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バリアー その1、10人のサッカークラブ
ちびっことサッカーをするようになって1年がすぎた。
きっかけは、区の広報紙である。
そこに募集記事が載っていた。
小学校3年生以上であればいいというものであった。
著者は小躍りし、さっそく事務所に問合せた。
相手は女性で、入会希望の旨を伝えると、小さく笑った。
「いま、申し込みをされているのは、小学生のお子さんだけですね。」
応募者の一覧でも見ながらいっているのだろう。
著者の心はたちまちにしてくじけ、申し込むのをためらった。
初夏。
暑い日であった。
集合場所は近くの小学校。
約束の時間の30分まえに行き、アップをしていた。
ぱらぱらと児童がくる。
約束の時間、9時半になる。
が、集合の合図はかからない。
コーチはもう少し待ってみよう、というところか、腕時計を気にする。
そうして9時35分。
集合の声である。
集まったのは合計8人。
コーチは2名。
こうして10名のサッカークラブができあがった。(12.1.04)
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