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視線をそらさない
練習試合ではメンバーをごちゃまぜにする。
試合まえに、メンバーを一瞥、「これじゃぁ勝てない」、という子にたいしては容赦しない。
たたかうまえから結果はみえるのかい?
きみは神様なのかい。
たたかってもいないうちから、そんなことはいってはいけないよ。
こころのなかでおもっていても、ぜったい口にしてはいけない。
そんなことを口にするってことは、試合まえから、すでに、負けているってことじゃないか。
負け犬はそとへ出て見ていたほうがいいんじゃないかな。
どの子が上手で、どの子が下手か、かれらはよぉく知っている。
大人よりも敏感に認識する。
鈍感な大人たちはそこを意識すべきである。
鈍感でいいのだ。
かれらの視線は低く、多くは近視眼的にしか見られない。
だからこそ敏感に感じるだけのことである。
たいせつなのはそこへの目配せではない。
悪い癖にながれてしまいがちな子供たちの視線を、おのおのの顔を、あげるように声をかける。
子供の目から視線をそらさないことである。
助けを求めたら助けてあげれば良い。
それはいっしょになって考えることである。
助けを求めていないのに助けようとするから間違えるのではあるまいか。(3.11.04)
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