なでしこジャパンを予想してみる その1
さきが見えないという。
が、さきが見えたためしは、いままでに、いちどでもあったのだろうか。
ひとは未来なぞ予測できない。
歴史は、その証明にほかならなかったのではないのか。
いままでになかったことは、これからもない。
そのことを忘れている。
天気予報士という。
そういうひとがふえて、天気予報の確かさはあがったのだろうか。
天気予報士という国家試験を管理する省庁の仕事がふえただけで、天気なぞ、ちっとも予報できていないじゃないか。
天気予報士ならぬ天気予想士というのならばわかる。
なでしこジャパンがワールドカップドイツ大会を制した。
わたくしの予想は予選敗退。
なでしこジャパンの諸君には、わびなくてはならない。
予選リーグは注目してはいなかった。
どうせ負けるのだ。
澤穂希選手はこのチームならメダルは取れるはずだ、などとのたまう。
とれるはずないじゃぁねぇか。
シュートどころか、トラップは下手。
大会前のアメリカ遠征では2連敗。
負けっぷりもいっしょ。
アメリカチームの選手諸君がリフティングがへたくそで、ニッポンチームはアメリカチームよりも、リフティングがうまい。
だからテクニックはある。
などと、キャプテンはテクニックについて誤解する。
テクニックというのは、条件、状況がきびしくなったときの基本動作がどうかを問うものである。
雨や雪という外的条件下でボールを精確に扱えるかどうか。
疲労という内的変化にも、対応しているか。
相手が距離を縮めてきたときに、ミスなく扱えるか。
それでもなおゴールを見ているか。
リフティングが何回できるか、ヘディングが何回できるのか。
それは曲芸という。
それをわかっていない。
そんなチームが勝てるはずがない。