第43回(血の子息たちの闘争)
エーリッヒ「メイドさん、この部屋のことは何か分かるかい?」
アグネシア「ここは行ったことないですね……」

 天井は20フィートほどの高さがある。
 ミラは闇の奥から敵意をビンビン感じている。
 そうこうしていると地面に3つの輪っか(魔方陣)が浮かび上がった!
クリス「あ、何かの魔法が発動したよ! みんな気を付けて!」

 というところで戦闘に突入!
 エーリッヒが部屋に突入すると呪文を唱えるような声が聞こえる!(何語かは分からないが "ゲート" という単語だけ分かったようだ)
 クリスは先制攻撃のファイアーボール! 爆発の瞬間にコウモリの羽が生えたようなモンスターと奥にもう1人見えた!
奥の人「アッタマきたっ! コンラッドの仲間か!? 悪いけどな、テメェら棺ごと焼いてやるぜ! お前ら行け! やってしまえ! どのような雑兵を雇ったところでこっちには適わないぜ!」

 と反撃のファイアボールを撃ち、エーリッヒはモロに被爆してしまった! 通常アイテムは燃え、宝石は溶けてしまったがバニースーツは残った(笑)
エーリッヒ「ぐっ、トッペンハイマーの指輪だけは守ってみせる!」

 モンスターが2体突進してきたが、体は不完全な状態のようだ(召喚中にファイアボールを喰らったせい?)
 エーリッヒは "ここは通さぬ!" とモンスターを前衛で止める!
 奥の人はテレポートの魔法で3匹目のモンスターをパーティーの元へ送り込んできた!
 続いてミラの目にダークネスをかけてくるがコンティニュアルライトで解除!
 総攻撃を仕掛け接近している3匹を撃破!
 ファルケが一気に前進し奥の人に接敵!
エーリッヒ「降参しろ! 隣に接近した剣士はお前など一撃だぞ!」
奥の人「……」
 ファルケは問答無用で一撃で切り倒した! ガス状になり近くの棺桶に入っていった。
 ナインとアルは2つの棺の上に乗っかりフタを抑えると、アルの下の棺桶から女の声が聞こえた!
 棺桶は無理やり下から開けようとするが、アルがいるせいで開けられず。
ミラ「エーリッヒ、アルの棺桶から何か出てきそう!」
エーリッヒ「分かりました! 向かいます!」
ナイン「アル、結婚式用に買っておいたホーリーシンボルを使ってくれ!(と投げた)」
アル「オーライオーライ……て、あ(大失敗して、取れずに落としてしまう)」
ナイン「今のはオレのせいじゃない……」
 棺桶のフタが勢いよく開きホーリーシンボルの上に落ちた!
「うう、貴様ら何者だ! 返答次第ではお前らの首をハネちゃうぞ!(セクシー系ヴァンパイアが登場)」
ミラ「私たちは通りすがりの冒険者よ」
エーリッヒ「あなたが皇帝の娘か? ちなみに我々はコンラッドとは関係ない。あんたの名前は?」
女ヴァンパイア「わらわの名はエリザベートだ」
ナイン「エーリッヒ待て! その女は(ナンパ的な意味で)ダメだ!」
エーリッヒ「うう!? なんか自分、凄く誤解されてませんか!?」
クリス「他の5匹のヴァンパイアはもう倒した、お前は観念しろ!(よく見るとエルフのヴァンパイアだ)」
エリザベート「ホ、ホンマか!?」
アル「……今のはなんだろう。エルフ訛り?(笑)」
ファルケ「(遠話石で)クリス、オレが倒したヴァンパイアがスクロールを落としてるぞ」
エルフ「(遠話石で)ホ、ホンマか!?(笑)」
 ナインはホーリーシンボルを回収し、ファルケは奥へと進む。
アル「あんたは人間の敵か?」
エリザベート「お前らが敵だと思えば敵だ。そうでなければお前らの主人だ」
クリス「エルフをヴァンパイアにするとは許せない。あなたを助けてあげましょう」
エリザベート「(剣を突き付けながらも)ノーサンキューだ。私はエルフ社会から追放されたのだ。それと残りの5人を殺したというのは本当か? ならばお前を部下にしてやろう。コンラッドは私の兄だが死んでしまったのなら仕方ない」
ミラ「おとなしく棺に戻るなら見逃してやるわ」
エリザベート「逆の立場で考えてみろ、お前らなら従うか?」
ミラ「いえ、従わない」
エリザベート「そうでしょうとも!」
エーリッヒ「(首に剣を突き付けて)クリスに何かやってみろ、お前の首もハネてやる」
エリザベート「……(もう1本の剣を抜こうとした)」
 ナインはもう一方の剣にクロスボウピストルを突き付ける。
クリス「奥のヴァンパイアの残骸を確認した方がいいんじゃないか? 君の兄か?」
エリザベート「いや、あれは違う……お前たちの目的は何だ? 私を倒すために来たのか? それならば、その挑戦を受けて立つが」
エーリッヒ「我々はマイバッハを失脚させたいだけだ。君の命はどうでもいい」
エリザベート「命か……吸血鬼の私に、また微妙な言い方だな」
ナイン「寝床を荒らさないことも約束しよう」
エリザベート「マイバッハを倒すのか……ならば黙認しよう。むしろ願ったりだ」
エーリッヒ「君は皇帝の息子か?」
エリザベート「……娘だが……息子でも良いか別に」
エーリッヒ「皇帝の子なのだろう? 裏切っていいのか?」
エリザベート「始祖カインに通じるように血筋を守りたいだけだ。お前(ナインに)、その手にもっているものを下げてもらえないだろうか」
ナイン「これか?(ニンニクをしまった)」
エーリッヒ「6人の名前を教えてくれ」
エリザベート「先ほどお前らが倒したのはフェリペだ。A組はコンラッド、ヴァルミア、私だ。B組はハインツ、クレメンヌ、フェリペだ。B組は皇帝にかわいがられている。ちなみにここでの戦闘は禁止されている」
ミラ「フェリペはここにファイアボールを撃ってたわよ?」
エリザベート「アイツはイカれている」
エーリッヒ「コンラッド側と皇帝側はなぜ別れたんだ?」
エリザベート「ヴァンパイアとして正い道を選ぶかどうかで意見が分かれた。ならば、そなたらとは改めて宣戦布告しようか?」
ミラ「できる限り、無用な戦闘は避けたいけど」
クリス「我々はカインの末裔の方たちとも協力関係もあるんだ」
エリザベート「まぁよかろう、マイバッハを取り除くのは我々の望みでもある。ここはひとまず停戦しよう(と握手を求めてきた)」
エーリッヒ「同じ目的ならば協力しよう。君を信用して握手をしよう」
エリザベート「ワッハッハ、安心しろ。触っただけで何でもかんでもエネルギーを吸い取るわけじゃない。ちなみにお前はヴァンパイアになりたいか?」
エーリッヒ「いや……」
エリザベート「マイバッハを倒すというのであれば、私の棺以外は破壊してしまった方がいい。敵は少ない方がいいだろう。私たちは1人に1つの棺しか与えられていない」
 と言い、剣で各棺を破壊した。
アル「マイバッハの棺はどこ?」
エリザベート「それは分からないが、これで残っているのはマイバッハの棺のみだ。すまぬが、誰か血を分けてくれぬか? 腹が減った」

ファルケのセクション
ファルケの魔剣「1人で突っ込むとは無謀だな。まぁお手並み拝見といこうか」
ファルケ「無謀か勇気かはお前が判断しろ」
 ファルケは通路を進んでいくと途中で黒いガス状のものが通過していき、さらに戦士風ヴァンパイアもやってきた。
男ヴァンパイア「お前は何者だ?」
ファルケ「通りすがりの冒険者だ」
男ヴァンパイア「コンラッドが雇ったか?」
ファルケ「コンラッド? 誰だ? 知らんな」
男ヴァンパイア「……コンラッドめ手勢を雇いやがったか。素直に棺だけあさって帰ればいいものを」
 というところでファルケが突っ込んで戦闘開始!
男ヴァンパイア「ふん、人間風情がっ! その勇気に応えてやろう」
ファルケ「魔剣の力は必要ない。ボナパルト、まだ眠っておけ」
 ファルケは無傷でなぎ倒した!



ファルケ「もう降伏しろ、そこをどけ! それともガスになって棺桶に戻りたいか?」
男ヴァンパイア「ぐぬぬぬ……分かった。健闘を祈る」
ファルケ「オレは1人だけじゃない(と通過する)」
男ヴァンパイア「クソ!(背後から切りかかった)」
 しかしそこまでしてもファルケには当たらなかった!
ファルケ「まだやるんですか?」
男ヴァンパイア「……オレは……オレは吸血鬼として……わかった、この勝負は預けた」
ファルケ「(遠話石で)クリス、Aチームと思われるヴァンパイアがそっちに逃げていった」
クリス「了解!(パーティーにも伝えた)」

 ファルケが進むと戦った跡が見えた。
 ガスが棺の部屋に戻ってきたが、棺桶が破壊されていたため消滅(おそらくヴァルミアのガス?)
 しばらくするとファルケの斬った男ヴァンパイアが棺の部屋に戻ってきたのを一行が確認。
男ヴァンパイア「エリザベート、貴様か……姑息なマネを。そういうことか……貴様ぁ!」
 と棺桶の部屋で戦士風ヴァンパイアとパーティーが交戦!
 アルが魔法の弓矢でトドメを刺してガス化したが、棺桶がなく消滅(ハインツだったようだ)
エーリッヒ「アグネシア、あのヴァンパイアは知っている?」
アグネシア「ええ、名前だけは」
エリザベート「お腹が空いたわ、誰か血を頂けるかしら?」
エーリッヒ「ならば私が与えてあげよう」
エリザベート「すまぬな、検査結果は後ほど送ろう」
ナイン「……(エーリッヒがヴァンパイアの女と血を交換している、これをタリマにどう報告すべきか)……」
エリザベート「お前の名は?」
エーリッヒ「私はエーリッヒ・ルクスハウムンだ」
エリザベート「そなた、私の下に仕えないか?」
エーリッヒ「僕が剣を捧げるのはタリマだけだ」
エリザベート「借りはすぐに返そう。ブランジという街にヴァンパイアのコミュニティがある。そこに行っても襲われないための証明書だ。何かあったらこれを持っていき、赤い月というグループを頼るがいい」
アル「人間社会にそんなものがあるの?」
エリザベート「あるぞ。お前は知らないようだが、そこらじゅうに。お前の愛しい人もヴァンパイアかもしれんぞ?」
アル「どうしてブランジなの?」
エリザベート「あそこは規模が大きいんだ。オークのコミュニティすらあるくらいだぞ?」
アル「オークがあるくらいなら、ダークエルフのも?」
エリザベート「ああ、ある」
アル「どんな種族も受け入れる街なんですか?」
エリザベート「あぁそうだ。人間の大都市だからな。各種族とも重宝している」
クリス「ここまでの出来事をカインの末裔のところへ報告に行ってくれませんか?」
エリザベート「なるほど……ではお前らだと証明できるものをくれぬか?」
クリス「うーん……特に証明できるものは無いや。なら、この戦いが終わるまで一緒に来てください」
エリザベート「よかろう」
エーリッヒ「トッペンハイマーの妹、皇帝の妻はどこにいる?」
エリザベート「城のてっぺんにある離れだ」

 ミラがパーティーたちを回復する。
 クリスは遠話石でファルケにエリザベートと協力関係になったことを報告しファルケと合流する。
ミラ「どこかに休息をとれる部屋はある?」
アグネシア「古い家具をしまっておく部屋ならあったけど」
エリザベート「休憩したいなら棺の部屋で休めばよかったのに」
ミラ「あそこはちょっと……」
エリザベート「ハッハッハ、どうやら想像以上に我々を誤解しているな? ヴァンパイアはベッドで寝たりもするぞ? 城の中にいけば私の部屋もあるぞ? マイバッハや部下に会わなければいいだけだろ? 休憩が不要ならすぐにマイバッハのところへ案内してやるが?」
エーリッヒ「コンラッドに会ったら?」
エリザベート「コンラッドは倒したんじゃないのか?」
エーリッヒ「あっ……」
エリザベート「また撃ち漏らしたのか? まぁ、おそらく今頃は戦っているだろう。それが皇帝の望みだったからな。勝った方が出世する……もともとはそういう流れではなかったのだがな。正統派を決めるとはいうが……まだ時期ではないと思うんだがな。さて、ではマイバッハのところへ行くか? マイバッハの横には人間の傭兵連合からの使いが2人いるから気をつけろ。城の中に入るなら兵士なんかにも会うが、それは覚悟しておけよ? 夜中の今のうちの方が都合がいいだろうな」

 ヴァルミアのダガー、ボウを回収するが、フェリペのスクロールは回収し忘れた。
 先へ進んで行くと鉄の扉があるが、エリザベートは気にせずに開けてしまった。
 上の階への螺旋階段があった。上って行くとホールに到着し戦闘音が聞こえる。
「ここまでだコンラッド」
コンラッド「ぐっ……クレメンヌいい加減わかっているのか?」
クレメンヌ「貴様もすべてを手に入れたくて吸血鬼になったんだろ?」
コンラッド「中には皇帝のように金で手に入れた偽物もいる。グラストは傭兵連合に抑えられる」
クレメンヌ「カインの末裔も望んでいるだろ? いずれ全てを乗っ取ればいいだけだ」
 と、皇帝の子息同士が言い争っている声も聞こえた。
ファルケ「ここでどっちかをやってしまうか」
エリザベート「クレメンヌは気をつけた方がいい。ヤツはエルフと人間の混血だ。両方の特性をもっている。もっとも、そういう奴は滅多にいない(=スペシャルすぎてPCにはムリ)だろうがな。人間の戦士のタフさとエルフの魔力をもっているんだ」
ファルケ「それは、総合的に見ればこっちも同じだ」
クレメンヌ「エリザベート、そこに隠れているのだろう? 出てこい。お前らは誰だ?」
ファルケ「通りすがりの冒険者だ」
クレメンヌ「人間か……仕方ないな、ケリをつけるか」
エーリッヒ「話は聞かせてもらった! グラストをお前らの好きにはさせん!」

 クレメンヌと戦闘に突入し、アルとファルケが一気に大ダメージを与える!
エリザベート「クレメンヌ、お前も諦めろ」
クレメンヌ「……(ブラックポーションを飲んだ!)」
 クレメンヌがいた部屋には、多数の兵士が血を流して倒れていた。ミラは、まだ虫の息だが生きていた兵士を回復させ、助ける。
エーリッヒ「奥方は無事か?」
兵士「幽閉されておりますが、今どうなっているかは分かりません」
 ナインがトドメを刺しクレメンヌを撃破!
ミラ「棺は破壊したから蘇生はできないわよ! 邪悪なるもの滅せよ!」
 それが聞こえたのかどうか、ガスは気力を失ったかのようにその場で塵になって消滅した。
エリザベート「悪は去ったか」
パーティ「吸血鬼のお前が言うかっ!(笑)」



戦利品は回収してホールディングバッグへ
クレメンヌの邪悪アーマー、ヴァンパイア息子ソード、スモールシールド、ヴァンパイアマークの指輪、封印されている手紙(傭兵連合からの書簡)

ミラ「周りの兵士はお仲間かしら?」
兵士「えぇそうです」
ミラ「まだ生き残りがいるかもしれませんので、救出をお任せします。あなたお名前は?」
兵士「ユラトと申します。私は警備兵でした。この前はグリフォンの襲撃で親友はやられてしまうし、散々だ……」
エーリッヒ「城の兵士たちはみんなマイバッハが吸血鬼だったことを知っていたのか?」
兵士「私たちはマイバッハの食事を見てしまいました……(エリザベートを見て)あぁ! お前もヴァンパイアだ!」
パーティー「えぇ、それは知ってます」
エーリッヒ「君はトッペンハイマーについてはどう思う?」
兵士「彼は尊敬できる人物と聞いている」
エーリッヒ「(指輪を見せて)私たちはトッペンハイマー様の使いのものだ」
兵士「そうでしたか」
エーリッヒ「私はルクスハウムン家のエーリッヒだ。君も知っているかい?」
兵士「すみません、分かりません」

経験点:前々回と前回、今回までと合わせて9652
終了時のゲーム時間:1994/13/10

その他のお宝は次回にヴァンパイアのトレジャー判定を行う。
ナインはレベルアップしHPを振った。
ミラ、エーリッヒもレベルアップしたが、HPはFateポイントの都合で次回に振ることにした。