スタジアムで会いましょう

  ドイツワールドカップの予想

ドイツワールドカップの予想は?
と訊かれる。
優勝は?
ニッポンは?
 
優勝はニッポン、
と応える。
すると、質問者は一様に驚く。
なぜ驚くのだろうか。
著者にはわからない。
 
予想になんの意味があるのか。
重要なのは、自己の認識であり、相手の分析である。
孫子はいう。
彼れを知りて己を知れば、百戦して殆(あや)うからず。彼れを知らずして己を知れば、一勝一負す。彼れを知らず己を知らざれば、戦う毎(ごと)に必らず殆うし。
 
まず、ニッポンとはどういうチームか。
たとえばニッポンとたたかう敵将になってみる。
ニッポンチームの得意はなにで、不得手はなにか。
客観する。
それが第一である。
巻誠一郎選手がどうしたこうしただけでは埒はあかぬ。
 
かれらは欠点をついてくる。
かならず弱点をついてくる。
ニッポンの弱点。
それは高さ。
その差が顕著な場面はどこか。
セットプレーである。
ニッポンはセットプレーに弱い。
 
一方、得意は速いパスまわし。
それとスタミナ。
 
たたかいかたがおのずと明らかになる。(05.31.06




目次へ
fujun_sports