第40回(アンデッド兵器)

 ナインが報告に戻ると、マイバッハの使いがトッペンハイマーと何やら話している。
トッペンハイマー「おぉ、ナイン殿いい所に戻ってきてくれた。アルブレヒト君とエーリッヒ君を呼んできてくれないか? 他にグラストと関係のある者はいないかな?」
ナイン「それは何か急用なのか? とりあえずダンジョン内のことを報告しよう……カクカクシカジカ」
トッペンハイマー「そのような状況なのか、分かった。アルブレヒト君については家庭の事情とでも言っておこう。エーリッヒ君にはどうしても聞きたいことがあるらしい。少なくとも彼は貴族なのだ。大小はどうあれ貴族としての責任がある」
マイバッハの使い「ファルケがジョーカーか……」
 ナインはアルティアとクリス経由の遠話石でエーリッヒとアルを呼び出した。
エーリッヒ「トッペン殿が呼んでいるなら、ちょっと行ってくるよ」
アル「オレに用? ……あまり行く気になれないな……」
エーリッヒ「まぁまぁ、すぐに戻れるだろうから行こう」
 渋るアルを、エーリッヒが連れていった
(プレイヤーが不参加なのでシナリオの都合上2人は退場)
ナイン「カインの魔剣について知っているか?」
トッペンハイマー「御伽噺には聞いたことがある。強力な吸血鬼だ。吸血鬼について知りたければ、紹介できる者がいないでもないが」
ナイン「知り合いがいるのか?」
トッペンハイマー「旅の童話作家だ。ちょっと変わり者だから大変だが、長く生きている者だからいろいろ知っているかもしれん」
ナイン「(遠話石で)カインはただの吸血鬼ではなく、吸血鬼の王らしいぞ。そちらの状況で何か変わったことがあればトッペンに聞いてみるが? それとアルティア、吸血鬼について知っていることは?」
アルティア「300年前に吸血鬼戦争がありました。吸血鬼といっても幅広いんです。エルフやドワーフと似ているとも言えます。ただ吸血鬼は全て死者です。吸血鬼は人間のように増えるわけではありません。人間の繁殖方法とは違うのです。一般的に学校で習うのとは違う部分がありますので、ここで訂正しておきます。ナインが吸血鬼に噛み付かれたとしても、ナインがすぐに吸血鬼になるわけではありません。あくまでも吸血鬼がナインを吸血鬼にしようと思わないと感染しないのです。どうしてだと思いますか?」
ナイン「……自分より強い者が吸血鬼になったら自分が困るからか?」
アルティア「ちょっと違います。吸血鬼が増え過ぎると、エサが減って困るからです。吸血鬼戦争は吸血鬼軍団と騎士団による戦争です。あと上位のヴァンパイアはたいてい下位のヴァンパイアを従えています。カインは吸血鬼戦争で敗れ、ここに封印されたのです。ただカインは常に魔剣と共にあったのです」
ナイン「授業で聞いたのは、ヴァンパイアは川を渡れないとかニンニクが嫌いだとか習ったが?」
アルティア「それは下位のヴァンパイアです。上位のヴァンパイアは日中を歩き、人間と同じように暮らしています。カインを倒したのは騎士……彼もまたヴァンパイアだったという風説もありますが、証拠の資料が出ないから断言はできません」
ナイン「その騎士の名前は?」
アルティア「カインを倒した騎士は3人いました……でもこれはおかしいですね。時間軸が合わない……ゴーレム戦争の後だから320年前かな。エルフならば知っているかも知れません」
ナイン「そもそもなぜ戦になったんだ?」
アルティア「そこが謎なのです。時の図書館が正常に機能すれば詳しいことが分かるのですけど……全てを知っていることは時に辛いのですよ。どちらにせよ、あの魔剣は回収しないとマズいと思います」
 というところで、ダンジョン内の探索組が怪しい声を聞く!
「うう……レイセオン様……お帰りですか……お客様ですか……?」
 とアンデッド(ゾンビ?)が部屋に入ってきた!
ゾンビ「うう、やはり寿命がきてしまったか……もうちょっとゾンビパウダーの配合を変えないといけませんな。ローゼリア様、腎臓血液ができました。味見をお願いします」
※ローゼリアとは以前に倒したヴァンパイアエルフの名前とのこと。
ゾンビ「お、おや!? あなた方は!?」
 クリスは遠話石でナインに報告。
クリス「なんか変なゾンビが来たよ! とりあえず合流しない?」
ナイン「ふん、ゾンビか。緊迫した雰囲気でなければ、ここでトッペンハイマーと話している」
 ゾンビは慌てて逃げ出したので追いかける。ファルケとミラが追いつき接敵&ターンアンデッド!
ゾンビ「わ~……ターンされた~」
 ミラはターンの手ごたえを感じたが、どうやら効いてないっぽい。
ゾンビ「えーい、戦おうというのか!?」
 と振り返ると、ゾンビはかなり醜い顔をしていて目が赤く光っている!
ミラ「お、お前はただのアンデッドじゃないわね!?」
 ヴァンパイア(?)はミラに襲い掛かるがデフレクトで返し攻撃失敗!
ヴァンパイア(?)「お嬢ちゃん見逃してくれやい」
ミラ「事情を話してくれたらね」
ヴァンパイア(?)「ハァァァァァァァァ~」
と息を吹きかけてきた(効果は臭いだけっぽい)
 続いてヴァンパイア(?)はミラにチャームパーソンを成功させ、ミラはヴァンパイアを友達だと思ってしまった!
 ファルケは剣でぶった斬る! クリスはマジックミサイル! 
ヴァンパイア(?)「ウゴっ! ちょっとそこのお嬢さん、お友達をとめてくれよ……」
ミラ「あら、ゴメンなさいね。みんな待って、この人はアンデッドじゃないわ。今ケガを回復してあげるわ!」
 ターンが効かなかったので問題ないハズとキュアを唱えるが、これが見事にトドメに!(笑)
アンデッド「ひー、ひどいじゃないか……」
 ヴァンパイア(?)はシュワシュワシュワと消えてしまった! 結局アンデッドだったようだ。
 アンデッドはガス化して通路の先の石の隙間から飛んでいった。
 クリスは遠話石でナインに一部始終を報告。
ミラ「癒しの力を拒むなんて。追ってあげなくちゃ!」

 エーリッヒ&ミラが地上に到着し、入れ替わるようにナインとアルティアが戻ってきて合流。
 早速ナインがシークレットドアを調べてみる。
 その先は通路になっていて徐々に下っているようだ。
 ナインとアルティアが先行して偵察し遠話石で報告してくれる。
 さらに進んでいくと、床に赤い字で描かれた魔方陣があった。
 ナインは何も感じず、アルティアも魔法的なものは分からないようだ。
 ナインが魔方陣の中に入ってみると、魔方陣が薄く発光! アルティアはギリギリで逃げたが、ナインは上からのマジックミサイルを浴びてしまった! 
ナイン「これは永久機関とみていいのか?」
アルティア「魔法の罠なのでおそらくそうでしょう」
ナイン「ディスペルマジックで消えないか?」
アルティア「やってみないと分かりません」
 とりあえずパーティーも合流。
アルティア「ファインドトラップはありませんか?」
ミラ「私は持ってないわね」
ナイン「能力ならあるが」
アルティア「物理的なものじゃないからナインには難しいかも」
 ナインはコインを投げてみたがトラップは発動しなかった。
 ナインはクライムウォールで魔方陣を避けながら扉の正面に移動。
 ナインが扉を開けることに成功。ナインはキュウベェを呼び、魔方陣の上を通らせた!(笑)
 が、キュウベェはうまく魔方陣を避けて到達。その間ナインはわずかに魔方陣が光ったのを確認した。
 クライミングロープとジャンピングブーツを駆使して全員無事に魔方陣を踏まないように通過。
 部屋に到着し扉が3方向にある。両サイドが木の扉、正面は鉄の扉。鉄の扉には鍵穴がある。
 両サイドの扉には札があり、エルフ語で "起こさないでね" "勉強中につき入らないこと" とそれぞれ書かれている。
 ナインが各扉を聞き耳すると、正面と左の扉から音が聞こえる。
 とりあえずナインは鉄の扉の鍵穴をチャレンジしたが開かなかった。
 音のしない方の扉を開けてみると香水の匂いが漂い、いたるところにキノコのぬいぐるみが置いてある。
 本棚があったのでクリスがスペルブックを探してみる。
 他のメンバーも探索する。
 ローゼリアの肖像画(100年前ぐらいの日付が入っている)、スクロール、ポーション2本、小さな箱の中に包み(黄色い粉を包んだ物)、本、スペルブック(細い鎖で開けれないようになっていて宝石が光っている)、インク、ペンを発見。
 クリスはエルフ語でスペルブックに適当なキーワードを唱えてみるが開けられなかったので、ホールディングバッグに詰め込んだ。
 スクロールもリードマジックがないと分からないのでクリスが持っていく。
 もう一方の扉を隙間から覗いてみると、白い細長い毛の束が見えた(尻尾?)さらにクリスは冷ややかな風を感じた。
 ナインはたいまつを投げ込んで中の獣を確認。1匹の白い大きなオオカミが鎖に繋がれていた!
 ナインが扉を開けて戦闘に突入! オオカミは冷たいブレスでパーティーを先制攻撃!
 クリスはマジックミサイルで対抗し、ナインとファルケが部屋に入り込んで一気に討伐!
 オオカミの血を抜いて毛皮を持って帰る。
 部屋を探索し、研究の書、ヴァンパイアについての書籍、ゾンビの作り方の本、血液の作り方のノート、錬金術の書物、鍵、ドクター・マリエッティと書かれた紙、手紙、命令書、大きなチェスト(鍵穴がある)、大きな本(スペルブックじゃない)を発見。
 命令書には、ゾンビパウダーと人工血液についての契約がマイバッハとの間で交わされた内容が書かれている。
 ナインはチェストを開けてみたがトラップが発動。箱の中身はローブと水晶だった。
 大きな本はナインが読める文字と魔法語で書かれていて "究極の兵士を作る方法" と題名が書かれている。
 メモもあり "作るところまではできたが制御ができない。恐ろしいことにその攻撃は魔法の武器であるがごとく我々にもダメージを与えてくる。そして我々よりも食事(血)……かなり効率がいい。手に追えないのでとりあえず餓死するまで繋いでおく。そのせいで実験も中断させられてしまった。構成レシピはトロル、人間、ドッペルゲンガー、その他動物(クマ、犬、ヘビ)" と書かれている。
 ポーションをシッピングし、体力を失う感じのものと、力が萎えるというかレベルが下がったような感じのポーションだと判った。
 ローゼリアの部屋で一泊し、回復と魔法の取り直しをすることに。
 夜のうちに余った分で回復とスペルストアリングに魔法を詰め込んだ。
 翌朝、オッティにマジックミサイルを2発とってもらい、クリスはリードマジック、マジックミサイル、ウェブx2、ファイアボールx2、ミラーイメージ&ヘイスト(リング)を覚えた。
 ミラもチャームパーソンが解けた。

前回の経験点:3000
今回の経験点:2000
終了時のゲーム時間:1994/13/06