Dance -舞台-
◆舞台
プロのインド舞踊家として、これまで多数の舞台を踏んできた。
今でもお声が掛かれば舞台に出演させて頂いている。
舞台の回数を重ねるごとに緊張する事も少なくなるのでは?と尋ねられることがあるが、とんでもない!
今でも舞台前にはとても緊張してしまう。
観客の目がこちらを向いているから…という事もあるが、
自分が『つながる』事ができるのだろうか? と想うからだ。
それは 天と地と自分が、一直線上に繋がっている・貫かれているようなもの。
占星術を解くことと似ているかもしれない。
『つながる』時は、空気の中に何かエネルギーを感じる。
そのエネルギーが自分や観客を包むような感覚になる。
ただ毎回その空気を感じる事はできないので、精神統一がまだまだ。
舞台で踊りを披露する事とは、
自分はもちろんのこと観客も楽しんでいるのかという事でもあると想う。
物語の中へいざなう語り部のように、
主人公とその恋人が愛をささやき合っている情景を感じるように、
うっとりとした心地よい時間の共有ができるのかという事。
私はまだまだその域には達してはいないが、
先生や舞踊団の皆と踊ることにより、舞踊という心地よい空間を、
舞台の上で表現していけたらいいなと想っている。
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「バサンタ・パラビ(春の舞)」という演目を踊っているところ。
春の名の通り、優しいくしなやかな演目。 |
Dance Creative Airtist ★ Aiko Chikamoto(近本あいこ)
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