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包帯・テーピング及び各種固定


●テーピングの概要について
従来テ−ピングは、バンデ−ジとして整形外科や接骨院等で、治療手技として損傷部位の固定(包帯やギプス固定と同じ)に施されていました。 最近では、スポ−ツ活動をはじめ日常生活でのゲガの予防や応急処置に使われ、さらに美容や健康を目的としたものまで考案されています。

●テーピングとは、関節、筋肉、腱、靭帯を補強するためにテープを身体の一部に貼ることをいい、古くから臨床面で使われています。外傷・障害の予防、外傷の応急処置、治療(リハビリテーション)、再発予防に役立ちます。

○予防:スポーツにおいては、外傷、障害を受けやすい部位を補強することが第一であり、例えば足関節では内側にねじる内反捻挫が多く、外側が損傷を受けやすく、その部位を補強するためテーピングを行います。

○応急処置:外傷(肉離れ、捻挫)を受けた直後はその部位を固定するためテーピングを行います。

○リハビリテーション:早期復帰に向けアスレチックリハビリテーションを行う上で関節、障害部位に過剰なストレスが加わらないようテーピングを行います。

○再発予防:一度損傷された事があり、不安感がある場合や関節の不安定性が残り再損傷が予測される場合にテーピングを行います。

○スポ−ツ活動中のテ−ピングの使用目的については、 アメリカンフットボ−ルのようなコンタクトスポーツの「ケガの予防」として考案され、ケガの発生しやすい部位(特に足首)を固定しケガを予防することが目的でした。

しかし、最近の傾向としては、ケガの予防ばかりでなく、ケガの応急処置やケガの再発予防、リハビリテ−ション・トレ−ニングの補助や治療、さらに運動フォ−ムの矯正に至るまで、様々な目的で利用されています。

また、同様に日常生活の様々な活動時に違和感を感じる部位にテーピングをすることにより、ケガや障害を未然に防ぎ、ストレスを最小限に抑えることができるのです。

○ケガの予防・応急処置・再発防止に大きな効果を発揮するスポーツテーピング。今や、世界で活躍するトップアスリートから余暇にスポーツを楽しむ人々まで、幅広い層に普及しています。


●キネシオテーピングは、自然療法で体の自然治癒力を高めて直すのでさまざまな全身のつらい症状に効きます。オリンピック選手や野球選手、日本やアメリカのプロ・アマ、両スポーツ界で、けがの予防・回復・リハビリに使われている療法です。

○キネシオテーピングの概要とその効果について
キネシオテーピングは一般のテーピングとは異なり、関節の動きを悪くさせている筋肉や筋膜の異常に着目し、筋肉と同じ割合で伸び縮みするテープを貼ることで、筋肉や筋膜を制御することを目的としたテーピングです。つまり「固定する」テーピングではなく「動かす」テーピングであり、テープの伸縮そのものが体に作用するという特徴を持っています。

○キネシオテーピング法は、自然療法のひとつです。伸縮性のあるテープを痛む箇所、凝っている部位等に貼り、人間の自然治癒力を促進させ、障害を和らげたり治したりします。

○筋肉を保護し、補強する
筋肉と同じ収縮度を持つテープを貼ることにより、テープの厚み分の筋肉を外付けしていることになります。それによって、弱っていた筋肉を強化すると同時に、その筋肉の弱さから来ていた姿勢のアンバランスを改善する。

○関節の位置を正常化する
関節の位置は、そのまわりの筋肉の力のバランスによって正常に保たれています。キネシオテーピングは弱った筋肉を補強することで筋力のバランスを改善し、関節を正常な位置に戻す。

○リンパ液や血液の循環を改善する
キネシオテープは、筋肉や皮膚を引き伸ばした状態で貼るので、貼り終えるとテープにしわができます。このしわが皮膚をフワリと持ち上げ、皮膚の下に溜まって滞っていたリンパ液や血液がスムーズに流れるようになります。従って、患部に浮腫(むくみ)や内出血などがある場合も、キネシオテーピングを施すことによって早く取ることができます。

○痛みを抑える
痛みは、痛みを感じさせる物質(発痛物質)が貯留することによって起こります。キネシオテーピングは、リンパ液や血液の循環を改善することで、その発痛物質をすみやかに流し去ってしまう作用があります。

○筋膜の状態を調整する
痛みは、痛みを感じさせる物質(発痛物質)が貯留することによって起こります。キネシオテーピングは、リンパ液や血液の循環を改善することで、その発痛物質をすみやかに流し去ってしまう作用があります。

○密着は安心
痛いところや凝ったところがあると、自然とそこに手を当てたりさすったりします。この「手を当てる」という行為は、無意識にその部分をいたわる「癒し」の効果があります。患部にピッタリ密着するということは、「安心感」をもたらします。素材の通気性や耐水性、粘着力などは快適に設計されているので、その「安心感」を邪魔しません。

○覆うのは保護だけではない
患部を何かで覆うことは「ここは注意」という目印になります。しかし、見方を変えれば、自分の脳に「ここは治すところ」という指令を出させる目印にもなります。患部だから「大事に」、だけではなく、患部だから「治そう」という方向に自分を向かわせるのです。

◆運動や日常生活の制限はありません。
◆貼ったまま、入浴できます(入浴後はよく乾かしてください)


●スポーツテーピングの概要とその効果について
スポーツテーピング(一般のテーピング)は、ケガや故障を起こした箇所を一時的に使用しないようにくるんで固定することを目的としています。このようなテーピングは、もちろん、骨折や脱臼を起こした場合の患部の保護という意味で重要なものです。

○ケガの予防や再発予防を目的に使用
関節可動域の制限によるケガの予防、および再発を予防します。

○スポーツ活動中のケガに対する応急処置
応急処置として、アイシングとともに関節可動域の制限、および損傷部位の圧迫を行うことで 腫れや組織の低酸素症などの二次的な障害を最小限に抑えることができます。

○リハビリテ−ション・トレ−ニング
制限が難しい回旋運動や競技復帰間近の微妙な可動域制限に対しては、 最も効果的な方法としてアスレチック・リハビリテーションの分野で用いられています。

○動きの矯正(運動フォームの矯正)
ある一定の動きを矯正することにより、協調性のとれた動きが獲得できることがあります。スポーツ・パフォーマンスの向上をはかります。


●その他
スパイラルテープや包帯固定、副木・シーネ・簡易ギプス等を使用した様々な固定や治療法に対応いたします。


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