細野不巡 スタジアムで会いましょう
2007年
敬称略
2007年5月9日
  わたくしには夢がある

 サッポロビールの広告が好きだ。

「ないものは作るしかない。」

 そのとおりじゃぁないか。

 

 わたくしには夢がある。

 寺子屋をつくるという夢がある。

 アイディアがある。

 いままでにない寺子屋をつくるのだ。

 著者自身がたのしめる。

 きみが、あなたが、あなたの子らが楽しめる、スポーツクラブのことだ。

 いま、パートナーを探している。

 

 要件をいおう。

 妻帯者で、こどもはいない。

 スポーツ関係外の専門をもつ。
 ユーモアを理解する。

 体育会の息が一切かかっていない。

 スポーツ音痴でもいい。

 大切なのは、おのれを知ること。

 ただ上手になりたい、その意志。

 

 育成なぞという軍隊用語はつかわないぜ。

 たとえばフットボール。

 おとうさんにも、おかあさんにもボールを蹴ってもらう。

 ボールの正確な蹴りかた、受けかたは伝えようじゃないか。

 フットボールの基本はこれだけであることを知ってもらう。

 上手にできれば褒める。

 相手が照れるくらいがいい、褒めかたは大袈裟でいい。

 褒め上手も条件のひとつ。

 この流れは欠かさない。

 

 もっぱら凸凹のグランドで、補欠のでない人数で、チーム名はタイガース。

 ホワイトシャークス、なんだっていい。

 年長者だからといっていばるようなひとはいらない。

 こどもだからとなめない。

 先生なんて呼び名はつかわない。

 コーチなんて名称はいらないじゃないか。

 若き慶應義塾がそうであったときく。

 知識があれば、みんながコーチになるのだから。

 

 著者がいうのは、ただたのしいクラブのことだ。

 この雰囲気で育った子らが日本中にひろがれば、フットボールはやがて文化になる。

 ニッポンは確実に変る。

 その可能性は高い。

 

 で、いつできるのか。

 著者はいった。

 いま、パートナーをさがしている、と。

 条件をみたすパートナーはまだいない。





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