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質か、それとも量なのか
量と質。
いままでの分量で味わっている、それが正味なのかどうか、本当はだれもしらない。
スプーンいっぱいのコーヒー豆が一人分かどうか。
一人分だと、かってにおもっているにすぎない。
ティーバックの考えは、缶入りコーヒーの量が一定なのは、ハンバーガーショップでのコーラの量がアメリカ本国と違うのは、など。
枚挙にいとまなし。
すべてはひとが企図したものであるということをしるべきである。
計算がある。
分量を間違えていることはないのだろうか。
量、という概念こそが最も重要なのである。
問われるのは質、ではない。
だが、われわれは質ばかりを問うてきた。
ここに人智の隘路をみる。(12.1.03)
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