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なにが、高橋尚子選手を代表の座から遠ざけたのか
日本陸上競技連盟の選考に関わった人の全判断・意見を公開するべきである。
選考委員の判断をその俎上に載せて、このような判断に抽象がはいりこむ余地をのこさない手順で選ぶよう、後世に注意を促すための指針とすべきである。
そこで、なにが語られたのか。
ほんとうの理由を開陳せよ。
なあなあは許されない。
なぜ苦渋の決断になったのか。
世界を知る者の意見が世界を知らない者の意見に屈したのではあるまいか。
数のまえに。
選考基準が、伸び率だとか、ねばり、だといった抽象で議論されたということは、まさしく馬鹿の壁が存在したことの裏づけでしかない。
補欠にすら選ばなかったことはもはや常軌を逸しているといわざるをえない。
補欠を拒否するかどうかは高橋尚子選手の権限である。
それをしっての千葉真子選手の推挙なのか。
なにが、高橋尚子選手を代表の座から遠ざけたのか。
結局、その選手、コーチのことが、好きか嫌いか、で選ばれたということである。
嫉妬心などの不要な介在物を許してしまった。
予期してはいたが、あまりにつたない。
最悪の結果である。
政界での密室政治をスポーツ界は笑えるのだろうか。
まさしくこの国にあってのこの有様である。
情けない。
子供たちにどう説明すればよいのだろう。
多数決はかならずしも正しい答えを導きださない、というほかあるまい。(3.16.04)
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