岩井不巡 スポーツコラム
スタジアムで会いましょう

  いつの日か、沖縄琉球ダービー、そして、サトウキビ畑

 友達が新垣勉さんの歌う「さとうきび畑」をNHKの歌番組で見ていたら、涙があふれてきた、という。

 あのやわらかな声が琴線に触れる。
 ああ、琴線は、まだ健在なり。
 おめでとう、といってあげた。

 沖縄の音楽はたとえばジャマイカのレゲエみたいなもので、と沖縄の友人がいっていた。
 なるほど、まわりは海に囲まれて、といったら、
「いいや、沖縄にはこれといった産業もなく、職もなく、日本で一番所得が低いんだ。まるでジャマイカだよ。」

 沖縄かりゆしFCを解雇された選手がFC琉球を結成した。
 沖縄3部リーグからの出発になる。
 沖縄の人たちは、どのような反応をしめすのだろう。
 著者はFC琉球を応援する。

 玉はひとつでは磨かれない。
 ふたつあって、たがいに切磋しあってこそ磨かれる。
 玉ならば。

 音楽だけではない沖縄。
 海のきれいさは世界一とも。

 因縁の対決。
 おおいにけっこうじゃないか。
 苦しいのなら、燃えてみろ。
 悲しいのなら燃えて燃えて燃えつきてみるがいい。
 それでもなお、青い空に白い雲はながれ、サトウキビ畑は風にゆれている。

 琉球、沖縄ダービーはいつ見られるのだろう。
 いまから心がわくわくする。(2.9.03)





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