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ハーツクライが制す、第50回有馬記念。
敗因がわからない?ディープインパクト
第50回有馬記念。
圧倒的一番人気ディープインパクトがハーツクライの後塵を拝す。
敗因がわからない。
天才、武豊騎手をもってしてもそうなのか。
ならば敗因など未来永劫わかるはずがない。
けれど、ジャパンカップを使わなかったことがその理由のひとつにあげられるのではあるまいか。
著者は感じる。
強い馬と競争する。
ほんとうに強い馬と競争する。
ディープインパクトにとってかれとおなじ世代に強い馬はいよう。
が、ほんとうに強い馬はディープインパクトをおいてほかにはいなかった。
強い馬と競争をする。
それは、かれディープインパクトのおにいさんたちと競争することでしかない。
その経験がなかった。
その経験を与えられなかった。
ゆえにディープインパクトは敗れたのではなかろうか。
ディープインパクトが、ほんとうに強いおにいさんたちと競争する。
有馬記念がぶっつけの本番になった。
かれディープインパクトには選択の余地はない。
それは、とりもなおさずディープインパクトサイドが読みをあやまったがためではあるまいか。
なぜジャパンカップを使わなかったのか。
きずをおそれたのか。
体調がかんばしくなかったのか。
そのわけはしらない。
ただ、
ディープインパクトのためをおもう。
ならば、むしろジャパンカップを休ませるよりも、ジャパンカップで強い、ほんとうに強いおにいさんたちと競争する。
そのことのほうがディープインパクトのためになったことはまちがいあるまい。
著者はジャパンカップが3冠馬ディープインパクトの試金石になる、と書いた。
あの時点、シンボリルドルフのほうが強いのでは、とも書いた。
いまやそれは確信になった。
ふたたびいう。
これは人為によるミスなのではあるまいか。
それをディープインパクトにどう説明し、納得させることができるのか。
馬をあなどることなかれ。
敗因をいちばんしりたがっているのはディープインパクト、かれ自身なのではあるまいか。
著者にはそうみえてしかたがない。(12.25.05)
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