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日本代表、背番号11番、巻誠一郎 JEF千葉
また浮かれている。
新聞では、巻誠一郎選手の選出を奇跡だ、と書く。
これには閉口。
奇跡の大売出し。
バカ騒ぎ。
浮足立っていて、はしたない。
巻誠一郎選手はなにか事をおこしたのか。
なにもしていない。
それがいまやかれはスターだ。
巻誠一郎選手が本大会の予選に出場し、着実に得点をかさねる。
予選リーグ終了時で得点王候補の一番手になっているのならば、それを奇跡的だ、ということもできよう。
が、それですら奇跡的だとはいえても、奇跡とはいえまい。
奇跡とは結果であり、完結を意味するものでなければならない。
それとて、奇跡はある、とすればの話。
巻誠一郎選手個人にしても試合に出られるかどうかすらわからないし、ジャパンナショナルチームとしても、まだなにひとつ終っていない。
選ばれました。
そうですね。
いま語られるべきはそのことだけではないか。
期待。
それは期待する、その人の恣意でしかない。
かってに期待するのは、期待する側の責任でしかない。
期待せず、あきらめもせず。
ここは黙って見守ろうではないか。
巻誠一郎選手が本大会に出場したときにこそ、
「待ってました。」
巻誠一郎選手のゲットゴールを祈願しようではないか。
阿部勇樹選手のために。
JEF千葉を愛するおのれのために。(05.22.06)
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