アカガネヒロ様(A-METALteleway)画 『イルファーラン物語』より、魔王

格調高い民族衣装風の装いの、優雅な魔王。
アカガネヒロさんが共同運営お絵かき掲示板の『オンライン小説キャラクタまつり』に投稿してくださいました\(^o^)/
『人知れず咲く幽谷の百合』をイメージした、とのことです。
襟や袖口の繊細な装飾とちょっとクセのある髪、指輪があいまって、おめかし感が漂って、
悩ましく、あでやか。
そして、愁いに沈む優艶な面差し。
ちょっと拗ねたような表情に、寂しがりやの少年の面影が……。

そう、魔王は、あまりに長い孤独と苦悩に頭のネジが何本かねじ切れちゃったけど、
もとはといえば、母を失ったことに耐え切れず、
失われた母を恋うあまりに余人には理解されぬ夢を追い続けた
孤独で繊細で純粋な永遠の少年でもあったわけで……。
ただ、その夢が、ちょっと歪んで壊れていただけで……(笑)。
きっと、心優しいヒロさんの目には、悪役・魔王の中の、その孤独な少年の魂が見えていたのですね。
こんな魔王の姿を見たら、
里菜も思わず駆け寄って手を取ってあげたくなったに違いないのに!

このイラストを見て、改めて思いました。
魔王は、里菜の口説き方を間違えましたね!
理詰めで迫らず母性本能に訴えていれば、もしかしてゴニョゴニョ……(笑)。


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『イルファーラン物語』
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