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林丈統選手のプレースタイルをまねるのもひとつのアイディア、
楽山孝志選手
京都パープルサンガ林丈統選手がJEF千葉にいたころは、サブスティテュートであることが多かった。
イヴィツァ・オシムさんは林丈統選手は90分フルにはたらけないからだ、といった。
レギュラーがけがをしたときをのぞいて、かれの出場は後半にかぎられた。
そこでの林丈統選手は、もっぱらセンターライン近くではっていて、味方にボールがはいるや、林丈統選手のまえにひろがるスペースにロングフィード。
「待ってました。」
とばかりに、かれはカウンターアタックをしかけた。
得点にはいたらない。
けれど敵ディフェンス陣は林丈統選手のスピードにあわてふためいた。
実にスリリングであった。
著者はここでなにをいいたいのか。
いま、JEF千葉にその動きをする選手がいないのはなぜかということである。
林丈統選手がフルには出られなくとも、かならず出場したという事実。
林丈統選手のような動き。
それが、あの時間にはかならず求められている。
そのことにだれも気づかないのか。
「林丈統さんとはプレースタイルが違いますから・・・」
若手の選手諸君はいう。
が、1軍の試合に出られぬスタイルしかもちあわせないのならば、そんなものはさっさと棄てるべきである。
まねといわれようが、そんなのはおかまいなしだ。
1軍の試合に出てこそのプロ。
そこで活躍してはじめて給料はあがる。
似ているということは、違うということをいっているにすぎない。
それよりも、はじめはまねでいい。
そこにどのようなオリジナルを加味するか。
手本たる林丈統選手の足りないところはなにか。
そこが問われるだけじゃないか。
JEF千葉の背番号23は楽山孝志選手。
1軍半でくすぶりつづける。
天性のスピード・テクニックを活かしきれない。
世界的な有名選手のDVDばかりをみているのだろう。
それよりも、JEF在籍時の林丈統選手のポジションどりをビデオで検討してみることこそいまのきみには有効であると確信するのだけれど。
きみの力をきみ自身がわかっていないというか、気がついていないんじゃないかっておもえてしかたがないんだ。(07.23.06)
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