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年長者の責任
先輩を敬う。
それはそれでいい。
が、この国ではなにかと年少者が負うべきことばかりが強調されすぎてはいないだろうか。
はじめての人と会う。
できればそういう緊張は味わいたくない。
ただ、これから同じチームで試合をするのならばはなしは別である。
自分の名を名乗り、そして、失礼ですが、と相手の名を訊く。
あだ名はなにか。
そのあだ名で呼んでも差し支えないか。
確認することは多い。
サッカーはパスをするスポーツである。
配球し、捕球する。
パスをする相手の名がわからなくてパスは通じるのだろうか。
通じる。
それはそうだろう。
だがそれは相手に渡しただけで、通じたとはいえない。
人のしにくいことを進んでする。
とくに相手が若い人の場合、年長者のすべきことは、若い人がしにくいであろうことを察知し、行動する。
この行為を年長者は求められているのである。
それは年長者の責任であろう。(7.14.04)
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