Profile  /Blood Type:O Rh+  /Date of birth:Sep.5

.東京都日野市生まれ。幼稚園から大学まで自宅から半径5km圏内で済ます。就職後、1993年から3年間、長野市に赴任し、郷里に戻ってまた7年日野市民。それからやっぱり飛ばされて岡山3年、新潟3年、富山2年5ヶ月、長野4年7ヶ月、岡山1年、松山2年、甲府2年を経て、2022年4月から再び新潟市在住。趣味は読書、旅行、観劇、パソコンを楽しんでいたが、最近はもっぱらポケモンGO。別名、『八百屋の物知り兄ちゃん』『歌う雑学野郎』。

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今日の1曲 「若者のすべて」 →昨日までの1曲(^_^;)へ

 最近家族でカラオケにゆくと、子供らがOfficial髭男dismとかSEKAI NO OWARIの曲を器用に歌いこなすもんで、自分も新しめの曲を歌おうかと選曲すると、歌えるのが10年以上前の曲ばかりであることに気づいて愕然としてます。フジファブリックのこの曲も15年前のリリースだけど、最近好きなので、今度カラオケするときには歌えるようになろうかと、密かに思ってます。
さて、この曲、オリコンでも最高30位までしか上がらなかったそうなので、発売当時は多分聴いたことがなかったと思います。いや、耳にしてても、ぴんときたかも怪しい。この曲のリリースの6年前、くるりの「ばらの花」を知人に勧められ、収録されたアルバム「Team Rocks」を入手したけど、今ひとつぴんと来ませんでした。そんな「ばらの花」ですが、15年ほど繰り返し聴いているうちに、「いいな」と思えるようになっていました。そんな下地が出来たところで2019年から山梨県勤務になり、地元ラジオ局の番組でこの曲が話題になりました。何でも2022年から採用の高校音楽教科書に収録されるとのこと。興味を持って聴いて、はまりました。
夏の終わりの花火大会の情景を歌い手のモノローグで描いている曲です。日本全国、夏は花火大会があって、花火の後はなぜか寂しい。多くの人に自分の歌として聴いてもらうには、良い題材だし、チョイスしている表現も手法もぴったりはまっているのでしょう。そんな曲が「若者のすべて」というタイトルなのは意外ですが、聴いてみれば、「ああこれしかない」と納得できる内容です。
作者の志村正彦さん本人が何かのインタビューで、「同じ意味を表現する言葉が複数あったら、出来るだけ曖昧なものを選んでいる」趣旨の発言をしているのですが、この歌にはどこが舞台だと言われても頷ける普遍性があると思います。あ、いわゆる地方都市で18年暮らしてきたおいら個人の感想です。
志村さんはこの曲の発表から2年後、28歳の若さで急逝。ふるさとの山梨県富士吉田市では、毎年、誕生日や命日に「夕方5時のチャイム」を彼の曲にするなどして、彼の功績を語り継いでくれています。ちなみにフジファブリック自体は今でも残ったメンバーで元気に活動しています。
うちの子供らにはこの曲はどう響くのだろう。今度聴かせて訊いてみよう。

 

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