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      せいがんじ    ごふさん
京都・誓願寺での御賦算(平成18年10月29日)



 
 六時礼讃法要(大導師・遊行74代真円上人)     京極通りでの御賦算


 京都、新京極にある浄土宗西山深草派総本山・誓願寺は、1300余年の歴史をもち、古くから庶民の寺、女人往生の寺として参詣も多いお寺です。平安時代に情熱の歌人といわれた和泉式部が、娘に先立たれた悲しみのあまり、各地を遍歴ののち、誓願寺で念仏を称え、極楽往生されました。
 世阿弥の作と伝えられている謡曲『誓願寺』は、和泉式部が、誓願寺を訪れた時宗の開祖、一遍上人に「南無阿弥陀仏」の名号額をお願いし、喜びのあまり、歌舞の菩薩となって現れ、お念仏の功徳を説き、奏した曲です。
 一遍上人は西山上人の法孫にあたり、和泉式部の亡霊が名号の額を懇願したというのは、仏の誓願と南無阿弥陀仏は同じであるという意味からでしょう。
 2006年10月29日、時宗青年会全国大会が誓願寺で行われ、『誓願寺縁起絵』(重要文化財)一遍上人と和泉式部の出会いの場面から悠久の時を越えて、当地では713年ぶりに時宗法要、続いて遊行74代真円上人による念仏札の御賦算(ふさん)が行われました。大勢の人々が御賦算に列をなし、御親教は大成功に終わりました。



大会概要

  平成18年10月29日(日)
    時宗青年会全国大会
      声明と賦算(しょうみょう と ふさん) 
        〜悠久の時を越えて〜


   場 所
       京都 新京極 浄土宗西山深草派総本山 誓願寺

   内 容
       誓願寺大殿において六時礼讃の修行
       西山浄土宗深草派と時宗の関係に関する講話
       誓願寺山門にて京極通りを道行く人への御賦算

   時 間
       午後2時 講話  講師 浄土宗西山深草派宗務総長 畔柳 正顕 師
       午後3時 誓願寺本堂において時宗法要(日没礼讃・合喚げい儀)
       午後4時〜御賦算(念仏おふだ配り)

   後 援
       浄土宗西山深草派総本山 誓願寺
       時宗総本山 遊行寺
       時宗法式声明研究所




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