真理に媚びず 虚偽を蔑まず 知識に諂わず 無知を侮らず


  南アフリカワールドカップ最終予選で見えたもの

 2009年6/6 ウズベキスタン0-1全日本 (タシュケント)
 2009年6/10 全日本1-1カタール (横浜国際競技場)
 
 ウズベキスタン戦のつたなさは、コンディション調整の失敗だと考えた。
 が、横浜でのカタール戦をみていると、ウズベキスタン戦とおなじミスをくりかえす。
 コンディション調整の失敗ではないことがわかる。
 なにが原因なのだろう。
 
 パス、トラップという根本の技術不足。
 これにつきる。
 全日本で、この程度なのか。
 
 パスの名手をそろえたつもりなのだろうけれど、そのパスがつながらない。
 
 これは、
 パスのスピードの強弱、
 パスの長さ、
 トラップ。

 全日本の選手たちは、ある一定の範囲内しか、うまくできない。
 一定の範囲を超える、または下まわる。
 その途端、ミスを連発する。
 井戸のなかの蛙ではないにせよ、ちっちゃな池の蛙でしかない。
 
 ニッポン選手の多くは、一定の距離、範囲内のパス、スピードでなければ、受渡しがままならないのである。
 
 長距離の移動、連戦。
 疲労は相当なものだろう。
 だからといって、基本動作にブレが生じるのは、そのプレーが身についていない証拠、といわざるをえない。
 疲れているとき、雨や雪、など悪条件のときこそ、集中できなければならない。
 それがまったくできていない。
 
 たたかう意思。
 システム。
 戦術。
 たしかに重要である。
 が、基本動作の確かさがあってこそ、問われるべきものである。
 
 基本動作とはなにで。
 それをどのように修練するか。
 それが未だ整理されていない。
 
 ジーコはいう。
 テクニックがあれば、スピードはいらない。
 そうおもう。
 強く、おもう。





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