スタジアムで会いましょう

  Jリーグ開幕、どうしたJEF千葉、立石智紀選手

 イタリア・セリエAでサブスティテュートにすら入れなかった選手が先発出場。
 かれはハットトリックをあげた。
 これがJリーグか。
 そうおもうと愕然となる。
 
 Jリーグが開幕した。
 各地でサプライズがおこった。
 もちろん順当もあろう。
 著者は埼玉スタジアム2002へいった。
 大宮4-2千葉。
 
 それにしても埼玉スタジアム2002は不便このうえない。
 駅からは遠すぎる。
 電車でおこしください。
 そういったって、運賃は高いし、いったい何回の乗換えをしいるのか。

 設計者はいったいなにを考えて計画をたてたのか。
 当事者は設計図の、いったいどこを見て、またどこを無視し、欠落を見過ごし計画をすすめたのか。
 建物ばかりで、そこへのアプローチにはおもんぱかりのかけらもない。
 聖地といわれるロンドン、ウェンブレースタジアムに一度でも足を運んだのだろうか。
 フットボールサッカーに無知で、しかも傲慢な建築設計である。
 その思想にたつものが果たしてニッポンを代表する建築となりえるか。
 なりえまい。
 なってはいけないのではあるまいか。
 コンクリートの墓場。
 緑々とした芝、それが唯一の救いであった。
 
 どうしたJEF千葉、立石智紀選手。
 練習試合をふくめて、小さなポカが多すぎるぞ。
 だから本番で大きなポカをやっちまう。
 あれじゃぁ、ベンチウォーマーのころに逆戻りじゃないか。
 技術が問題というよりもむしろ、気のもちかたがゆるいからじゃないのか。
 あげるべき声、出すべき指示、それも少ない。
 意思がなければ声はかけられないものである。
 意思とはつまりどうしたいのか、どうあるべきなのか、整理されているかどうかをいう。
 その意思が正しいのか、間違っているのかは二の次である。
 
 試合になれば鬼。
 だからゴールキーパーはイの1番なのである。
 だから試合中ゴールキーパーに褒められることがいちばんうれしいのである。
 きみはそれをわかっていない。(03/07/06)





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