第6回(街の過去)
 フルフェイスが長老に問いただす。
フルフェイス「この街で一体何があったのですか?」
長老「……はるか昔、大地蛇神ヨムルがこの地を支配しようとしていた。だが聖なる乙女スターシアが現れ、ヨムルの肉体を大地に封印した。以来スターシアの血を受け継ぐ者がここを守ることになった。現在は巫女カサンドラがそれを行っている。ヨムルの魂を封印した剣を蛇神剣と、ヨムルの肉体を封印した石を要石と呼んでいる。そして今から15年前、先代の巫女アナスタシアが街の青年に暴行されてしまった。それと時を同じにして蛇神復活の兆しがあった。その兆しとは、要石が黒く変色したことだった。これを蛇神復活の兆しとみてアナスタシアが再度封印を行うためご神木の秘術を使った。先代の巫女アナスタシアは自らの身を樹に変え、現在まで要石を支えている。その日から10月10日ほど経つと、神からのお告げがありました。このご神木は子供を身ごもっていると。さらにお告げに従い、生まれてきた子供2人を西と東に捨てることになった……許しておくれ、街を守るためだったのだ」
フルフェイス「そうか……やはり、あのご神木は私の母なのですね。僕はこの街を恨んではいません。母が望んで樹になったというのなら、それは母の意志です。私は黒騎士となった兄を止めてみせます」
クレイとクラウスが気づき、カサンドラが不穏な苦笑いをしたように見えた。
クレイ「黒騎士はその話は知っているのか?」
長老「おそらく知っているであろう。そして何らかの方法で樹を人に戻そうとしている」
クレイ「人に戻ると要石が変色をはじめ、蛇神が復活してしまうかもしれないということか」
ユーニス「剣はどこにあるのですか?」
長老「黒騎士が持っている。逆にいうと蛇剣を持っているから黒騎士になったというべきか」
クレイ「その剣を奪えば、黒騎士も少年に戻るのか?」
長老「かもしれん。だが黒司祭が背後にいるため、どのようになるか」
ユーニス「なるほど、では私たちも協力は惜しみません」
クレイ「長老、ちなみにあなたはご神木を人に戻す方法を知っているのか?」
長老「方法は知らない、その方法を記したものを保管している場所は知っている」
クレイ「それがあれば現在の巫女が封印を解けるということか?」
長老「解けないことはないが、大変に困難なことだ」
ユーニス「1つ気になる点が。黒騎士の個人的な希望で母を救うというのならば、なぜ他の連中が協力しているのか……」
長老「蛇神剣はケイオティック・ヒューマノイドを操る力がある」
ユーニス「もともと蛇神剣が祭られていた祠に行ってみたいのですが」
騎士団長「我々の調査では、現在そこは黒い影と呼ばれる者が支配している。君たちがそこに向かうということは、黒い影と対峙することになる」
ユーニス「黒司祭にも興味がありますし、謎を解明するにはいろいろ調べなければ。黒騎士を除く3幹部にも何やらの力を与えているのではないかと。黒騎士には蛇神剣を授け、それぞれが行動し大きなことを起こそうとしているのでは」
クレイ「再度長老にお尋ねする。蛇神剣を破壊すれば、蛇神の復活は完全に阻止できると思うか?」
長老「15年前も蛇神剣の破壊を試みたが、破壊は叶わなかった」
クラウス「破壊したら封印したものが出てくるんじゃないか?」
クレイ「なるほど……」
ダリウス「15年前にアナスタシアを暴行した者はその後どうなったのですか?」
長老「その者は街から追放された」
ダリウス「追放だけですか? 処刑とかではなく?」
ダリウスもここで巫女カサンドラが不穏な笑みを浮かべたように見えた。
ダリウス「巫女さん、今の質問に何か?」
カサンドラ「いえ、ただ一族のことにあまり深入りしていただきたくなくて……」
ダリウス「そうですか、それは失礼しました」
ユーニス「蛇神が復活したらどのようなことが起こりえるのですか?」
長老「おそらくこの街を破壊するであろう」
ユーニス「やはり会いに行くしか無いですかね。そこで戦闘になるのを覚悟で」
クレイ「ご神木の池を守っている亀は関係あるのか?」
長老「あの亀は池を守る神の生き物とされている。ご神木になる15年前よりも以前からあそこを守っているのじゃ」
 カサンドラは25歳ぐらいでアナスタシアのいとこにあたる。
 アナスタシアは当時15歳、15歳の頃に子供を産んだ。
 大神官カーライルは現在40歳、20歳で大神官になったので、15年前にはすでに大神官の地位についていた。
 大神官と巫女は代々結婚するということになっている。何事もなければ本来ならばカーライルとアナスタシアが結婚するはずだった。【1日】

 翌朝、ダリウスとユーニスが呪文の準備をしていると、何やら外が騒がしい。
 見るとホブゴブリンなどのモンスターが街に侵入してきていた!  
敵の隊長「クレアルネスの者どもよく聞け! リステルの砦は陥落した! 慈悲深い我々はお前たちに捕虜を返しにきた! それではジャイアントさん、返してやってください!」
するとジャイアントが捕虜の人間をブン投げはじめた!
騎士団長「おのれ! 我々が攻め入ります!」
敵の隊長「おっと、1人殺してしまったか。まぁいい、お前らの長老と双子の弟君を渡せば捕虜を交換してやる!」
騎士団長「ここに来たのはお前らが全てか?」
敵の隊長「まだ捕虜はいるぞ」
ユーニス「私たちが捕虜になりましょう」
敵の隊長「我が隊に入りたいというのなら歓迎してやってもいい」
ユーニス「フルフェイスさん、もし望まれるのでしたらお供します。黒の軍団に近づくのにも使えるかもしれない」
フルフェイス「お手伝いして頂けますか?」
騎士団長「長老、あなたのフードをお貸しください。私が長老のフリをして行きましょうぞ」
ユーニス「長老さんはどうしますか?」
長老「いや、ここはワシが行こう」
騎士団長「なりません。私にはこの剣がある。いざとなれば戦えます」
ユーニス「この場はお任せください。黒の軍団の使いたちよ聞きなさい、私はイルマナに仕える司祭です。あなたのいう弟君の世話役でもあります。これから準備しますので、そちらも捕虜解放のご準備を」
敵の隊長「よかろう」
ユーニス「(しばらくして)こちらの準備ができました。王子と長老を引き渡すため、我々も下に降りていきます。そちらも同時に解放してください」
敵の隊長「いいだろう、さぁ降りてこい」
お互いに10フィートずつ進んで交換することに。
敵の隊長「我が国にはクレリックが足りません。あなた(ユーニス)もご一緒していただこう」
ユーニス「分かりました、ご同行しましょう」
ここでいきなりジャイアントがクレイを攻撃してきた!
ユーニス「それは話が違いますね」

 ということで戦闘開始!
 ダリウスはパーティにヘイストをかける!
 ユーニスは長老に "後方へお逃げ下さい!” といい、ホールドパーソン!
 クレイはジャイアントに反撃へ!
 ダリウスは敵が集まったところを狙ってスリープ! 5体を眠らせた!
 フルフェイスも1体を撃破!
 ユーニスはコーズフィアを唱えるもホブゴブリンに恐怖を植え付けるのは惜しくも失敗!
 クレイの斧は4発命中してジャイアントに大打撃!
 敵司祭はホールドパーソンで動けない隊長の腕を引っ張る!
 クラウスは逃げそうな敵司祭に射撃! さらにダリウスもスリングで追撃してトドメ!
 残った弓のホブゴブリン2匹は逃げていき戦闘終了!
 スリープで眠った者を倒し、ホールドパーソンにかかった隊長は捕虜にする。

 
   敵隊長の装備を解除する(男用プレートメイル、メイス)

   長老がパーティーに礼をいう。
騎士団長「しかし長老を狙ってくるとは……」
クラウス「ご神木の封印を解く術を聞き出すのが目的なのかもしれないな。ご神木以外に要石を封印しておく方法は無いのか? ご神木になる前の、はるか昔に封印した際の方法は分からないのか?」
長老「それは……」
クラウス「引き続き調査してもらおう。蛇神剣を祭った祠の情報はどうなんだ?」
長老「しかしあそこには……」
クレイ「巫女さん、傷の手当をお願いしたい。巫女には代々あの要石を封印する方法を受け継がれているのか? ご神木という方法以外で」
カサンドラ「剣を戻すしか。しかし旅のお方がこんな私たちにご協力していただけるなんて」
クレイ「オレたちは傭兵だ、お金さえもらえれば何でもやるのさ」
カサンドラ「お金さえ……そうなのですか。お金で何でもやって頂ける? でしたら……ご神木を解く術の方法は宝物殿の地下にあります。ガーディアンが守っています。炎の門と琥珀の門を超えれば。その宝物殿のカギは私が持っています。お宝もたくさん眠っています」
クレイ「なるほど」
カサンドラ「お金についてですが、巫女である私が真実のお話を告げるということでどうでしょうか?」
クレイ「この街を守るという大きな契約の中に含まれるということで、この件の報酬はそれでいいだろう」
カサンドラ「アナスタシア様と街の青年ロレンスは恋人同士でした。アナスタシア様はカーライル様の妻になるのが運命でした。そのため恋仲になってしまったロレンス様を街から追放することになりました。噂ではロレンス様は悲しみのあまり蛇神剣でその身を貫いたとされました。それが私の知っている真実です」
クレイ「ロレンスを追放したのは誰だ?」
カサンドラ「それは長老なのです……。長老はロレンスの怒りを鎮めるためヨムルの祠を作りました」
クレイ「ではロレンスが蛇神剣を持ち出したのか?」
カサンドラ「そうです。混乱を避けるために街の者には言わないでください。あなたを信じてできることは、このカギをお渡しすることです」
クレイ「よし、宝物殿のカギを預かろう」
カサンドラ「くれぐれも昼間に宝物殿に行かれないよう」
   宿に戻りパーティーに上記のことを伝える。
 先に宝物殿に行って封印を解く書を手にして、その書を交渉道具として使い黒騎士に伝えてみるという方針に。

ユーニス「フルフェイスさんは、この方法でいいですか?」
フルフェイス「宝物殿で母の封印を解く方法をみつけ、それを僕が持ち兄である黒騎士を説得するんですね。分かりました」
ユーニス「ロレンスさんは本当に自害だったのでしょうか……」
ダリウス「あ、そうだ、今なら ESP の呪文があります。さっきの捕虜に何か聞くことはありませんか?」
 ESP を使い捕虜への質問しようとしたがST判定を通されてしまったので適当な質問をして日を改めることに(笑)

   一応、用意していた質問
(黒騎士はどこにいる?)
(リステルの状況はどうなっている?)
(黒の軍団のトップは誰?)
(なぜ長老を連れていこうとした?)
(クレアルネスのお偉いさんと繋がりがあったりするのか?)

 その後、別行動として、ダリウスは長老に会いに行った。
ダリウス「今後の方針が決まりました。詳細はあとで報告しますが、今回の件の報酬はいかほどでしょう?」
長老「出土した中から1人1つ好きなマジックアイテムを差し上げよう。もしお眼鏡にかなうものがなければ現金で1人3000でどうだね?」
ダリウス「こちらの抱えている戦士たちの価値を考えますと、もう少し勉強していただけませんか?」
長老「では、そちらの方針を聞かせてもらおう。それに説得力があれば上乗せしよう」
ダリウス「黒騎士を説得できる材料を見つけました。それを交渉材料にして解決してみせます」
長老「その材料とは?」
ダリウス「こちらも水面下で動くゆえ、今は明かすことができません。もし今回の交渉に応じて頂けないのなら、この話は保留となります」
長老「これまでの君たちの功績は認めている。だが、君たち以外にも我々の騎士団も活躍している。黒騎士を説得できるというのは誰なのかね? 仮にその役を私に任せてもらえることはできるのかな?」
ダリウス「説得する者は黒騎士の血縁の者です」
長老「その血縁の者の手柄になるのかな? 君の手柄ではなということだね?」
ダリウス「方法を見出したのは私たちです。この方法以外には策が無いと思われます」
長老「君たちは何人いるのかね?」
ダリウス「5人です」
長老「分かった、君たち1人ずつにポーションも与えよう」
ポーションは前金代わりとして先に受け取り、ダリウスが宿にポーションを持ち帰り1人1本ずつ持つことに。
 呪文のとり直しの都合もあり深夜0時まで休息し、夜中のうちに宝物殿に向かう。
 カサンドラが警備の兵などをうまく手引きしてくれたようで無事に宝物殿に入り込めた。
 奥には神々のレリーフが描かれている。歴代の長老もここに祭られているようだ。
 右の通路の扉に触れると炎の柱が吹き出しクレイが火傷のダメージ! さらに炎のエレメントが出現した!

 ユーニスはクレイにレジストファイア、全員にブレスをかける!
 クレイとクラウスが前で抑えて討伐!
 ファイアエレメントの通路を進んでいくと、箱があり、中に石版の片割れを発見。
 石版を回収し、逆方向に進む。

 琥珀色の獅子の置物があり、戦闘に突入!
 ダリウスがヘイスト! ユーニスがクレイにストライキング!
 クレイがクリティカルを出し撃破! 獅子がもう1つの石版を持っており、続く通路の先の扉に石版2つをハメるようになっていて扉が開いた。
 部屋の中央にチェストがあり、中から魔法書、ネックレス、封筒を発見! (封筒を開けた跡は無く、ロレンスヘと書かれている)
 入り口付近の左右の通路へ向かうと、先ほどは無かったガーゴイルの像が出現していた!
 無事に戦闘に勝利し部屋を探索しアイテムを獲得!

宝物:ダガー、チェインメイル、水の入ったガラス瓶5本、メイス、シールド、ブレスレット、ガントレット、スカラベ

 
 外に出ると大神官カーライルが待っていた。  
カーライル「もしやあなた方がガーゴイルを倒してくれたのですか?」
クレイ「あぁ、ガーゴイルを倒してきたぞ」
カーライル「クレイさん、傷を癒しましょう」
クレイ「いくらとられるんだ?」
カーライル「中で手に入れた宝はガーゴイル討伐の報酬としてどうぞお持ちください」
ユーニス「お気遣いありがとうございました。宿屋へ戻りましょう」

【1日】朝方、カサンドラがやってきた。
カサンドラ「うまくいきましたか?」
クレイ「カーライル殿に話をしたか? 我々が宝物殿に入ることを」
カサンドラ「いいえ、ですがカーライル様は忠実なお方です。あなた方が宝物殿のアイテムを持ち出すことは特に問題にはされないでしょう。この街はさらなる脅威があるのです」
クレイ「ではまずカギをお返しする。中で見つけたアイテム類を見て頂きたい。この魔法書がご神木を元に戻すための書で間違いないか?」
カサンドラ「えぇ、これで間違いありません」
ユーニス「カサンドラさんに1つお願いが。アナスタシア様が元に戻ったとき、長老様や街全体が驚かれることでしょう。どうか平和的に解決してください」
カサンドラ「分かりました。あなた方が手にしたアイテムを鑑定しましょう」
ダガー+1
チェインメイル+2
ストレングスポーション
スーパーヒーリングポーション
ヒーリングポーションx3
メイス+1
シールド+1
ブレスレット(通常の宝)
ガントレット(通常の宝)
スカラベ(通常の宝)

 これらはロレンスの持ち物だったとのこと(ロレンスは騎士を目指していた)
 ネックレスはアナスタシアの身に着けていた形見とのこと。
 
フルフェイス「父の形見……父に会いたいです。祠に連れていって下さい!」
経験点:6812
終了時のゲーム時間:1993/04/17