不可抗力にともなう試合中止の場合以外は払い戻しはいたしません
市原臨海競技場には試合開始の2時間まえに入る。
おそくとも1時間30分まえには行くように心がけている。
7/23日、キックオフは6時30分、相手は川崎フロンターレ。
その日、1時間30分まえに競技場に入る予定でいた。
最後列の車両に乗った。
客はまばらであった。
京葉線蘇我行快速の検見川浜駅を発車しようとした、ちょうどそのとき電車が揺れた。
そとへ出ると、架線は大きく上下に揺れていた。
地震であることがわかった。
客はあたりをみまわす。
「地震だ。」
列車の扉は開いたままだ。
それから6時間、著者はそこにいた。
京成電鉄が動きだしたことを知らせる案内は不明確で、しかもおそい。
JR検見川駅への振り替えのバスがでたときも、最終出発時間の案内もなにもない。
若い車掌は、ただ謝るだけで。
きみたちに謝ってもらってもしょうがないのだ。
一方、駅の係員は無愛想で、客の目を見て話さない。
ぺこぺこするか、さもなくば無表情か。
応対が、どうしていつもおなじようなパターンに分裂するのか。
緊急時マニュアルの徹底、実地訓練、検証がなされていない証拠である。
Jリーグの規約では不可抗力による試合中止の場合以外はチケットの払い戻しをしないことになっている。
諸君、それでいいのだろうか。
著者は不満である。
前売りチケットの7割の観客が集まったから、定刻に試合を開始したという。
著者は納得がいかない。
30分開始を延ばさなかったのは帰りの混乱を避けたかったからという。
あとづけの理由じゃないのか。
冗談じゃぁないぜ。
ほかの会場では試合開始を30分延ばしていたところもあるぜ。
規約だからしょうがないとはおもわないほうがいい。
不合理は、やはり不合理である。
当然払い戻しを認めなければならない。
それが筋というものである。
悪い規約は即、まっとうな規約に修正するべきじゃないか。
球団経営よりも客の安全、満足こそを重視すべきなのに。
集客がままならない理由は横並びの、そういう姿勢自体に問題があるからなのではないのか。
爾来、憤りっぱなしである。
巻誠一郎選手が代表チームに呼ばれても、どこか釈然としない。
チームの選手は応援できても、球団を応援したくなくなっている。
ここでも分裂がおこりそうだ。
そもそもここは地震多発地域である。(7.28.05)
|