FFT-PLOT(フリー版)

高速フーリエ変換(FFT-PLOT)(フリー版) Rev.1.0

FFT-PLOT-Free_1.0.005.lzh (120kB)
 周波数解析に有用な高速フーリエ変換(FFT)を行います。波形発生機能があり、FFTの原理の理解に有用です。フリー版では512ポイントまでのデータに対応します。
利用方法
         高速フーリエ変換ワークシート(FFT-PLOT Rev.1.0)(フリー版)
           
  <利用方法>

 1. 利用環境
  (1) 本ワークシートは、Excel2007 では動作しません。
  (2) 本ソフトの開発環境は、Windows XP & Excel2003 VBAであり、Excel2000での動作を確認済みです。
  (3) ただし、上記の全ての環境での動作を保証するものではありません。
  (4) Excel2003で本ソフトを利用するには、エクセルのマクロ機能を有効に設定しておく必要があります。
    ([ツール]→[オプション]→[セキュリティー]→[マクロセクリティー]→[セキュリティレベル]→[中]) 

 2. データ入力数
  (1) 「フリー版」では、データ入力数の最大が「512」に制限されます。
  (2) 「シェア版」では、データ入力数の最大が「4096」まで拡張されます。

 3. 操作方法
  (1) 「一括消去」ボタンをクリックして、既に入力済みの解析データを消去します。
  (2) 「解析データ」欄に解析データを入力(コピー&ペースト)します。上詰め入力とし不要なセルは空欄とします。
  (3) 「解析パラメータ」項目の「サンプリング周波数(Hz)」欄に、FFT解析周波数を入力します。
  (4) 「解析サンプル数(標準)」欄には、2のn乗ごとに実際のサンプル数より大きい値が自動設定されます。
     入力データ数が400ケの場合、112ケの補間データを挿入して512ケとなります。
  (5)  自動設定値以外の解析サンプル数を設定する場合は、「解析サンプル数(指定)」欄に入力します。
     「解析サンプル数(指定)」欄が空欄の場合のみ、「解析サンプル数(標準)」欄の設定値が有効となります。
  (6) 「補間データ(標準)」欄には、補間データとして、サンプル平均値の値が自動設定されます。
  (7)  補間データの値は、「補間データ(標準)」欄または「補間データ(指定)」欄の値となります。
  (8) 任意の補間データの値を設定する場合は、「補間データ(指定)」欄に入力します。
  (9) 「補間データ(指定)」欄が空欄の場合のみ、「補間データ(標準)」欄の値が有効となります。
  (10) 「FFT解析」ボタンをクリックすることで、FFT解析が実行され各種グラフが更新されます。
  (11) グラフのXY軸の調整は、エクセルの標準機能を用いて適宜調整します。

 4. 検証用データの設定方法
  (1)  本ソフトには、FFTの解析機能の検証及びFFTの原理を理解することを目的として解析データ生成機能を設けています。
  (2)  検証用関数は、3つの周期関数と定数項から成る下式により定義されます。

     f=a1・sin(ω1・t+φ1)+a2・sin(ω2・t+φ2)+a3・sin(ω3・t+φ3)+C

  ここで、
      a1、a2、a3:周期関数の振幅
      ω1、ω2、ω3:周期関数の角周波数(rad/s)
      φ1、φ2、φ3:周期関数の位相角(rad)
      C:定数項
      t:時間(s)
      π:円周率(3.141592653589793)

  単位変換して

     f=a1・sin(2π・f1・t+Φ1・π/180)+a2・sin(2π・f2・t+Φ2・π/180)+a3・sin(2π・f3・t+Φ3・π/180)+C

      ここで、
      f1、f2、f3:周期関数の周波数(Hz)
      Φ1、Φ2、Φ3:周期関数の位相角(度)     
     
  (3) 「検証用関数パラメータ設定」欄の各項目欄において各パラメータを設定します。
     「Amplitude」欄に振幅a1〜a3、「Frequency」欄に周波数f1〜f3、「Phase」欄に位相角Φ1〜Φ3、「Constant」欄に
     定数Cを設定します。
  (4) 「データ数」欄に解析用に発生させるデータ数を、プルダウンメニー(2のn乗の値)から選択設定します。
  (5) 「データ数」欄の右隣にデータ入力されている場合は、この値が上記プルダウンメニーに加えられます。
     生成データ数を任意に設定したい場合に、一旦この右隣の欄にデータを入力しておいて、プルダウンメニーからこの値を
     選択設定します。
  (6) 「データ複写」ボタンをクリックすることで、「解析データ」欄に検証用データが設定されると共に、
  「サンプリング周波数」欄に適正値(周期関数の最大周波数の2.5倍の値)が設定されます。
  (7) 「解析データ」欄に測定データなどの解析データが入力されている場合、「データ複写」ボタンをクリックすることで、
     元の入力データに検証用データが上書きされることに注意して下さい。
  (8) 「サンプリング周波数」欄の値を変更した場合、適正値でない場合に、設定値の右の欄に下記エラーメッセージが
     表示されます。
      ・最大周波数の2倍以下の場合:「解析無効」のメッセージを表示。但し解析は実行する。
      ・最低周波数の2倍以下の場合:「データ無効」のメーセージを表示。データ更新および解析を実行しない。

 5. 利用条件
  (1) 本ソフトはフリーウェアです。
  (2) 本ソフト利用に基づく如何なる損害に対して、作者をその責を負わないものとします。
  (3) 本ソフトの如何なる不具合に対して、作者は修正義務を負わないものとします。
  (4) 本ソフトのプログラム方法・解法・他に関する問い合わせには対応しておりません。


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