スタジアムで会いましょう

  なぜ小笠原満男選手、阿部勇樹選手に
  海外からオファーがこないのか
  海外移籍のタイミング

 こちらに事情があるということは、あちらにも事情がある。
 むこうはリーグ戦の真只中。
 いまやチームの弱点はあきらかだ。
 チームの補強点、それがフォワード。
 
 鹿島アントラーズ小笠原満男選手、JEF千葉阿部勇樹選手の移籍話はむかしのことか。
 
 いまは行けない。
 いまは行かない。
 小笠原満男サイドはいった。
 そうか。
 じゃぁ、待とう。
 といって、イタリア人は帰っていった。
 
 さて、
 いま、小笠原満男選手はオフになる。
 さぁ、いいぞ。
 だが、むこうの事情はかわった。
 ほしいのはゴールゲッターとなるフォワードですと。
 にべもない。
 
 それが海外へ移籍するということである。
 
 ニッポンで優勝したい。
 で、優勝した。
 はて、海外からオファーはこない。
 待てど暮らせど連絡がこない。
 そりゃぁそうだ、あちらはリーグ戦たけなわ。
 フランスリーグ1をめざすにはなにが足りないか。
 ゴール、ゴール、ただゴール。
 よりゴールに近いフォワードの選手がほしい。
 大黒将志選手にオファーがくる。
 それが道理だろう。
 
 国内リーグで優勝できるかもしれない。
 そのときをおなじくして海外からオファーが入る。
 まよわず海外をえらびたい。
 ふたつ返事で受けたいものである。
 
 なぜって?
 チャンスは2度こない。
 海外でためしたい。
 そのつもりだったし。
 
 国内で優勝。
 それよりも世界。
 たとえ下位のリーグでも。
 
 Jリーグのレベルは高いのか、世界的にみて低いのか、どの位置になるかはわからない。
 すくなくともアジアチャンピオンズリーグ予選をみての感想しかない。
 それよりも、なにを、どこを目指しているのか。
 自分がどう考えているか。
 それならはっきりしている。
 
 海外からオファーのあった場合、それを優先する。
 契約事項に1行、触れておく。
 その確認をわすれない。
 
 たとえ海外へいったとて、どうなるかわからない。
 ただ、海外からかえってくる選手のおおくが、ひとまわり、ふたまわり大きくなっている。
 そう感じるだけなのだけれども。
 それと、それこそが大事なのだ、と付加えておかねばなるまい。(01.10.06)





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