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リハビリキング、長嶋茂雄
長嶋茂雄さんはリハビリキング。
率先して、リハビリテーションにいそしむのだろう。
治療士が瞠目するほどに。
応援が大きくなればなるほど、その心は燃える。
たとえ長嶋茂雄さんの耳に直接入らなくとも、かれ長嶋茂雄の想像力は正確に巷の声を捉えるのである。
リハビリキングはまさしくプロ中のプロ。
キング・オブ・アスリートなのである。
同症状での、回復記録を更新してしまうのではないだろうか。
ただ、ファンはわがままで、無責任だから、早期復帰をぎゃーぎゃー喚いているけれど、もう無理をさせてはならない。
グランドのうえで死ねば本望。
かれはそういう男である。
長嶋一茂さんの歯止めが重きをなしてくる。
かれは、100年に一人しか現れないスターである。
いや、100年でも無理だろう。
不世出。
なによりもスタイリッシュ。
シャツの柄、ジャケットの色、どの装いをみても、さりげなく着てはいらっしゃるけれど、意識的で、ちゃめっけもたっぷり。
おじさんたちにとっては最高のお手本である。
眼鏡のフレームなんぞ、落ち着いていて、しかも、モダン。
欲をいえば、帽子にチャレンジしてほしい。
ケネディー大統領がかぶらなかったから衰退したという人もいる。
帽子。
キャップではなく、ハットである。
長嶋茂雄さんなら、きっと帽子人気をも再興するのではないだろうか。(3.20.04)
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