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采配ミス、アテネオリンピック予選対バーレーン戦
山本昌邦ヘッドコーチの采配ミスである。
韓国戦の勝利が活きていない。
なぜ、松井大輔選手を先発で使ったのか。
あそこは山瀬功治選手でいくべきである。
菊地直哉選手ではなく、茂庭照幸選手でいくべきである。
代えるとすればゴールキーパーの林卓人選手である。
韓国戦のオーダーでいくべきであった。
そうして後半、山瀬選手に代わって松井選手を出す。
韓国戦の順番で起用すべきであった。
韓国戦を踏襲すべきであったのだ。
それなのになぜ、山本昌邦ヘッドコーチは動いたのか。
余裕がなかったのは選手ではなく、山本昌邦ヘッドコーチその人であった。
いみじくもこの試合において、ワールドカップベスト8をかけた対トルコ戦の敗戦が、まったく反省されていないことが明らかになった。
と同時に、アジア最強の、韓国に、勝った意味が無に帰してしまったのである。
もういちどいう。
ヘッドコーチは、采配で動くべきではなかったのである。
ただ選手たちはよくたたかった。
緒戦である。
勝に等しい引分けである。
大いに胸をはっていい。
まるで負けたような顔をしていた諸君が逆に気にかかる。
それにしても、森崎浩司選手のイージーミスが目立った。
テクニシャンがなぜあのような余裕のないプレーをしてしまったのか。
それは、深呼吸しないからである。
落ち着け、と自分に言い聞かせてあげないからである。
まわりをよく見ろ、と自分に言い聞かせてあげないからである。
スペースを探せ、と自分に言い聞かせてあげないからである。
シンプルにいくぞ、と自分に言い聞かせてあげないからである。
そんな余裕のない選手が、チームメートにコーチングできるはずがない。
なぁに、たいしたことはないさ。大器なんだから。
どーんと構えて相手をなめるくらいがちょうどいい。
これからのためにも大いに悩んで練習してもらいたい。
そしてこの経験をぜひ活かして、多くの後輩に語り継いでいってもらいたい。
そのネタがひとつできた、ラッキー、とおもうくらいがちょうどいい。(3.2.04)
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