いただきものイラスト



ひさち様(@叙情性レプリカント・閉鎖済み)画 旅立ちと早春をイメージした里菜

『イルファーラン物語』第二章での旅立ちと、早春をイメージした里菜。
お話の中で実際に里菜が旅立つのは冬なのですが、

これは早春のトップページに使えるように描いていただいたイラストなので、
絵の中では早春なのです。
淡い色調と、風と光と空間の広がりを感じさせる雄大で繊細な背景が素敵!
上着をかき寄せる里菜の仕草も、
早春の風の冷たさと、旅立つ決意と不安を共に感じさせます。
まさに、早春。まさに旅立ち。
イラストの中に、早春の冷たい風と薄青い光が溢れています。
日本では『光の春』と言われるこの季節は、イルファーランの古い暦では、
『青の光月(あおのひかりづき)』と呼ばれています(……ということになっています(^^ゞ)。
そんな早春の季節感と、旅立つ里菜の希望と心細さが相半ばする心情がぴったり重ね合わさって、
もう、旅立ちのシーンはこれ以外に考えられないというくらいで、
出来るなら小説の方を書き変えて季節をあわせてしまいたいほど!(←無理だけど)
風の中に立つ、やさしい色合いの里菜は、
儚げで心細げな中に、決然と歩みだそうとする強さを秘めていそう。
容姿や表情を細かく描きこむことでではなく、
色使いや全体の構成によってキャラの内面までを大掴みに描き出してしまう
ひさちさんの感性には驚嘆するほかありません

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