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本町1−9−3
他述のとおり、とても重要な筋膜ですが、加齢によって大きく変化することが報告されています。
まず、構成要素である弾性線維の量が減少したり、肥厚したり、特に浅筋膜(皮下脂肪付近の組織をイメージしてください)のコラーゲン線維の形が崩れたりたるみが生じます。
そして、これらの変化は他の老化現象と同様、30代から徐々に始まっていることが報告されています。
特に、「転びやすさ」や「疲れやすさ」との関連で筋膜と筋力との関係は重要です。
この点については、筋内膜と筋周膜の間で交差結合(混線)が生じるようになり、それにより筋膜の力伝達経路が影響を受けるため可動域が狭くなっていくことが報告されています。
従って、仮に筋肉量が同じであったとしても、発揮できる力が弱くなると考えられます。
また、 筋膜は、(これもまた他の老化現象同様)運動不足や栄養不足によって加齢のスピードが促進されてしまうことが分かっています。
そして、他の多くの軟部組織と同様、予防・改善が可能です。
実際に、適切な運動刺激でコラーゲン構造の変化が生じることが確認されています。
また、(これもまた多くの軟部組織と同様)刺激に対して反応を示すのでマッサージやストレッチ(*)が有効な手段の一つと言えます。
(*):特にストレッチについては、通常のストレッチとは少し「異なる強度」と「伸張時間を調整」したストレッチ方法が有効であることが確かめられています。
特に医療保険・健康保険を利用した訪問マッサージの患者様などには、通常のストレッチではなくこのような点に配慮したストレッチが有効なので施術に積極的に取り入れるようにしています。
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