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バーレーン戦、ヒデ中田英寿選手の存在
やっと勝てた、のか。
それとも、堂々たる勝利であった、のか。
評価がわかれる。
それはなぜか。
堂々と勝ってもらいたい、
と願うひとにとって、ホームでのバーレーン戦は不甲斐なかろう。
が、とにかく勝ちを、
と願うひとにとっては堂々たる勝利、そのものであった。
観るひとのこころもちが、その後の感想を分ける。
苦戦。
が、チームはあきらかに変った。
それはヒデ中田英寿選手に追いつけまい、とおもっていたおおくの選手が、中田英寿選の存在がけっして遠くないものだと気づきはじめたことにある。
中田英寿選手とて、怪我をすれば試合には出られない。
あのヒデですら、復調するには時間がかかる!
このもっともなことに、やっと気づいたのである。
おそらく、ヒデはなにも変っていない。
シャープさは一段とましている。
とはいえ、いつものヒデに変りない。
ではいったいなにが変ったのか。
かれのまわりが変ったのだ。
われわれの、おおくの選手たちの、ヒデ中田英寿選手を見る目が変ったのである。
ヒデ中田英寿選手がおとなである、というよりも、
われわれが、おおくの選手が幼稚であったのである。
そのことに気づいたのである。
いずれにせよ、予選はまだ半分が終っただけであることにかわりはない。(4.4.05)
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