第33回(霜の女王とハチミツ水)

※これまでNPCだったエーリッヒ・ルクスハウムンだが、今回よりプレイヤーが乗りました。
※ナインとクィスはいつの間にか結婚していたらしい!?
※ウィップで戦闘する場合、ムチの長さに関係なくZOCは10フィートまで。

 オッティは荷物を置いていったので、杖、バックパック、ホールディングバッグなどはパーティーで持っていく。
 グートマンは荷物の管理をするため小屋に残るが、パーティーはオッティを追いかけるべく地下へと向かうことに(グリフォンも置いていく)

捕虜「そろそろ解放してくださ……」
ミラ「何を言っているの? あなた達の処分についてはこっちで決めるわ」
グートマン「荷物は戻ってきたから、コイツらは煮るなり焼くなりアンタたちの好きにしていいぞ」
捕虜「ひー……」
タリマ「オッティさんが心配ですので出発しましょう」
エーリッヒ「リーベック、タリマはオレが守るよ。オレが彼女の剣になる」
リーベック「分かりました、よろしくお願いします。ではあなたにお任せして私も小屋に残りましょう」
タリマ「フフフ、エーリッヒずいぶんやる気ね。でも熱すぎると氷が解けるわよ? あまり無理はしないでね」
エーリッヒ「分かってる、タリマのために頑張るよ」
タリマ「ありがとう」
 ナインはエーリッヒの口説き文句を一字一句 覚えて何やら参考にしているようだ(笑)
 その間にクリスは呪文を覚え直す(マジックミサイルx2、ウェブ、ミラーイメージ、ヘイスト、ヘイスト&マジックミサイルはスペルストアリングに)
 捕虜3人は道案内をさせるため、縛り上げたまま連れていく。
 ダンジョン内の明かり(ランタン)はタリマが持ってくれる。
捕虜魔術師「女王のところまで案内したら、我々を解放してくれるんだろうな?」
ミラ「そんな話はしたかしらね? まあ、それは後で決めるわ」
捕虜戦士「神様もずいぶん冷たくなったもんだな。ま、どうせオレらはドラゴンのブレスを喰らって終わりってとこだろうな……」
 しばらく進むと、左に向かう道と直進する道に分かれる。
 クリスは正面の道から何やら崩れるような音を聞いた。
クリス「今なにか崩れるような音が聞こえたが、この先には何があるんだ?」
捕虜戦士「直進の通路が女王への道、脇道は動物小屋です」
クリス「動物小屋には何がいるんだ?」
捕虜戦士「ロバを入れておくところです」
クリス「モンスターではないのか?」
捕虜戦士「はい、ロバのみです」
クリス「そうか、わかった」
 道中でもエーリッヒはやる気満々で、しきりにタリマに声をかけている(口説いている?)
アルティア「ファルケもエーリッヒさんぐらいの甲斐性があればねぇ」
ファルケ「……」
ナイン「オイ捕虜さんよ、大まかでいいのだが、女王の方向はどっちだ?」
捕虜戦士「まだ真っ直ぐだ(ここからヒソヒソ声でナインに)アンタ盗賊だな? オレたちを解放してくれ。そうすればいろいろ役に立ってみせるぜ」
ナイン「むむ……お前らを逃がせというのか?」
捕虜戦士「そうだ、とりあえずいいことを教えてやろう。通路の左側は歩かない方がいいぜ」
ミラ「ところで捕虜さん、この道には罠とかはあったりするの?」
捕虜戦士「ギクッ! 罠は……無いとは言えませんねぇ」
捕虜魔術師「皆さんに質問があります。我々のように捕虜になった場合、皆さんならあきらめますか?」
エーリッヒ「オレはタリマを守るためなら最後まで諦めないぞ」
捕虜戦士「そうだよな、諦めないよな」
ファルケ「諦めた方がいいこともあるぞ」
ミラ「素直に罪を償う方がいいんじゃない? それとも裏切りますっていう宣言なの?」
捕虜魔術師「わ、私は裏切りませんが、あの戦士2人はどうかね」
ナイン「オレは捕虜に対し容赦したことはない」
捕虜戦士「うっ……もう1つ、いいことを教えてやろう。さっきの話は逆だ逆。通路の左側が安全で、右側が危険なんだ」
ナイン「どっち側であろうとも警戒しているから問題ない」
捕虜戦士「次の通路を曲がると宿泊できるような空間だ。以前にはもう1つパーティーがいたが今はどうかな」
ミラ「女王のところまで距離はどのぐらい?」
捕虜戦士「直線で300フィートぐらいです。もうしばらくすると広い空間に出るハズです。途中に曲がるところや罠もあります……あ、この右側の列は危ないです。一列分が思いっきりやられちゃいますよ。皆さん左側に寄った方がいいです。それにオレたちも覚えてない罠もあるだろうから」
エーリッヒ「タリマ、いつ死ぬか分からないから素直に言うよ。オレが家系や宿を守っている理由は君と一緒になりたかったんだ。無事に帰ったら一緒になろう」
タリマ「……今更もう遅いわよ。そうやってあなたはいつも身勝手だった……なぜ今こんな時に言うのよ……」
エーリッヒ「すまない、でも今やっと自分の本心に気づいたんだよ」
ミラ&ナイン「ちょっと静かにして」
エーリッヒ「ハッ!? す、すいません……」

 ナインは正面から「ガシャン!」という音が聞こえた(バリスタの音? 扉をロックした音?)
 ランタンを閉じてもらってクリスがインフラビジョンで見てみるが、見える範囲に熱は感じられない。
 などと警戒していると、ここでイニシアチブ! 前方に明かりが浮かび、3つの人影を照らし出した!(鎧を着た人間2人と背後にローブの人間)
戦士「お前達は侵入者か? 悪いがこの洞窟は我々のものだ。宝探しとかなら立ち去ってもらいたい」
 ミラは見たことのある傭兵だった。
ミラ「この前の傭兵さんかな?」
戦士「ほう、酒場で見かけた司祭か。君たちは来るのが遅かったな。立ち去ってくれたまえ」
ミラ「私たちの仲間がここに迷い込んでしまったの。救出するまでは立ち去るわけにはいかないのよね」
戦士「そうか……ならば我々が探して街まで連れていってやろう。街で待っていてくれたまえ」
ミラ「……」
戦士「聞こえないのか?  "立・ち・去・れ" と言っているのだ。もし聞かぬなら実力行使といくか?」
ファルケ「ならば先ずは話し合いにお前らがこっちまで来い」
戦士「い、嫌だな。さぁ立ち去れ」(この通路に罠があるっぽい?)
 するとファルケは罠を恐れず一気に前進!
ナイン「オイ捕虜、さっきの話だが、お前を逃がしてやるから前進しろ」と縄を解いた。
捕虜戦士1「(通路を走り)オルフェス様! 助けてください!」
捕虜戦士2「あ! お前だけズルいぞ!」と続こうとしたがロープに阻まれ逃走失敗。

 クリスがマジックミサイルを後方のローブ男に撃つと「うぐっ! ……巻き上げはまだか~! いけー! 放てー!」などと叫んでいる!
 ファルケはダッシュで右側を進むが、特に罠にはかからず一気に戦士に接敵!
 敵の魔術師は焦ってファルケにウェブをかけると、後方からのバリスタの斜線までも塞いでしまった(笑)
 クリスは3発目のマジックミサイルで敵魔術師を撃沈!



 しかし、次のラウンドに通路のシークレットドアから敵の増援のファイター2人が出現!
小隊長「増援部隊に告ぐ! 一撃後に離脱せよ!」
 ミラはすかさず敵のファイター4人にホールドパーソン!(奥の2人に成功!)
 増援で来た2人のファイターはエーリッヒに打撃を与えてシークレットドアの方へ戻って逃げようとしたが、1人は逃走失敗で捕まった。
 裏切った捕虜戦士1も観念し捕虜に逆戻り。
 逃走に失敗した増援ファイターも観念。
 シークレットドアの先へナイン&アルティア(遠話石を持ってるから)が様子を見にいくと、曲がり角の先にT字の通路があるようだ。
 ナイン&アルティアはグルっと回り込んで、さっきの奥のバリスタのところに出た。バリスタを操作していた兵たちはすでに撤退済みだが弾丸があと6発置かれていたのでナインはバリスタの弦を切った。
 さらにナインはバリスタを移動させ、シークレットドアの奥の方へ移動して通路を物理的に塞いだ。
 一旦、さっきの横道の部屋(扉にはサソリの紋章の旗)に移動し休息しながら捕虜を尋問する。
 部屋には汚いベッドが9個と別の扉もある。
 ナインが鍵穴を覗いてみると明かりが見えたので一気に開けると、そこにはキレイなベッドとテーブルの部屋があった(中隊長の部屋っぽい)
 ホールドパーソンにかかったファイターと倒した魔術師の持ち物も回収する。
 先ず部屋を探索すると宝石、240GP、ポーション、オッティの髪の毛数本が見つかった。
 中隊長の部屋からはポーション2本(「解」「強」と書かれている)と隊長のハンコが見つかった。
 捕虜からはスペルブック、プレートメイル、大剣、ノーマルソードなどを回収。
 その間エーリッヒはタリマのためにベッドをキレイにしている(笑)

 ホールドパーソンが解けるのを待ってから捕虜を尋問する。
ファルケ「お前が中隊長か? 残りの兵の数は?」
小隊長「私は小隊長だ。兵は全部で300ぐらいだな。だが、さっきは6人で戦いを仕掛けた。もっと奥には小隊3つと中隊長がいる。私がものを聞ける立場じゃないのは分かっているが、こっちにも聞きたいことがある」
エーリッヒ「中隊長はなぜここにいないんだ?」
小隊長「捕虜を奥へ連れて行ったんだ」
ファルケ「オッティのことか?」
小隊長「ああ、そうだ。女王様へ捧げるためだ」
ミラ「まさか食べるの?」
小隊長「た、食べるんだろうなぁ、きっと……」
ファルケ「女王のところまであとどのぐらいだ? 親衛隊はいるのか?」
小隊長「そんなには遠くではない。フロストジャイアントが2体いて、そのうち1体は魔法を使う」
ファルケ「お前らの目的は?」
小隊長「アーティファクトの探索だ。ドラゴンがいて困っているんだがな。だが所詮ルクスハウムン家の物、あんな滅びた家系の物など要らんと思うが」
エーリッヒ「なっ!」
ファルケ「お前らはレッドドラゴンを見たのか?」
小隊長「いや、レッドドラゴンというよりも別の竜の気もする。ドラゴンのようなドラゴンでないような」
ナイン「何を根拠にレッドドラゴンじゃないと言っているんだ?」
小隊長「ウーン、レッドドラゴンにしては迫力を感じないというかなんというか」
ナイン「竜のハリボテってことか? それともワイバーンってことなのか?」
小隊長「とにかく今まで戦ってきたドラゴンとは雰囲気が違うんだ」
ナイン「魔法を使うヤツはまだいるのか?」
小隊長「強力な魔術師が3人ぐらいいるぞ」
副官「隊長、そんなにペラペラしゃべっていいんですか?」
小隊長「負けたんだから仕方あるまい、捕虜とはそういうもんだ」
ナイン「中隊長が死ねば、お前が格上げされるのか?」
小隊長「いや、どうだかな。だがもう昇格に興味は無い。今は命が惜しいだけだ。それに君らは私の部下を殺さずにいる、むしろ感謝しているぐらいだ」
エーリッヒ「あんたルクスハウムン家に仕えないか?」
小隊長「な……私たちを逃がしてくれるのか? 仕えるとあらば先ずあんたの力量を見させてもらおう」
ファルケ「とりあえずお前らはしばらくここにいてもらう」
小隊長「いいだろう、私もカンシャク持ちの女王には会いたくないからな」
エーリッヒ「タリマ、君ならこの捕虜をどうしたい?」
タリマ「彼らが悔いを改めるならば、チャンスを与えてもいいと思う」
エーリッヒ「そうだよね? それはオレも同じだ! オレにももう1度チャンスを与えてくれるよね!?」
タリマ「……そ、そうね」
小隊長「帰りに我々のことを忘れないでくれよ? エーリッヒ殿、お主に託そう。忘れずに戻ってきてくれれば期間限定で仕えよう」
エーリッヒ「この剣とタリマへの愛に賭けて誓おう。必ずここへ戻ってくるさ!」
小隊長「よろしく頼む」
 念のためタリマにも武器・防具を装備してもらう。
小隊長「とにかく女王の気まぐれには気を付けろ。女王といってもまだ子供なんだ」
エーリッヒ「女王は何か好きなものはあるか?」
小隊長「ハチミツだ。あと面白い話が好きだな。それと今はレッドドラゴンに困っている。さっきはレッドドラゴンじゃないかもしれないと言ったが "温度が高いドラゴン" と呼ばれているから、きっとレッドドラゴンなんだろう。そのレッドドラゴンのせいでこのフロストジャイアントの住処の温度が上昇し住みにくくなっているのだ」
ミラ「もしかしてドラゴンの形のゴーレムだったりして?」
小隊長「おぉ、ゴーレムも地下にいるぞ。今までに見たことのないゴーレムなんだがな。レッドドラゴンは最近になって急に動き出したんだ、それまでは全く動かなかったらしいのだが」
ミラ「やっぱりゴーレムかしら」
小隊長「何かご存知か?」
ミラ「ゴーレムとはちょっと縁があってね、いろいろと。そういえばなぜ隊商を襲ったの?」
小隊長「女王への貢物なだけだ」
ナイン「中隊長の名前は?」
小隊長「クロステリアだ」
ファルケ「中隊長はどこから来たんだ? 傭兵連合か?」
小隊長「そうだ。ただ傭兵連合とは聞いているが、出身地などは知らない」
副官「エーリッヒ殿、私もセットで仕えさせてもらえるなら私からも知っていることを話しましょう。クロステリア中隊長は "いずれ傭兵連合を統べることになる" などと言ってました。"秘宝によりコントロールできるようになれば" などともおっしゃっていました」
ナイン「ミラ、ルクスハウムン家にはどこまで関わる? 秘宝はどうする?」
ミラ「オッティを救い出すのは確定としても、秘宝はそのまましておいた方が……」
ファルケ「オレはそんな秘宝なら破壊したいな」
小隊長「エーリッヒ殿、もしも君がコントロールできる力を手に入れれば一番いいのかもしれないな。もしも秘宝を手に入れれば傭兵連合などの勢力図を一変できるかもしれない」
エーリッヒ「私は必ず正しい道にのみ大いなる力を使う。この剣とタリマへの愛に賭けて!」
小隊長「わ、わかりました。あなたを信じましょう」

これからの方針
・フロストジャイアントの女王とはなるべく話をつける
・オッティを助ける
・中隊長は倒しちゃってもOK
・秘宝は封印できれば封印し、できなければ破壊する(?)
ミラ「まだ呪文に余力があるうちに、あちこち探索しておきましょうか。安全を確認してから一休みしましょう」
小隊長「あ、それと女王には番犬もいるから気をつけろ」

 ということで捕虜達はこの部屋に残し、バリスタで塞いだ先の通路を探索しに行く。
 部屋があり簡素なベッドが4つあるが、もう用無しと思い探索はしない。
 さらに進むと通路にアーチが架かっていて、ここから先は人工的なダンジョンになっており壁に絵が描かれている。人型のゴーレム同士が戦っている絵のようだ。
 ナインが聞き耳をすると、何やら叫ぶような声が聞こえた(人? ジャイアント? 女王?)
 エーリッヒは特に何も分からないので、ルクスハウムン家にはゴーレムに関する伝承は無いようだ。
 しばらく進みながら絵を見ていると、竜がゴーレムを破壊しているような絵が描かれている。絵には色が付いておらず竜の種類は分からない。
 進むと扉があり、そばに長剣が突き立てられている。微妙に扉が開いていたのでナインが聞き耳をする。
若い女「そんなもんは迎え撃ってしまうのじゃ! 童(わらわ)は他のことで忙しいのじゃ!」(女王の声?)
男の声「しかし、とにかく手ごわいのです!」
若い女「お前はそれで逃げてきたのじゃな?」
男の声「う……申し訳ありません。命だけはお助けを」
若い女「お前ごとき殺したところで意味がない。最後まで戦うのじゃ! そんなことよりも早くハチミツ水を持ってくるのじゃ!」
男の声「ハッ、直ちに! 賊どもも倒して参ります、行くぞ!」
 というところで向こうから扉が開けられ戦闘開始!
エーリッヒ「我はルクスハウムン家の者なり! お前達の小隊長は既に捕らえたぞ!」
敵戦士「ルクスハウムンだと? フン、既に落ちぶれた家系か。そんなものは力でブン取るのみだ!」



 ファイルケとアルが一気に接敵! クリスはパーティーにヘイスト!
 敵側もホールドパーソン&ライトニングボルトで応戦し、ST判定に失敗してクリスは死んでしまった!(運命点を永久消費し奇跡的に死なずに済んだが、持っていたポーションなどは壊れてしまった)
 ファルケとアルが剣を振り回し、敵の壁を一気に切り崩して次々に撃破!
 ナインは隊長と思われる戦士にレスリングを仕掛けて捕まえた! さらにミラがライトで追撃すると隊長は降伏。
 戦闘終了と同時に奥から「早くハチミツ水を持って参れ!」と聞こえた。
 戦闘した広間でハチミツを発見したので、アルが水袋に入れた。
 その間にファルケとクリスが倒した敵の持ち物を回収する(とりあえずスペルブックはライトニングボルト確定)

経験点:ダンジョンを出た後にもらえる
終了時のゲーム時間:1994/12/27