岩井不巡 スポーツコラム
スタジアムで会いましょう

  真剣勝負とは

 わが代表チームはフランス代表を本気にさせた。

 イングランド代表は真剣であった、とよく聞く。

 だれが決めたのか。

 なにをして、本気か、本気でないかをしるのだろう。
 どこをとって真剣とするのだろうか。

 いいかげんにやめようじゃないか。
 いっけん、わかっているように見えるけれど、本当はわけのわからない、こういう妙ないいまわしは。
 害がある。

 真剣勝負とはどんなときのことをいうのか。
 自分にあてはめてみればいい。

 現況をなんとか打ち破りたい。そのために真剣勝負。
 ちがう日常をむかえたい。だから真剣勝負しなくっちゃ。

 いいや、ちがう。

 虎に襲われたとき、どうするだろうか。
 暴漢におそわれたとき、どうするだろうか。
 著者とてもどうしょうもない。
 一撃必殺でこられたらたまったものじゃない。

 このとき虎や暴漢は真剣勝負を挑んできているのである。
 善悪ではない。
 真剣とは本気のことをいうのでもない

 まさしく真剣とは本物の刀で勝負することをいう。

 厳しい言葉であって、軽はずみでつかえるほどやすい言葉ではない。(6.30.03)




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