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ラモス瑠偉氏を代表チームコーチによぶべきである
ブラジルではチームマネージャーはパレイラ。
テクニカルディレクターにザガロ。
この布陣は変らない。
なぜ変らないのだろうか。
著者ならば、ここでラモス瑠偉氏をアシスタントコーチとしてよぶべきだと考える。
ラモス瑠偉さんは、ほかのブラジレロには経験しようがない、いばらの道を歩んできた。
たとえセレソンに名をつらねたことがなくとも、その経験は遜色のないものである。
まさにミッションそのものである。
かれのまえにはつねに困難があった。
かれは困難を、むしろえらんでいるようである。
が、それはかれが多数に流れないからである。
大勢のひとがあっちへ行く、といえば、かれラモス瑠偉さんはひとりこっちへ行く。
だから順調にいっているときは、かれはまるで雲隠れしたかの印象である。
が、かれが隠れるのではない。
隠れるわけがないじゃないか。
忘れっぽの世間がかれを忘れさっているだけである。
ひとたびバランスが崩れたとき、かれはよみがえる。
それとてもかれの意志ではない。
困難に直面したとき。
たとえ困難であろうが、困難を困難ともおもわない着想をもち、だれよりも、すみやかに冷静になれる人格がトップにいればすむ。
すくなくともラモス瑠偉さんは困難に直面したとき、冷静とはいえなくとも、言い逃れせず、逃げだしたりしなかった。
この事実は大である。
ジーコのつぎはラモス瑠偉しかいない。
ブラジル
C.B.F.
がかれを招聘しないのならば、まさしくチャンス。
川淵キャプテンのすることはただひとつ。
ラモス瑠偉氏を代表チームコーチに招聘することである。
それも、いますぐに。(11.20.04)
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