2010年2月15日に血液型人間科学研究センター主催のミニシンポジウムが開かれま
した。
藤田紘一郎さんは「回虫博士」で有名ですが、斎藤忠夫さんは「血液型ヨーグルト」を研究している方です。
灰田宗孝さんは、脳の研究で有名です。
参加者は約50人、スタッフを入れて60人弱で、会場はほぼ満杯でした。
大手新聞社や理系出版社のかたも参加されたそうです。
「血液型と性格」を研究している心理学者もいらしたとのこと。
前回のミニシンポジウムの告知文から
『血液型を考える』 第1回ミニシンポジウム開催!
『血液型を考える』〜ABO式血液型遺伝子を理解するために〜第1回シンポジウムを開催します。いよいよABO式血液型遺伝子の謎が解き明かされるのか!?「血液型とは?」「血液型と私たちの深い関係って?」
血液型というと、「輸血のこと?」「性格のこと?」「ダイエットのこと?」など、さまざまな話題で人々の関心を呼びます。
ところが、身近に聞くABO式血液型だというのに、未だにその全容は分かっていません。
そもそも、ABO式血液型物質は血液型という名称がついてはいるものの、単に血液中だけに存在するのではありません。細胞や内分泌液など、体内のあらゆる場所に存在していています。しかもこの血液型は人間だけではなく、他の動植物や細菌までもが持っていて、言ってみれば地球上の人間を含めた、実に多くの生命体が共有する遺伝物質なのです。
遥か太古から地球上の生命とともにあったABO式血液型遺伝子は、人類誕生の時には既にその体内に存在していたと思われます。人間がどのように形作られ、どのように環境の変動を生き抜いてきたか、その一部始終を、この遺伝子は記憶しているのかもしれません。
ABO式血液型遺伝子を探求することは私たち人間のことを理解する、糸口になる可能性が大いにありそうです。
●血液型って何?
●なぜ血液型は存在するの?
●私たちの中でどのような働きをしているの?
●私たちと血液型の深い関係って?
現在、遺伝子研究が進む中、血液型遺伝子にもようやく光があたり始め、いくつかの専門分野からは、大変興味深い研究結果も報告されつつあります。
そこで今回、各方面の諸先生方からお話しをお伺いし、現在どのようなことが解っているのか、ABO式血液型がどのように人間に影響を与えているのか、また、この研究の今後の可能性などについても考えていきたいと思います。
◆開催日:2010年2月15日(月)
◆場所:東京国際フォーラム会議室(東京都千代田区丸の内3-5-1)
◆対象者:一般
◆定員: 50名
◆参加費:無料
◎講師紹介
藤田紘一郎(医学博士、感染免疫学者)/“回虫博士”でおなじみの先生です。
齋藤忠夫(農学博士)/血液型と乳酸菌の関係をお話して下さいます。
灰田宗孝(医学博士)/脳と血液型の実験についてお話して下さいます。