『GOOD MEMORY』 「や〜っと町でち〜」 「ごくろ〜さん、宿に着いたらゆっくり休むとするか」 シャルロット、デュラン、ケヴィンの三人はジャドからの船旅で疲れた身体をぐぐーっとのばしながら久々の大地の感触を感じていた。 独特の安心感…。こういう時、人は地上の生き物であると改めて実感する。 「あー、でも逆戻りだな。変な感じだ」 複雑そうな顔をするデュラン。それもそうだろう。彼は強くなるためにフォルセナを飛び出してきたというのに…実際はジャド、ウェンデルを往復した末にマイアへ逆戻りなのだから。しかも本来の目的以外の厄介事も抱えてしまっている。 「そっか、デュランしゃん、ふぉるせなの人だったでちね。 とゆー事はまいあには来た事あるんでちか?」 そんなデュランの心情を気にすることなくシャルロットは頭2つ分位高い彼を見上げながら大きな青い瞳をくるっとさせて尋ねる。 「んー、まあな。宿屋の場所も分かるから、案内してやるよ。 ケヴィン、ほら、行くぞ」 デュランはシャルロットの頭をポンポンと軽く叩き、キョロキョロと物珍しそうに辺りを見回すケヴィンに声をかける。 「う、うん。 あ…でも…オイラ…こうして出歩いても良いのかな?」 ジャドでの出来事が脳裏を過ぎり、ケヴィンは少し困った顔をする。 生まれ育ったビーストキングダムでは獣人は当たり前だ。 しかし、他国となると別だった。ビーストキングダムの侵略も理由の一つであるだろうが…他の人間から見ると獣人は異質な存在らしかったからだ。 もっともジャドの地下牢で知り合った、この司祭と剣士という妙な組み合わせの2人組は何も気にしてはいないようだったけれど。 「平気じゃねーか?ここ、もともと色んな人間で溢れてるし、誰も気にしねーよ」 大丈夫、大丈夫とデュランはケヴィンに手を振ってみせる。それに続けてシャルロットもにっこり笑って話し掛ける。 「そうでち。シャルロットもエルフのはーふでちけど、みんな嫌ったりしなかったでちよ。だからケヴィンしゃんもだいじょーぶでち」 「何―――――!!って事はお前が15ってのは本当に本当なのか―――――?!」 シャルロットの言葉に別の人間が反応する。 ケヴィンがびっくりして見た先には隣デュランは明らかに驚いた顔をしていた。 ……まあ、シャルロットの容姿からでは、とても一般的な15歳には見えなくて当然だろう。 だが、その反応はシャルロットにとっては明らかに不服なものだ。 「むき――!!シャルロットは、しょーしんしょーめーの15歳のびしょうじょでち!!」 「だ―――――!!分かったから殴るな―――――――!!」 怒ったシャルロットの無差別攻撃を防ぎながらデュランは叫ぶ。 そんな二人の様子を楽しそうにケヴィンは見つめていた。 ここは何だか居心地が良かった。それは、カールと居た時とはまた違った優しい空間がここにはあった。 「で、でも、ケヴィン、マジで大丈夫だよ。 ここさ、聞いた話だと…大砲で人間を運ぼうなんて企んでる怪しい奴までいるんだぜ?」 シャルロットのぽこぽこ攻撃をかろうじて防ぎながら笑って見ているケヴィンに声をかける。 そのデュランの台詞にシャルロットは引きつった顔をしてデュランへの攻撃の手を止めた。 「…マジでちか?そんな非じんど〜てきな人間がいるんでちか…? …関わらない方がいいでちね…」 「…そうだね…それならオイラの方がまだマシ…」 「……だろ?」 この後、その大砲に飛ばされざるをえなくなることを、この時の彼等は幸か不幸か、まだ知らない。 「んじゃあ、宿屋に行くか」 「そーでちね、の〜んびりするでち」 デュランが荷物を担ぎ、その後をピョコピョコとシャルロットがついて行く。 ケヴィンもその後ろに続こうとして…ふと、足を止める。 「……あ……」 ケヴィンは目に飛び込んできた、その光景に心奪われてしまった。 「2人共、先、行ってて!」 もう、我慢ができないという顔になると、先を行く2人に言葉を投げかけ、あっという間に走っていってしまった。 「…いた、いた。あそこだあそこ」 「う〜っ、見えないでち。どこでちか〜」 物陰から、少し離れたケヴィンを確認してデュランはほっとした声をだす。 さすがにケヴィンを放っておいて宿にはいけなかったのだ。 だが、小さなシャルロットは見えないらしい。 「あ〜、分かった、分かった。ほら、これで良いだろう?」 デュランはシャルロットをひょいっと服ごと掴んで持ち上げると、肩に抱きかかえるように乗せる。 「うわ〜?なんなんでちか〜? あ、本当。これなら見えるでち」 きゅうな出来事に驚いたシャルロットだったが、いつもとは違う高い視点に好奇の色が表れる。いつも見上げていたものの中には見下す位になっているものもあるからだ。 ケヴィンは少し先の広場にいた。 その先には、飼い主の帰りを待っているのだろう、紐の端を花壇の近くにある看板にくくりつけられた仔犬がいた。 美しい銀の毛並みを持つ小さな仔犬。 その仔犬が蝶や蜂を相手に楽しそうに遊んでいる。 それをケヴィンは優しい瞳で見つめていた。 「そういえば、ケヴィンしゃんって…お友達のカールしゃんが死んじゃったから旅にでたんだったでちね」 そんなケヴィンの様子を見てシャルロットは深々とため息をつく。 シャルロットの言葉に対してデュランはふと思い出したような表情を浮かべた。 「…そういやケヴィンの話、聞いた時から思ってたんだけどさ…」 「…?なんでちか?」 シャルロットはデュランの顔が見えるように身体を前に乗り出す。そんなシャルロットのバランスが崩れない様にデュランは顔を向けた。 「ウェンデルってさ、死者を蘇らせるなんていう魔法があんのか?」 「ああ、その事でちか」 デュランの疑問はもっともだろう。聖都ウェンデル。そんなふうに呼ばれる所に、聖と相反する邪悪な魔法が伝わっているという事を誰が信じられるだろうか。 その質問にシャルロットは苦い顔をする。どう言うか考えているようだ。 その顔からデュランは、その話がでたらめではない事は感じ取った。 そして、言いにくそうにシャルロットは口を開いたのだった。 「…シャルロットはあんまり詳しくないんでちけど…噂で聞いた事あるんでち。 ずっと昔に反魂の術があったって…。 勿論、シャルロットもびっくりして、おじーちゃんに聞いたんでちけど…もう今は無いって…。 だけど…ケヴィンしゃん、どこかでその噂、聞いちゃったんでちね…」 反魂の術。 そんなもの、あるはずは無い。人の理を壊してしまうものだから。 きっと…ケヴィンだって、その事は分かっていたのだろう…。 『死』がそんなに単純ではない事を。 「…俺も父さんや母さんに会いたいと思うことはあるけど…だからってそんな理由で生き返らしちまうのは…生きている人間のエゴだからな…」 やるせない気持ちでデュランは呟く。ケヴィンの気持ちが分からない訳ではない。だが、その行為を否定しようとする気持ちが働く。 だからといって、ケヴィンが本当にカールを生き返らせようとしているとは思えなかった。彼等について来た事が何よりの証拠だろう。 デュランの言葉を受けて、シャルロットも重たい唇を開く。 「…そうでちね。シャルロットもパパとママに会いたくて泣いちゃいそうになることあるけど…でもいけないことって分かってるし…そんなことしてもパパとママ、悲しむから…」 「だよな。……ってお前も両親いないのか?」 相槌を打ってから、デュランはシャルロットの言葉の意味を理解し、驚いた顔でシャルロットを見る。するとシャルロットも同様に驚いた顔をしていた。 「ありゃりゃ、デュランしゃんもいないんでちか。するってーと…」 「親がいるのは…あいつだけって事か」 相変わらず仔犬をみつめたままのケヴィンに2人は視線を移す。 ケヴィンの事情は2人とも知っていた。 デュランとシャルロットからすれば、親のいるケヴィンは羨ましい存在だ。 …しかしケヴィンと父親の獣人王との関係は…あまりにも…悲惨だ。 2人は深々とため息をつく。 「世の中…上手くいかないものでちね…」 「…いや、お前に言われると…コメントに困るんだが…」 「ど〜ゆ〜意味でちか?」 デュランの台詞にシャルロットはギロリッと睨み付ける。いつもなら、ここで鉄拳でも飛んでくるところなのだが…話題が話題だけにさすがにそれはなかった。 再び、2人の視線はケヴィンに戻る。 これから、ケヴィンは自らの傷と見つめ合わなければならない。 失った痛みを乗り越えていかなければならないのだ。 こればかりは本人が乗り越えなければならない事だ。他人はどうする事もできない。 それは2人にも痛いくらいよくわかっていた。 「…まあ、ケヴィン次第だよな…」 「…そうでちね」 失う痛みを知っていて…なおかつ乗り越えてきた者達だからこそ。 見守っていこう、そう思った。 「…なあ、ここにさ…美味い定食屋があんだよ」 「…なんで、話題が食べる事に移るんでちか?」 明らかに冷たい視線がデュランに向けられる。それを見てデュランは慌てて反論した。 「違う、違う! 何かケヴィンにたらふく食わせてやろうかと思ってさ!」 「あ、な〜るほど。『ケヴィンしゃんを励ます会』って事でちか。 それならOKでち♪」 デュランの提案にシャルロットはにっこりと笑う。 何もできないが励ます事はできる。そのぐらいだが少しはいい気分転換になるだろう。 しかし、シャルロットはふと表情を曇らす。 「…でも…一緒にご飯たべて分かったんでちけど…デュランしゃんもケヴィンしゃんも一人で軽く5人前は平らげるんでちよね…。 …デュランしゃん、悪いんでちけど…今日の夕飯…ひかえてくだしゃい」 「…何で、俺がひかえにゃなんねーんだよ…」 突然の食事ひかえろ宣言にデュランは不機嫌な表情になる。食べ盛りの年齢に対してひかえろというのは酷だろう。 「…だって…シャルロット、まいあでみんなの防具とか揃えたいんでち。 これからふぉるせなに行くの徒歩だし…ちょっとは安全にしたいでちから」 シャルロットはデュランと視線を合わせないように話す。食べ物の恨みは怖いからだ。 しかし、シャルロットの言葉を聞いてデュランはやれやれといった表情で笑う。金銭的にそこまで余裕が無いのは分かっている。シャルロットの言い分がもっともなのはよく分かるからだ。 「わ〜ったよ。ただし、今日だけな」 「ありがとでち」 こうして『ケヴィンを励ます会』の開催は決定したのだった。 一方のケヴィンは相変わらず仔犬を見ていた。 銀色の毛並み、きゃしゃだがしなやかなバネをもった身体、真っ直ぐな瞳。 カールに重なって見えた。 もう、カールはいない。 この仔犬はカールではないのだ。 胸が痛い。 だって…カールは…この手で… そう思った時だった。 蝶を追いかけていた仔犬の首の紐がふっと外れた。 その事に気が付かずに仔犬は蝶の後を夢中で追っていく。 仔犬の向かう先は……町の外。 「……大変!」 ケヴィンは慌てて後を追う。 そんなケヴィンに気付くことなく仔犬はただひたすら蝶の後を追っていく。 「大変!仔犬が逃げちゃったでち!」 とりあえず宿にむかおうとしていたデュランの後ろでシャルロットが声を上げる。 「ど、どうしよう?ケヴィンしゃんが追っかけてるけど…ああ!お外に出ちゃったでち!」 「なに〜?!外はモンスターがいるんだぞ? 追いかけるぞ、シャル!」 慌てて振り返ったデュランはおたおたするシャルロットの手を引き追いかけようとした。 だが、すぐには追いかけられなかった。 彼等は見つけたからだ。 仔犬がいた所で、つないであった紐を握り締め…今にも泣き出しそうな少年の姿を。 「だめ!そっち、危ない!」 ケヴィンの必死の叫びにも仔犬は耳を貸そうとしない。完全に夢中になってしまっている。 蝶の動きはふらふらと上下しながら飛ぶため、それを追いかける仔犬の行動も予測がつかない。 何度も捕まえられそうになるのだが、その度にすりぬけられてしまう。 外は街道になって見晴らしが良いのがせめてもの救いだ。見失う事がなかったからだ。 だが、ここは外だ。 仔犬の前をモンスターが横切る。おそらくは仔犬を狙ったのだろうが、予測のつかない動きに外したらしい。 しかし、仔犬を驚かせるには十分だった。 仔犬が慌てて逃げる。それをモンスターがすかさず襲い掛かった。 「危ない!」 ケヴィンの鉄拳が、モンスターが仔犬を襲う前に命中する。 それを見て仔犬はさらに驚き物陰へと逃げていった。 さらにケヴィンは攻撃を加えてモンスターを倒す。 しかし、その騒ぎで辺りから何匹もモンスターが現れてしまった。 「このこは、オイラが護る!」 ケヴィンは身構えると仔犬を庇うようにして立ち、モンスターを次々と迎撃していった。 「…もう、大丈夫。おいで…」 モンスター全てを一蹴すると、ケヴィンは手足の傷もそのままに怯えた仔犬に手を差し伸べた。 だが、仔犬は近寄ろうとはしない。その瞳はケヴィンへの警戒の色で溢れていた。 無理も無いだろう。モンスター全てを倒したケヴィンはモンスターよりも恐ろしい存在なのだから。 その事にケヴィンも気付く。 でも、分かってもらわなければ…自分が敵ではない事を。信じてもらわなければ…怖くなんて無い事を。 どうすれば警戒を解いてくれるのか…ケヴィンは分かりかねていた。 どうすれば良いのだろう。 どうすればカールは喜んでくれた? カールは…カールは… 「大丈夫、怖くない。帰ろう、オイラと一緒に町へ…」 そう言うと、ケヴィンは精一杯の笑顔を仔犬に向けた。 カールがいつも好きだった…最高の笑顔。 仔犬はじっとケヴィンを見つめる…それをケヴィンは優しく見つめ返した。 仔犬の瞳から警戒の色が薄れていく。 そして…差し伸べられたケヴィンの手にある傷をいたわるようになめた。 その懐かしい感覚に、思わずケヴィンは仔犬を抱きしめる。 ケヴィンに抱きしめられた仔犬はケヴィンの顔をペロペロとなめ始めた。 「わっ、くすぐったい!あはは!」 忘れかけていた温もりをケヴィンは感じていた。 カールの事を思い出すたび、激しい痛みと涙が襲ってきた。 思い出すカールとの事は、カールを失ったあの日の事ばかりだった。 カールとの思い出は悲しみと後悔しかもたらさなかった。 …だけど… 仔犬になめられ笑いながらケヴィンは思い出していた。 カールとこうしてすごした日々を…永遠の親友としてすごした…たくさんのかけがえの無い思い出の数々を。 そう、忘れられない素晴らしい思い出たちを。 「ケヴィーン!」 どこかで自分を呼ぶ声がする。それに気付いてケヴィンは慌てて辺りを見回す。 「カールー!」 抱いていた仔犬がピクンと耳を動かす。そしてケヴィンの腕から飛び出ると、一直線に走っていった。 「あ!待って!」 慌てて追ったケヴィンの先にいたのは仔犬を嬉しそうに満面の笑みで抱きしめている少年とシャルロットとデュランだった。 「何で…」 「おにいちゃん」 ケヴィンがシャルロットとデュランがいる事の疑問を言おうとする前に、少年がケヴィンに話し掛ける。その腕には嬉しそうにしている仔犬がいた。 「ありがとう、おにいちゃん。おにいちゃんのおかげでカールにまた会えたんだ」 「…カール?そのこ、カールって名前?」 少年の言葉にケヴィンは驚いた表情を浮かべた。何て不思議な偶然なのだろう。 少年はこくりと頷いてみせる。そしてニッコリ笑った。 「うん、カールっていうの。僕の親友なんだ!」 ケヴィンは優しい笑顔でゆっくり頷く。 かつての自分とカールが重なって見えた。 「…うん、いい名前。 カール、親友だから、今度は目、離さないで」 「うん!」 ケヴィンの言葉に少年は輝かんばかりの笑顔で力強く頷いた。 「じゃあ、お兄ちゃん達、ありがとう!」 日暮れ前、ようやく一行は町まで戻ってきた。そこで、少年と別れる事になったのだ。 弾むように家までかけていく少年とカールを見送るケヴィンの表情は晴れ晴れとしていた。 それに気付いたデュランが声をかける。 「どうした?良い事でもあったのか?」 その言葉にケヴィンは大きく頷く。 「うん、あった。 オイラ、カールとの思い出…悲しいものにしようとしてた。 だけど、楽しい事も嬉しい事もいっぱいだった。 …それ、思い出した」 ケヴィンの言葉にデュランもシャルロットも安堵の笑みを浮かべた。 ケヴィンは前に進んでいっている、それが分かったからだ。 「よ〜し、じゃあ飯にするか! ケヴィン、今日お前、好きなだけ食っていいぞ」 「そうでち、ばんばん食べてくだしゃい」 「え…?何で?」 やたらと気前の良いデュランとシャルロットにケヴィンは不思議な顔をする。 「気にするな、なあシャルロット」 「そうでち、そうでち」 しかし、『ケヴィンを励ます会』実行委員達は、やる気満々だ。 何だか分からなかったが、ケヴィンはその厚意に甘える事にしたのだった。 「おいし〜vvオイラ幸せ〜vv」 ケヴィンの前には皿の山。勿論、店員がこまめに皿を持ち帰っている状態でそれだ。 もう、店のメニューは大半制覇している。 それはもう、幸せいっぱいで食べているケヴィンの向かい側で、Sサイズのスープを飲んでいるシャルロットと定食3皿目にとりかかったデュランは、呆然とその光景を眺めていた。…その顔には後悔の色が浮かんでいる。 …まさかこんなにたいらげるとは… (…シャル…俺の防具、買わなくていい…) 隣のシャルロットにデュランはそっと小声でささやく。 予算オーバーは言うまでも無い。 「あ、あの、これとこれと…あとデザート全部」 お皿を取りに来た店員の女性にケヴィンはメニュー表を開き、次々と追加していく。 (…シャルロットもおにゅーの防具、諦めたでち…) がっくりと肩を落とすシャルロット。 そして、次の瞬間… 「も〜うどうでもいいでち!」 引きつった顔でシャルロットが叫ぶ。 「デュランしゃん、ケヴィンしゃん、もう、今日は食べまくるでちよ! そこのおねーさん!シャルロットはケーキ全部、追加でち!!」 …やけ食いに走る事にしたらしい。 「はい、デュランしゃんは?!」 「んじゃあ、俺はA,B,C定食、全部大盛りで」 「ケヴィンしゃんは?!」 「オイラ、チョコレートパフェとフルーツパフェとヨーグルトパフェ2つずつ〜!」 こうして、本来の目的とは外れた宴が繰り広げられたのだった。
その後、彼等は何度か武器・防具と食事を天秤にかけ、その都度、食事が優先されたが、その持ち前の強さで無敵だったという。
おしまい☆ 投稿第二弾でした。 |