第34回(乱裸覧)

 前回の最後の戦闘で捕まえた隊の長は "中隊長"(名前はクロステリア)だったとのこと。

前回のお宝
小隊長戦:スペルブック(中の魔法は7個でウェブは確定)
中隊長戦:スペルブック(中の魔法は9個でライトニングボルトは確定)、クロステリアの装備(ノーマルソード+1、ミドルシールド+1、プレートメイル+1、指輪)、クレリックの装備(メイス+1、プレートメイル+1、シールド)、200GP。

 クロステリアの指輪をエーリッヒが装備してみるとプロテクションリング+1と判明。
 エーリッヒはクロステリアのソード+1、シールド+1、プロテクションリングを身につけた(盾にはサソリマークがバッチリ入っている)
 スペルブック2冊はホールディングバッグに詰め込んだ。
 エーリッヒがタリマに新しい装備を自慢していると、クリスが「オレのもダークエルフ装備セットだぜ」を見せびらかして意気投合? (笑)
 ノーマルシールドと2つのプーレトメイル+1はホールディングバッグに入れる(後でアルブレヒトが使うかも?)
 メイス+1はミラが持っていく。
 エーリッヒはノーマルソード+1に「サザビー」と名前を付け愛剣とした。
※サザビーの意味はルクスハウムン家の言葉で「あなたに愛を捧ぐ」とのこと。

 パーティーがお宝の分配をしていると、奥から3人の声が聞こえる(女王と大人のフロストジャイアント2人っぽい)
女王「早くハチミツ水を持って参れ! 妾(わらわ)は喉が渇いたのじゃ!」
戦士風ジャイアント「さっき出た者はまだ戻ってきませんね」
 ここでパーティーが女王の間に入る(床は氷になっている)
女王「おぉ、早くハチミツ水を持って参れ!」
魔術師風ジャイアント「むむ? お前らは何ヤツ!?」
女王「誰でも構わん! 早くハチミツ水を持って参れ!」
 フロストジャイアントの女王の風貌はミラをそのまま小さくしたような子どもだった。
パーティーが前進すると女王の後ろにペットのような2匹の猫も見え、青い尻尾にピンクのリボンが付けられている。
女王「お前ら、そこでストップじゃ。武器をしまってハチミツ水を渡せ」
魔術師風ジャイアント「ヤツらに倒されたのか……」
女王「そういうことか……まぁでも誰でも構わん、ハチミツ水をよこせ」
戦士風ジャイアント「お主たちの身分がどんなものか知らないが、姫様に会うにはそれなりの身なりをしろ」
ファルケ「あんたらとは戦う気はない。そっちも剣を下げろ」
 戦士風ジャイアントが剣を床に突き立て手を離す。
女王「お主らの目的は人探しか? 妾と歌で勝負じゃ! もしできんならお前らの負けじゃ」
ファルケ「ならオレ達の負けでいい」
ナイン「どうやらここにレッドドラゴンはいないようだな」
魔術師風ジャイアント「何? レッドドラゴンだと?」
ファルケ「我々は仲間探しとドラゴンを退治しに来ただけだ」
女王「ほうほう、妾のために働きに来たということか? それなら早く言ってくれ、勝負を挑みに来たのかと思ったぞ。だが妾に会うなら貢物が必要じゃぞ」
アル「では女王、ここに貢物を。極上のハチミツ水でございます」
 と、アルがハチミツ水を持っていった。
女王「うま~い! もう一杯!」
アル「はいはい」
 アルは再びハチミツ水を取りに行った。
女王「お主(ナイン)、さっきレッドドラゴンと言ったな? 本当に退治してくれるのか?」
ナイン「あぁ、本当にレッドドラゴンがいるのならな」
戦士風ジャイント「姫様、ここは人間たちを利用して、例の熱いドラゴンを倒させましょう。そうこうしているうちに探している者なんか忘れてしまうでしょう。愚かな人間を騙すのは簡単です」
女王「むむ、そして最後はペットにしてしまえば良いな!」
戦士風ジャイアント「では、あとは私たちにお任せください」
ナイン「姫様、そろそろお話はまとまりましたかな?」と氷の床を滑り込んて急接近!
女王「っ!」(ビックリしてスッ転んだ)
戦士風ジャイアント「これからちゃんとお話をしましょう、人間たちよ」
ナインは話をするフリをして後ろのペットを観察すると、尻尾のリボンはオッティの物だと分かった!(猫に姿を変えられている?)
ファルケ「で、どこにドラゴンがいるんだ?」
戦士風ジャイアント「では話し合いをしましょう」
魔術師風ジャイアント「そこのエルフ、交渉の間は両手を挙げておいてもらおうか。下手なマネはするなよ?」
クリス「分かった、ではあなたも同様にしてください」
魔術師風ジャイアント「わかった、よかろう」
女王「どうでもいいからお前らで早く話をつけるのじゃ」と言ってペットを抱っこしている。
ナイン「ところでオッティ、そこで何してるんだ?」
猫オッティ「???」(首をかしげている)
ミラ「ファルケ、オッティの様子がおかしくない? 私たちのことを認識してないのかしら」
ファルケ「とりあえず今は争いを避けて様子をみよう」
エーリッヒ「姫様、私もあなたのペットになりましょうか?」などと言っていきなり装備を脱ぎ裸になった!(笑)
女王「えぇ~い、うっとうしいわ! お前は妾に近づくな!」
エーリッヒ「そんなこと言わずに一緒に踊りましょう!」
女王「嫌じゃ! 下がれ下がれ!」
ミラ「とにかくレッドドラゴンを倒しって欲しいわけですよね?」
魔術師風ジャイアント「そうだ、倒せたらお前らの人探しとやらも手伝おう」
エーリッヒ「姫様、その美しいペットの名前は?」
女王「……ポチじゃ」
魔術師風ジャイアント「姫様、少しお静かにお願いします」
女王「この人間(エーリッヒ)がうるさいのじゃ、お前(ミラ)、このペット(エーリッヒ)を静かにさせい!」
戦士風ジャイアント「……別の部屋で話を続けましょう。ここでは話が進まん」

ということで戦士風ジャイアント、ミラ、クリス、タリマで別室に行く。
クリスは遠話石で交渉の内容をアルティアに逐一報告する。

別室での交渉
戦士風ジャイアント「ちょっとうるさくてすみませんでしたね。ここから交渉の本番としましょう。あなた方の目的の竜退治ですが、竜の所へ行くには私たちの管理する門を通らなければなりません。すぐにでも通行を許可するので退治してください。現在、この洞窟が竜のせいで温暖化が進み、大変な問題になっているのです」
ミラ「ドラゴンが棲み着いたのは最近?」
戦士風ジャイアント「んー、いつの間にか目覚めたって感じですかな。私たちと人間はそもそもそれなりの共存関係でした」
ミラ「でもフロストジャイアントに私たちも襲われたわ」
戦士風ジャイアント「それはサソリのマークの人間のせいです。ヤツらが来たことで女王様がいろいろやったもので……。私たちも過去の盟約に従い、こちら側の人間には手を出さないことになっていました」
ミラ「こちら側の人間とはルクスハウムン家のことですか?」
戦士風ジャイアント「そうです。彼らの秘宝を守る代わりに、人間側も我々に手を出さないという約束だったのです」
ミラ「ルクスハウムン家は私たちにも少し関係があるの。それにフロストジャイアントの皆さんとは戦いたくないのです」
戦士風ジャイアント「我々はずっと約束を守ってきましたが、サソリマークの人間達が突然現れルクスハウムン家と名乗って襲ってきたのです。そして、その秘宝を持ち帰りたいと言った。聞くところによると街の方では我々を退治するという動きもあるそうで……」
ミラ「そのルクスハウムン家を名乗った人間は証拠などは持ってたの?」
戦士風ジャイアント「いえ、証拠は無かったですね。ですがルクスハウムンの王子を連れてくると言って引き返して行きました。ルクスハウムン家である証は奥の扉を開けれるかどうかです。だから、あなたが方は我々を倒しに来た討伐隊かと思ったのです」
ミラ「ドラゴンとはどんなものなの?」
戦士風ジャイアント「サソリマークの彼らが来るまでは石のように眠っていました。背中にキラキラ光る宝石のようなものが付いているドラゴンです」
ミラ「それじゃ生きているドラゴンじゃなさそうだけど?」
戦士風ジャイアント「たまに動き、徐々に赤みを帯びて温度が上昇してきたのです」
ミラ「そもそも本物のレッドドラゴンを見たことあるの?」
戦士風ジャイアント「昔に少し見たことがあります」
ミラ「やっぱりブレスは吐くの?」
戦士風ジャイアント「それは分かりませんが、そのドラゴンの所の氷が解け、部屋1つがちょっとした湖になってしまいました」
ミラ「そのドラゴンがルクスハウムン家のお宝なの?」
戦士風ジャイアント「いえ、秘宝は別の部屋にあります。その扉はルクスハウムン家の者でないと開けることはできません」
クリス「あなた方が困っているという例の熱のドラゴン、直接見たことはありますか?」
戦士風ジャイアント「少し遠くからですが見に行ったことはあります。サイズは私達フロストジャイアントの倍ぐらいの大きさです。ちょっともう環境破壊が過ぎるので、できるならばあのドラゴンをソックリそのまま持って帰ってほしいのです。そもそも先代様が期限を決めずにこういう盟約をしてしまったから……」
クリス「どういう時に動くんですか? 常に発熱してるんですか?」
戦士風ジャイアント「どんな時に動くのかは不明です。常に発熱しています。ここ1日2日は特に活性化しています。近いうちに完全に目覚めるかもしれません」
ミラ「もしかして……女王様のあのペットが来てからじゃない?」
戦士風ジャイアント「うーん、そうかもしれないですが、何とも分かりません」
クリス「ドラゴンを退治するにあたり魔法を1つ2つお借りできますか? できれば氷の魔法なんかで」
戦士風ジャイアント「分かりました、うちの魔法使いに話してみましょう。それと他にも空飛ぶドラゴンなんかも周辺に集まったりしています」
ミラ「発熱しているドラゴンのところまでは遠いの?」
戦士風ジャイアント「少し距離はあります。それに大きな門を開けないと行けません。さらにルクスハウムン家の人間を識別するシステムもありますので、それも抜けなければ行かれません」
ミラ「ではドラゴンは退治ではなく、ここから逃がせばいい?」
戦士風ジャイアント「退治でも逃がすのでもいいですよ。とにかくこのダンジョンから熱を奪ってさえ頂ければ、どんな方法でも無力化してくれればOKです」
ミラ「さっきのうるさい裸男がルクスハウムン家の者です」
戦士風ジャイアント「……え? ウソでしょ? あんな下品な者がとは……。奥の扉が開かないことを半分願ってしまうかも」
ミラ「以前に王子を連れて来たと言ったサソリマークの人間は、戻ってくるの?」
戦士風ジャイアント「でしょうね、きっと。でもルクスハウムン家と証明できなければ我々が全力で退治します」
ミラ「私たちがドラゴンのところへ行ってる間に戻って来たらどうするの?」
戦士風ジャイアント「その間は待っていてもらって何とか時間をかせぎます。そしてあなた方がルクスハウムン家の者と証明できなければ、次にサソリマークの人間たちを行かせます」
ミラ「どこかダンジョン内で休めるところを借りられる?」
戦士風ジャイアント「ええ、お好きなところで休んでくれて構わない。あ、たまにペットのポーラベアがうろついていますが、それ以外は安全でしょう」
ミラ「ではドラゴンまでの道を教えてもらって様子を見て来ましょう。あとサソリマークの人間たちが来たら連絡くれますか?」
戦士風ジャイアント「わかりました、使いの者を向かわせ伝えましょう」

 一方 女王の間では相変わらずエーリッヒが裸踊り。
ナイン「何かルクスハウムン家に伝わる歌とかあるのか?」
エーリッヒ「ルクスハウムンのテーマソングがあるよ」と言って少し歌ってみる。
ナイン「その歌詞の中にはフロストジャイアントの名前なんかは出て来ないのか?」
エーリッヒ「うーん、"スイレンとの約束" というフレーズはあるけど……フロストジャイアントの名前かどうかは分からないな」
女王「スイレンじゃと? スイレンとは妾のことじゃぞ? 女王は代々スイレンと名乗るのじゃ。本当にお主らはドラゴンを退治してくれるんじゃろうな?」
ナイン「ああもちろんだ、このルクスハウムン家の男がな」
エーリッヒ「おう! 任せてくれ!」
女王「……お主とはあまり縁を作りたくはないんじゃがな……本当にうっとうしのぉ」
エーリッヒ「そんなこと言わないでルクスハウムン家との友好の証にサインをくれよ」
魔術師風ジャイアント「裸の者、もうその辺にしてください。さっきから女王様がお困りです」
アル「(つーかよく王族侮辱罪で追い払われないよなぁ、俺ら……)」
エーリッヒ「私は82代目のルクスハウムン家の当主なのだ!」
魔術師風ジャイアント「フン、本当に証明できなければ信じられんな」
 そうこうしているうちにナインはオッティの鎖というか紐を外した!
エーリッヒはノリノリでさらに踊りながら歌っている(笑)
魔術師風ジャイアント「……ルクスハウムンを名乗るならもっと落ち着きたまえ、まずはそこからだ。全く我々はこんな者のために長きに渡り盟約を守ってきたというのか……ブツブツ」
エーリッヒ「そんなこと言わないで、これは友好の印なんだよ」
魔術師風ジャイアント「人間に対する印象が変わってきたぞ……」
アル「……ちょっと待ってください。彼への印象を持って人間全ての印象を決定されるのは心の底から不本意なんですが」
エーリッヒ「ところでオッティさんは狂ってるんですか?」
女王「何を? とてもかわいいペットじゃ」
エーリッヒ「おや? あなたのその指輪は何ですか?」
女王「ええい、もううるさい! 静かにするのじゃ! そもそも何で裸なのじゃ!?」
 などと言って女王は何やら魔法を仕掛けたが、エーリッヒはSTを通し平然としている(笑)
 女王は嫌がってエーリッヒから逃げ始めた(爆)

 交渉組が戻り合流。
ミラ「タリマはどうする? 一緒に行く?」
タリマ「んー、どうしようかな……」
エーリッヒ「あ、そうだ。向こうの方で捕虜にした小隊長たちを保護してくれないか? 例のドラゴンは僕が引き受けるから」
ミラ&ナイン「本当!? アンタがドラゴンを引き取るんだな?」
エーリッヒ「え? あ? ……あ……まぁ我らの秘宝のためだ何とか責任を持とう……かな」
魔術師風ジャイアント「うむ、ならば賜ろう。小隊長をここに連れて参れ」
ミラ「ではドラゴン退治に行くメンバーは?」
タリマ「私は交渉役になれるでしょうが、ここから先は冒険者として私が足手まといになるのなら残ります」
エーリッヒ「ここから先は僕に任せて、君は残ってほしい」
タリマ「分かったわ」
魔術師風ジャイアント「そこの二枚舌のエーリッヒ殿はともかくタリマ姫のことは信用できよう」
エーリッヒ「僕とタリマの結婚式が行われた際はフロストジャイアントさん達も招待するよ!」
女王「分かった、いつでも妾の歌を披露するのじゃ!」
タリマ「……」

 クリスは魔術師風ジャイアントと交渉して呪文を借りる。
 アイスストームのスクロールを1本借りられることになったが、その代わりの見返りを要求されてクリスが困っていると、ナインが「エーリッヒを女王に近づけないという条件でどうだ?」と助け舟を出し、即交渉成立(笑)
 フロストジャイアントの使うスクロールはかなりデカく、広げるとテーブルぐらいのサイズがある(重さは20cn)
 近くに回復の温泉があると教えてもらい、そこでパーティーは傷を癒す。しかし温泉とは言うものの普通の水程度の水温だった……。

 寝る前にクリスは余った呪文をスペルストアリングに詰め込み、遠話石をナインとクリスにセットアップした。
 翌朝、呪文を覚え直す(リードマジックx2、エンタングル、レビテイト、ヘイスト、ウェブ&ミラーイメージはリング)
 リードマジック1つ目はアイスストームに唱え、スクロールを使えるようにした。
 もう1つのリードマジックは中隊長戦で得たスペルブックに使い中身を読んだ。
・ライトニングボルト
・ディスペルマジック
・ウェブ
・コンティニュアルライト
・スリープ
・シールド
・プロテクション・フロム・ノーマルミサイル
・リードマジック
・ライト

 上記のスペルブック内のリードマジックをスクロールとして使い、小隊長戦で得たスペルブックを読む。
・スリープ
・ライト
・マジックミサイル
・リードマジック
・インビジビリティ
・ロケイトオブジェクト
・ファンタズマルフォース

 さらに上記のリードマジックをスクロールとして使い、第32回で獲った「?スクロール」を鑑定するとインビジビリティと判った。
 2つのスペルブックからファンタズマルフォース、マジックミサイル、ディスペルマジック、ライトニングボルトのページを破ってスクロールとして持っていく。
 残りの呪文はスペルブックのままにし、タリマのホールディングバッグに入れておく。
 残りのスペルブック2冊分の呪文は以下の通り。
・スリープx2
・ライトx2
・インビジビリティ
・ロケイトオブジェクト
・ウェブ
・コンティニュアルライト
・シールド
・プロテクション・フロム・ノーマルミサイル

 ミラがスタッフでパーティーを回復し、早速ドラゴンの元へ向かう。
ミラ「ルクスハウムン家の秘宝ってどんなものか全然わからないの? なんで封印しちゃったの?」
エーリッヒ「秘宝のことは分かりませんが、人の手に余るから封印したんじゃないかな。何せ "大いなる力" という言い伝えですので」
 氷の道を進んでいくと段々温度が上昇していくのを感じ、ところどころに水溜りがある。
 さらに進むと巨大な門があり氷が溶けている。門にはルクスハウムン家の紋章が描かれている。
 門はジャイアントサイズの石の扉で、向こう側から閂がされておりカギ穴などは無い。
 エーリッヒが紋章に触れて「ルクスハウムン家の当主の名において開け!」とやってみるが何も起こらない。
 天井に穴がありハシゴも付いていたのでナインが登って偵察に行くと突然 声が聞こえてきた。
謎の声「そんなところにいないで早く降りておいでよ」
ナイン「何だこの声は……子供か? 女か? 男か?」
謎の声「君は違うのか? どうやら君じゃ契約できないみたいだね」
 ナインはゴーレムが近くにいると感知し、遠いところにゴーレムシッターも複数いそうだと感じる。
ナイン「(遠話石で)生命反応は無いがゴーレムを感じる。そして何やらオレでは契約できないそうだ。ここでエーリッヒの出番かな」と報告。
エーリッヒ「僕なら契約できるのか?」
謎の声「君は部分的に合格のようだが不十分かな。扉を開ける資格だけはあるようだ。君の宝の一部はその奥にある。だがそこには大いなる力なんて無いよ」
ミラ「他に資格がある者は?」
謎の声「可能性があるのは君(ミラ)とエルフと盗賊(ナイン)かな……でもその程度か。しょうがないな、ならば別の者と契約するしかないか。大きな反応を感じたんだけど君たちの中にはいないようだ」
ミラ「ゴーレムシッターを待っているわけ?」
謎の声「そうだね、僕はゴーレムとゴーレムシッターをつなぐ役なんだ」
ミラ「なら、他にももう1人ゴーレムシッターがいるの?」
謎の声「そうだよ。最も能力の高いゴーレムシッターにドラゴンを預けたいからね。もし試練を超えて僕のところに来るのなら、もう1人のゴーレムシッターに会えるよ」
ファルケ「このインターフェイス野郎は気に食わない。ぶっ飛ばしたいぜ」
ミラ「あなたは扉の奥にいるの?」
謎の声「そうだよ」
 などとやりとりしている間にナインが向こう側に下りて閂を外して扉を開けた。
 部屋の中央にあるドラゴンの像から熱を感じる。
謎の声「試練に挑戦するかい? どちらにしろこのドラゴンは間もなく目覚めるけどね」
エーリッヒ「君はルクスハウムン家とフロストジャイアントの盟約に関係あるのかい?」
謎の声「直接は関係ないけど、僕自身が封印された物とでも言っておこうかな。僕が支配すればゴーレムシッターを沈めることも可能だ。ゴーレムシッターと似たような力も使えるってことだね。早く僕の主砲を解き放ってくれよ。まぁ僕はゴーレム使いが近づくと目覚めるように設計されちゃったんだけどね」
エーリッヒ「君ならばグラストも滅ぼせるのかい? タリマのために」
ミラ「ちょっと、うちの仲間にはグラスト出身者もいるわよ」
エーリッヒ「え~……す、すいません」
謎の声「では次の扉に進み試練を受けたまえ。僕の用意したゴーレムと戦うんだ。君らには見たこともないゴーレムだと思うけどね」
 ミラがブレス、クリスがヘイストをパーティーにかけ戦闘開始!
 一気にファルケが突っ込み、ライトの魔法で明かりを作りつつゴーレム達と対戦していく!
 暗闇と蜘蛛ゴーレムのエンタングル攻撃に苦戦するもののどうにか撃破!
 クリスは倒したボーンゴーレムから矢を補充。


謎の声「ふむ、よく頑張って倒したね。もう1組も楽しませてくれたけどね」
エーリッヒ「もう1組とは?」
謎の声「戦士たちだったよ。まぁあんまり気にせずに次に進みたまえよ」と扉が開いたので前進する。

 しばらく進むと柱がたくさんある広い空間に出たが何もないので進む(ここでヘイストの効果は消えてしまった)
 前方にテーブルとイスが見え、そこに二人ほど誰かが座っている。
 接近すると、一人は20代半ばから30歳ぐらいの鎧、盾、槍で装備した男。
 もう一人は、見た目女の子っぽい少年だと分かった。
 ナインは少年からゴーレムシッターの反応を強く感じた。
 謎の声の主も姿を現したが、見た目は普通の猫な感じ(これも仮の姿?)
エーリッヒ「ヘイ、少年。僕たちとお茶しようよー」
少年「フンッ」(鼻で笑った)
 部屋の奥にはルクスハウムン家の門がある。
エーリッヒ「私はルクスハウムン家の当主だ」
「私はガイゼル・ルクスハウムンだ」
エーリッヒ「こっちはルクスハウムン・ジオン家だ」(適当に言う)
ガイゼル「ではどちらも正当な一族だな。元々は同じだったんだろう」
アル「(……ジオン家だってんなら、エーリッヒの方はルクスハウムン「家」ではないのではなかろーか……?)」
エーリッヒ「君は槍使いで、僕は剣使いだな。僕は本家だが、君は分家かい?」
ガイゼル「兄弟というか双子のようなものだろう」
ナイン「エーリッヒ、サシで勝負するか?」
エーリッヒ「なるほど、それもいいな」
謎の猫「まぁ落ち着いて、どちらも正当な血筋だよ」
ナイン「ここまで1人で来たのか?」
ガイゼル「従者はいるぞ。私はここに落ち延びたんだ」ミラはガイゼルの装備にサソリのマークを確認。
エーリッヒ「それはそれは落ちぶれたものよのぉ」
ガイゼル「宿屋のお前に言われたくないな。私はここで力を手に入れ傭兵連合を統一する」
エーリッヒ「そんな力をコントロールできるのか?」
ガイゼル「もともと力に溺れてルクスハウムン家は自滅した。一族の復権を果たすには軍事力を手に入れる必要がある」
エーリッヒ「そんな危険なことをコントロールできるハズがないだろ」
ガイゼル「いや、傭兵連合を統一すれば周辺の三国に対抗できる」
エーリッヒ「本当にそれが目的なのか? なぜだ?」
ガイゼル「私の野心だ」
エーリッヒ「自分の野心で……そんなものはルクスハウムン家の望みじゃない! 少年はどう思っているんだ?」
少年「僕は単なる武器です。僕はゴーレムを操れるんだ」
エーリッヒ「少年、そこの男に遣われているだけでいいのかい? こっちに来て人生を楽しむ方がいいぞ」
少年「楽しみって何? 僕は楽しみなんか要らない。僕は人間じゃない、ただの武器なんだ」
ガイゼル「ならば勝負するか?」
謎の猫「僕としてはどちらのゴーレム使いが強いのか見たいだけだ。でもそちらにはゴーレム使いがいないようだね。ならばこの少年と契約するしかないか」
アル「ハッキリ言っておこうか。オッティはゴーレ……」
ファルケ「ゴーレムを起動させるなら、さっさと起動しろ。オレはどんなゴーレムであろうと破壊するのみだ。ちなみにオッティは女の子だ、ゴーレムシッターなどではない!」
アル「……そ、そうそう(先に言われてしまった)」
エーリッヒ「ならばお前を倒せば全て解決ってことだな!」と謎の声の猫に襲いかかり戦闘開始!
 エーリッヒは相手の油断を誘うためなのか、またも装備を脱いで素っ裸に!(AC9状態)
 少年からはダークネスを、そして謎の猫からはエンタングルの呪文を喰らいエーリッヒは裸のまま身動きがとれなくなる(爆)
 ミラは「いい加減にしろ!」と言わんばかりにエーリッヒを杖で突く(笑)
 クリスはファンタズマルフォースでの幻影ファイアーボール! ガイゼルはダメージを受け、少年は気絶! しかし猫には通用しなかった。
 幻影の火球を本物と思ってダメージを受けたガイゼルが、少年もまた幻影のダメージで倒れたとは考えられなかったようで激怒し、クリスを睨みつける! そのあまりの形相にクリスは以前アリウスに殺されかけた時の記憶がよぎり、怖くてインビジビリティで身を隠して逃げる!
 ガイゼルはクリスへ突進しようとしたがコケて転倒! さらにファルケがZOC!
 クリス、「(インビジビリティもったいなかったかなー)」と思ったとか思わなかったとか(笑)
 ナインはアッサリと猫をひっ捕まえてバックパックに詰め込んでしまった(笑)
 ファルケは転んだガイゼルの喉に剣を突きつけ観念させた。


ガイゼル「ぐっ、不覚……我が野望は潰えたり」
ファルケ「野望だと? それを言うなら無謀だろ」
 ファルケはガイゼルの武装を解除する。
エーリッヒ「どうやって少年を操っていたんだ?」
ガイゼル「本来の生きるべく道を示しただけだ」
エーリッヒ「ならば僕が引き取って正しい道を教えよう」
ガイゼルやめてくれ。いやもう本当、それだけは本気で
ミラ「そんな大きな力で何をしたかったの? 世界征服?」
ガイゼル「世界征服も可能だったかもしれんな」
ミラ「もしかして傭兵連合で何かあって逃げてきたの? 恨みでもあったとか?」
ガイゼル「力を手に入れればやることは1つ。低地諸国の統一だ」
ミラ「ゴーレムなんか使ったら誰もついていかないんじゃない?」
ガイゼル「人間は力にひれ伏せる」
ファルケ「ゴーレムを使ってる時点でお前は負けてるんだ。己の剣を使わないで統一など無理だ」
ガイゼル「……」
エーリッヒ「こんなオレ(裸状態)でも一族再建のために頑張っているんだ」
ガイゼル「……」
アル「(……裸一貫で頑張っているって言いたいんだろうか……)」
ファルケ「エーリッヒ、お前もう帰っていいぞ。それとガイゼル、もしまたゴーレムを使おうとするなら今度こそ斬る」
ガイゼル「……所詮……はかない夢だったということか」
エーリッヒ「これからオレと一緒に同じ夢を追おうじゃないか!」
ガイゼル「すまないがエーリッヒ、お前とは同じ道は歩めない。フェスタリア(少年の名前)が死んだ時点でもう終わった。だがここにはまだゴーレムが眠っている。ここから先はオレにはもう進む権利は無い。立ち去らせてもらいたい。それとエーリッヒ、もう全裸になったりルクスハウムンを名乗ることはやめてほしい。同じ一族のお前に、心からのお願いだ。
エーリッヒ「こっちも話がある。小隊長を私の従事にしたいんだが?」
ガイゼル「それはお前の好きにするがいい」
ファルケ「己の腕だけで生き延びろ」と言ってガイゼルに剣だけ返した。
エーリッヒ「(全裸で踊って)じゃ~ねー、生き延びろよ~」
ガイゼル「……」
ミラ「フェスタリアはどこから連れて来たの?」
ガイゼル「低地諸国のとある崩落現場からだ」
謎の猫「ゴーレムシッターとは単なる兵器だよ」とバックパックから顔を出す。
ナイン「犬はワンと吠えていればいいんだ!」すぐにバックパックに押し込んだ(笑)
ファルケ「あのドラゴンのゴーレムを止めるにはどうすればいいんだ? ワードストーンを破壊すればいいのか?」
謎の猫「うーん、眠らせるしかないね。本当は嫌だけど……まぁ捕まってしまったし、一旦 止めるぐらい仕方ないか。またいずれ動かせばいい。ドラゴンのところへ連れて行ってくれよ」
 ということで水溜りのドラゴンの部屋に戻る。
謎の猫の言う通り、ファルケがドラゴンの脊髄の辺りからワードストーンを取り外す。
ファルケは外せるだけワードストーンを外し小さい24個をゲット!
続いてファルケはアルからレジストファイアーリングを借りて中央の大きいワードストーンを剣で殴り破壊! 閃光と共に爆発しファルケはダメージを喰らうも破壊完了!
ドラゴンの像は徐々に熱が下がっていった。
ミラ「エーリッヒにしっかり話しておくわ。実はオッティもそうなんだけどゴーレムを動かす人がいて、それを "ゴーレムシッター" というのよ。さらにゴーレムシッターを操る人もいるの "ゴーレムシッターハンター" と呼ばれているわ」
エーリッヒ「そうか、ナインがゴーレムシッターハンターなんだね?」
ミラ「そう、そしてこの少年フェスタリアもゴーレムシッターみたいね。私たちの学園にはさらにもう1人のゴーレムシッターがいるんだけど、今は人間のように暮らしているわ。フェスタリアも人間と同じように暮らしてほしいのよ」
エーリッヒ「なるほど、わかった」
ナイン「フロストジャイアントの女王にはフェスタリアを見せない方がいいな。またペットに欲しいと言いかねん」
ミラ「ならまだ気絶させたままの方がいいわね。魔法学園には専門の先生がたくさんいるから連れて帰りましょう」
アル「(……コリィと友達になってくれると良いな)」

 フロストジャイアントの女王の部屋に戻り、かくかくしかじかと報告。
ファルケ「我々の探しものを返してもらおうか」
女王「いいだろう、だがその前に確認しに行こう(ドラゴンの部屋に見に行く)ほう、もう熱は下がったな。なかなかやるじゃないか」
戦士風ジャイアント「女王様、彼らとの約束通り返してあげましょう」
ファルケ「オッティの姿を戻すのはこちらでやる。身柄を返してもらおう」
エーリッヒ「女王様、もし退屈だったらルクスハウムンのうちにおいでよ。一緒に歌おうぜ」
女王「おぉ! そうじゃな!」
タリマ「ドラゴンは大丈夫だったんですか?」
エーリッヒ「タリマ、僕たちはやり遂げたよ!」
タリマ「そ、そう」
パーティーが奥で戦っている間にタリマとフロストジャイアントはさらに友好関係になっていたようだ。
エーリッヒはガイゼルを倒したことを小隊長に自慢して信頼を得た(笑)
ミラ「エーリッヒ、あんたはもう静かにして温泉にでも行ってきなさい。タリマ、エーリッヒのことはあなた次第だから」
タリマ「そうね、彼のことは分かっているの。騙されるようなことはしない。私はもう決めた身なので……。姉がまだ生きていたら私も自由に人生を選択できたんですけど……あなた達のように姉も冒険者でした」

 山小屋に戻りオッティも自然と元の姿に戻った。
エーリッヒ「さぁタリマ一緒になろう」
執事「それはなりませぬ! あなたとはダメです! この際ご進言申し上げましょう」
エーリッヒ「なんだ?」
執事「あなたは貴族にふさわしい振る舞いを覚えるべきです!」
アル「……というより、文明人としての最低限の常識かな。覚えなきゃいけないのは」
ファルケ「もしタリマと結婚するならタリマ側の貴族を潰してしまうことになるぞ?」
エーリッヒ「……では何か解決方法は無いものか」
謎の猫「ゴーレムがあれば大丈夫なんだよ?」
ファルケ「うるさい! お前も黙ってろ!」(笑)
エーリッヒ「オレはタリマが欲しい! なら嫁ぎ先に話をつけてくる! タリマ、それでいいかい?」
タリマ「それは……どうでしょう」
エーリッヒ「表面的には君の立場上そう言うしかないだろう。僕は君を愛してる、君は僕を愛しているかい?」
タリマ「トッペンハイマー様はとても聡明で立派な方です。この結婚は我が一族にとって最良のことなのです」
エーリッヒ「どう立派なんだい?」
タリマ「それは私もお会いしたことがないので……」
エーリッヒ「一度も会ったことのない男をどうして立派だと言えるんだ?」
ファルケ裸で踊るお前と比べたら一目瞭然だ
エーリッヒ「う……」
ナイン「つまり君と違って騎士とは力と剣で愛を表現できるものだ」
エーリッヒ「うう……ならばタリマが本当に幸福になるのか見届けさせてもらおう」
タリマ「とにかくエーリッヒ、私を無事に連れていってちょうだい」
エーリッヒ「わかった、その先も見守らせてもらう」
タリマ「そうね、そうしてちょうだい」
小隊長「ならばエーリッヒ殿が行っている間、宿は我々が守りましょうか? そしてルクスハウムン家を再建しましょう!」
エーリッヒ「うむ、よろしく頼む!」
 そうこうしていると少年フェスタリアが目を覚ます。
フェスタリア「うう、僕は生きているのか?」
ミラ「あの爆発は幻影だったのよ」
フェスタリア「なんと……魔術を扱う僕がそんなのにひっかかるとは。僕は今や戦利品かい?」
ファルケ「ゴーレムシッターとしてのお前はもう死んだ。これからは人間として生きろ」
フェスタリア「ぼ、僕にはもう選択する権利はありませんね」
ファルケ「違う。お前は権利を失ったのではない、人生を選択する権利を得たんだ」
フェスタリア「……」
 エーリッヒはまた脱ぎ始めようとして周りに止められた(笑)
エーリッヒ「タリマ、結婚式に間に合わないと分かっていてもゴーレムやジャイアントの問題をクリアしたかったんだね。そんな君を愛しているんだ」
タリマ「あなたホントに疲れ知らずね……」
ミラ「ここからはエーリッヒと小隊長とでタリマの護衛に行く?」
執事「いや、護衛はミラさん達のパーティーに最後までお願いしたい」
ミラ「わかりました。エーリッヒはどうしたいの? 元々は私達の仲間ではないけれど」
エーリッヒ「オレもあなた達の仲間に加えて欲しい。タリマの愛のためにもあなた達と修行させて頂きたい!」
ミラ「では寄り道は終わったので、本来のグラストの騎士様のところへ向かう仕事に戻りましょう」
タリマ「……よろしくお願いします」
 というところで山小屋で一泊して休憩。
 オッティがアナライズでガイゼルの鎧と盾を鑑定し、プレートメイル+1とミドルシールド+2と判った。

今回の経験点:7650
終了時のゲーム時間:1994/12/28(次回、29よりスタート)