岩井不巡 スポーツコラム
スタジアムで会いましょう

  小野伸二は機能していたか

 やっぱり負けた。
 パラグアイ戦。

 でも、これは引分けでおわれる試合であった。

 はたして小野伸二選手は機能していただろうか。
 ノン。
 そこを問う。

 前半の数分で答えは見えていた。
 この大会は小野伸二選手に固執したら負ける。

 そのとき山本昌邦ヘッドコーチの脳裏には、小野伸二選手をはずすアイディアはあったのだろうか。

 後半のはじめから、田中達也選手、平山相太選手を入れ、大久保嘉人選手をさがりぎみの3トップで挑むべきであった。
 つまり、アジア最終予選を勝ち抜いてきた経験を呼び起こすためである。
 そのためには小野伸二選手の交代はやむなしであった。

 実際は松井大輔選手を入れ、小野伸二選手の位置をさげた。
 挽回したか、に見えた。

 田中達也選手、平山相太選手のかえどきを間違えた。
 それは決定的に遅すぎた。
 後半からいくべきであった。

 無念である。
 またしても山本昌邦ヘッドコーチのボーンヘッドであった。(8.13.04)





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