『ナタラージャ』
インドの神様の一人、シヴァ神の別のお姿だ。
「ナタ」は踊り、「ラージャ」は王。
2つをそのままくっつけて「踊りの王」
シヴァ神はインドの神様の中で一番の踊りの主である。
普段はヒマラヤ山脈の頂で
瞑想しながら行をしているが、
神々の前で軽々と108つの踊りを披露したと言われている。
インド舞踊家は舞踊の前にこのシヴァ神を讃えるお祈りをする。
上手に踊れますように
踊りの王の恩恵を受ける事ができますように
こうして舞台で踊れる事を感謝いたします…
祈りを込めて大地に挨拶をする。
足で大地を踏みしめるインド舞踊は、
大地とつながった踊りだからだ。
あなたのお姿は神聖なるもの
シヴァ神の装飾品である月と星は尊いもの
神聖なるシヴァ神様 あなたにご挨拶をいたします
神様も踊る。
いや、神様が踊るから
人も踊りに魅了されるのかもしれない。
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<ナタラージャの銅像>
舞踊でもナタラージャをこのように表現する |