうな、そんな川です。
そして、闇に解けてしまいそうな里菜の後姿の頼りなさ、腕やうなじの細さが不安を誘います。
じっと見ていると何か胸に迫ってくるものがある、不思議なイラストです。


オンライン小説支援サイトGirlish Frolic様ランダムトップ企画用画像



そして、なんとこちらも、ランダムトップ用に加工したものまで贈って下さいました!
やっぱりロゴとその周囲の装飾がカッコいい!
波紋のような装飾が、ますます幻想的な雰囲気を引き立てています。
添えてくださったアオリ文は、作中の文章ではなく、有沢さんの作。
この場面の魔王のセリフだけでなく、第四章でのセリフなどを総合して
魔王の想いを御自分の言葉で表現してくださいました。
ネタバレ気味だからと、あえて、あまり文字を目立たせなかったとのことですが、
私が書いた魔王のセリフよりカッコいい……(^_^;)

水に浮ぶ里菜も素敵だったけど、こちらのイラストの謎めいた吸引力に心惹かれて、
まずはこちらをランダムトップに登録させていただきました。


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『イルファーラン物語』
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