鋸南周辺

明鐘岬から鋸山方面を望む
左手の山と右手の山、中央に谷が見られる。
このあたりの地層は、灰色の泥岩や黒いつぶつぶの凝灰砂岩、黒っぽいスコリア層などからなっている。
左手の山の拡大。
地層が見られるが、右下(東側)に傾いている。
この傾きは、海岸の地層にも現れています。
(上の写真の左手前の海岸)
やわらかい地層とかたい地層が交互に重なり合っているため、やわらかい泥岩は波の浸食を受けて削られ、スコリアの部分はかたく突き出て洗濯板のようになっている。
向かって右側の山の部分。地層の傾きは左手の山と比べてどうだろう?
先ほどと同じように、海岸の地層を見比べるとわかりやすいね。
傾きは、さっきと逆。
これは、地層が大きな力を受けて、曲げられてしまった例です。

関連事項:しゅう曲、向斜、背斜
勝山のB&G海洋センター入口のがけ
空き地になっているので、がけのすぐ近くまで行くことが可能。
勝山のB&G海洋センターの反対側の野球場のがけ
鋸山ロープウェイの山頂駅構内の展示施設
房州石と呼ばれる凝灰岩の石切り場の歴史や昔の石切りの道具などが展示してある。
昔は、人の手で大きな石を切り出していたのです。
 「房州石」は、富津市から鋸南にかけて採掘されていたいくつかの石材の総称です。最も質の良いものが、鋸山で採掘されていた「金谷石」です。
 直径数mm〜2cm程度の軽石やスコリア(玄武岩質の軽石)でできています。
 これらの石材の採掘は明治末〜大正時代が最盛期でした。

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