東久留米市、府中市、西東京市で健康保険を利用した訪問マッサージならアート訪問マッサージへ

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訪問マッサージ・鍼灸でのできごと - アート訪問マッサージ

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アート訪問マッサージは、小平市、国分寺市、東久留米市, 西東京市の周辺地域で１０年以上にわたり自費・健康保険を利用した訪問マッサージ・鍼灸をおこなっております。

不良品のTV

西東京市にお住まいの９０歳超のお一人暮らしの女性患者様の所に訪問マッサージにうかがっていた時のことです。

ちょうど地上デジタル放送に移行する時期に、それまで長い間ご使用されていたＴＶから、地上デジタル放送対応の薄型ＴＶに買い換えられました。

ＴＶが届いた翌日がちょうど訪問の日でしたので、訪問したところ新しくなったＴＶをご覧になりながらもあまり浮かないご様子でしたので
理由をおたずねすると、「不良品が届いた。ＴＶの後ろ半分が付いてこなかった。」とおっしゃったのです。

長年、ＴＶといえば「奥行きのある、がっしりとした物」でしたので、あまりの薄さにそのように思われたようでした。

薄型化を実現するための技術者たちの苦労が一蹴された瞬間でしたが、同時に、テレビもなく、ラジオの時代からパソコン、携帯電話などに至るまでの社会の変化を全て実体験されてきてこられた「歴史」を感じました。

これだけの変化に、自分だったら付いてこられたのかな？と自問する出来事でした。

今はパソコンなどを人並みに使えておりますが、あと十年もした時に、パソコンと全く違う原理で動く次世代のデバイスが急に出てきたときに、付いていける自信がありませんね。。。。

今のご高齢者はすごいと思います。

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評判の良いお坊さん

府中市にお住いの患者様（女性）に訪問治療での鍼灸にうかがっていてお聞きしたお話です。
子供のころ生まれ育った東北の地での思い出話ですが、

地元にとても評判の良いお坊さんがいた、とのことでした。

お寺は、昔は今より身近な存在だったということは観念的には存じ上げているので、きっとためになる説法などをたくさん村人たちにしてくれたというようなお話かと思い
どのように良いお坊さんだったのかうかがったところ

「79歳で亡くなった親戚をオマケして80歳にしてくれた」、

とのことで思わず笑ってしまいましたが、昔のどこかのんびりした雰囲気に癒されました。

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それだけは…

１００歳に近い東久留米市の女性の患者様で、自費での訪問マッサージにうかっておりました。

あるとき施術中に「あァ、このまま死にたい」と、しみじみとおっしゃいました。

それくらい心地が良い、という意味でおっしゃってくださったと理解しましたが、

これって僕、業務上過失致死になっちゃうのかな…

その後に自分の身に起こるであろう事柄を想像するとお気持ちは分かりますが、それだけはちょっとおやめください、と複雑な気分になりました。

結局、お亡くなりになる2日前まで訪問マッサージにうかがいました。

最後の施術が終わった時に、ほとんど意識はなかったように思いますが「今までありがとう…」と小さい声でおっしゃってくださったのを今でも忘れません。

戦争や、その後の社会的混乱などでお若い頃に満足な栄養が取れていなくても、そういった方たちが100近くまで生きて長寿世界一の国になっているという現実を考えると、栄養学などをはじめとする医学（科学）的知識はどこまで正しいのか？という疑問も生じてきます（＊）。意外に人間の体はタフにできているのかもしれません。



（＊）ｖ・フランクルの『夜と霧』に、ナチスの収容所で極限状態に置かれながらも、本来医学的常識ではビタミン不足などになる状況でも、実際はそういったことがあまり起きてなかった、という主旨の記述があったように記憶していますが、たびたびそのことが思い出されます。

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