神聖暦1994年2月1日 レティシア王国首都シャンブルク
リクーレク
リクーレクは、イルマナ正教が主流のレティシアにあっては珍しい、イルマナ教会レティシア支部に所属する僧侶である。
リクーレクの師はシスター・ナタリー。正教徒ではないのに国政にも関わることのあるレティシアでも重要人物の一人である。
| ナタリー | 「これまでよく頑張りました、ブラザー・リクーレク。修練は本日で終了です。これからは冒険者となってイルマナの教えを世に広め、教会がより人々の支えになれるよう努めるのですよ」 |
| | と、一呼吸の間を空けてからシスター・ナタリー続けて、 |
| ナタリー | 「……良いですか、ブラザー・リクーレク。我々の教会には『テッポーダマ』などという概念はありません。貴方が教義をどのように解釈しているかは私が与り知れるところではありませんが、素っ頓狂な言動や無謀な行動でイルマナ教会の権威を失墜させることのないよう、固く言いつけておきますよ」 |
ということ。どうやらリクーレク、普段から「自分は鉄砲玉となって教会の権威拡大に努める」と嘯いていた模様。
その根底には、聖騎士の国に生まれたため、聖騎士への憧れがあったためのようだ。
シスターよりの言いつけが終わると、最後にクレリックとして神威をどれだけ現界させられるか(=ターンアンデッド)のテストを行うことになった。
2d6のダイス目は「4」。ちょっと修行が足りなかったようだが、無事に卒業しリクーレクは冒険者となり、冒険仲間を集めるべく街へと繰り出して行った。
※イルマナ教の主神は「ヒスラー」
キサラギ
キサラギはレティシア魔術師ギルド「エムロード・ラ・フイュ(翠玉の葉)」に所属する魔術師見習い、師匠の名はピエトロ。
師のピエトロは口が悪く大酒のみで金にも汚いという、人間としてはあまり尊敬できない人物だが、ギルドの高位魔術師であることから、魔術師としての力は本物のようだ。
| ピエトロ | 「キサラギ、今日を持って皆伝だ。これより先、魔の秘奥は冒険者となって自らの手で捜し求めるがいい」 |
| | と告げると、ピエトロは水晶を取り出してキサラギに見せる。 |
| ピエトロ | 「お前は数少ない俺の弟子の一人。旅立ちに際して、最後に実力を試してやろう。お前の魔力をこの水晶に飛ばしてみろ」 |
結果によっては、皆伝の証であるリード・マジックに任意の魔法ひとつという2つの魔法の上に、さらにアナライズかリード・ランゲージのどちらかを授けてもらえるということだった。
魔力測定の方法は二つ。純粋な魔力を打ち込むか(マジック・ミサイル形式)、魔力によって気体をはじめとした物質を変化させる力で水晶に干渉するか(スリープ形式)。キサラギは後者の形式を選んだ。
スリープ形式によって振られた2d8のダイス目は「12」。リード・マジックと任意の魔法の他に、選択した「リード・ランゲージ」を授けられた。
こうして無事に皆伝してキサラギは冒険者となり、冒険仲間を集めるべく街へと繰り出して行った。
シェイマスとユメリア
午前11時頃にレティシア首都シャンブルクに到着。エテルネル・リヴィエール・オベルジュ(=「悠久の川」亭)という宿屋で宿をとることに。
| ユメリア | 「シェイマスはいくら持ってるの? 出しなさい」 |
| | と、テーブルの上にお互いの全財産を並べる。 |
| シェイマス | 「……10GPだ」 |
| | するとユメリアはシェイマスに4GPを渡し、2人で14GPずつ分けて持とうということになった。 |
| ユメリア | 「合わせて28……仕方ないわね、なるべく節約するために食事は自炊、部屋は相部屋で中央でカーテンで分割。ちなみに領土侵犯したら殺すから」 |
| シェイマス | 「……宿にまで来てまだ自炊、部屋も相部屋なのか……まぁ仕方ない。とりあえず小銭を稼がないとヤバいな」 |
| ユメリア | 「しばらくは財産を共有するわよ」 |
| シェイマス | 「さっそく仕事でも探してみるか……」 |
と、宿屋のマスターに仕事がないか尋ねてみる。そこには、ちょうど修行を終えたリクーレクとキサラギも宿屋にいた。突然、奥テーブルで財産をジャラジャラぶちまけ出した二人組を、さぞや奇妙なものと思ったことと思われた……
が、それで二人が金貨を持っていると知ったリクーレクは奇妙に思ったどころか "説得" を使い、「教会へお布施すると恵みが得られるでしょう(仕事が見つかるでしょう)」とシェイマス&ユメリアに近づいて説き始めた(笑)
※てか"説得"はプレイヤーには使えません(DM談:笑)
| ユメリア | 「あら、お坊様。それは本当ですか?」 |
| シェイマス | 「それが本当なら、仕事で得られた報酬でお布施をしようじゃないか」 |
| | ダイスを振った結果3だったので、仕事は3日後に来る模様。すると、 |
| リクーレク | 「(掲示板を指し)3日後に仕事が現れるでしょう。これは神の啓示(掲示?w)なのです。ぜひ寄付をよろしく! ちなみに我が教会は金貨しか受け付けておりません」 |
| ユメリア | 「金貨しか受け付けてない教会ってどんなのよ?」 |
| シェイマス | 「……」 |
| | DMの発言を神託扱いするリクーレク(笑) キサラギはこれらの様子を見ている。 |
| ユメリア | 「お坊様のお名前は?」 |
| リクーレク | 「私はクレリックのリクーレクです」 |
3日後
その間に、なんだかんだでキサラギも加わり4人はパーティを組むことに。
リクーレクのお告げの通り(?)、本当に宿の掲示板に仕事の依頼が張り出される!(笑)
シャンブルクの近くの森の集落にリザードマンが2体出たそうで、それを撃退するという依頼。
依頼主は国なのだが、聖騎士団が動かせない事情があり冒険者への依頼したとのこと。
報酬は2d6x10GPで仕事が終わった後にもらえる。
※リクーレクはグラスト方面が不穏なために聖騎士団が動かせないと事情を知っていたが、皆には情報を伏せた。
リクーレクは「きこりさんのために神殿の納屋をあさってみよう、きっといろいろ困っている人たちの助けになるものがあるハズだ!」と装備品を探すが何も見つからなかった。
集落までは往復で1日なので食料は必要なさそう。
無事に集落に着き、村人のきこりから事情を聞く。
| きこり | 「家畜や我々に被害が出たら困るので早々に退治してほしいのです。昼から夕方にかけてヤツらが出ます。おそらく群れからはぐれたリザードマンでしょう。食べ物にも困ってやがて我々の家畜を襲うに違いありません。2匹は常に行動を共にしており、おそらく狩りなどをして自炊しているのでしょう。湖に水を飲みに来るハズなので、待ち伏せすれば遭遇できると思います」 |
| リクーレク | 「二体一組で自炊生活? はて、どっかで聞いたことがあるような(笑)」 |
| キサラギ | 「うち一体が雌だったらピッタリ符号ですねー」 |
| ユメリア | 「……」 |
| シェイマス | 「……」 |
と言うことでリザードマンの発見場所などを教えてもらった。結果、その中でも毎日来るであろう、湖畔の傍で待ち構えるのがいいだろうという結論に達する。
寒いし食料も無いので、さっさと倒して帰ろうということになって待ち伏せたのに
寒空の中、5時間後にしてようやくリザードマンが出現!
最初は木製のスピアを持ったリザードマンが1匹で湖の水を飲み始めた。藪(……が冬にあるのかという論議になり、結果、それに相応する身を隠せる枯れ木か何か)に隠れていた一行は、そこでパーティ内の会話が白熱してしまったため気づかれてしまう。戦闘開始!
戦闘が開始すると、一行はリザードマンに向かって前進。ユメリアやシェイマスは当然だが、リクーレクまで(笑)。師・ナタリーの言葉は届いていなかった模様。もっともプレートにタワーシールドで武装したリクーレクには、そうそう命中するものでもないが(笑)。気づいたリザードマンも、一行に向かって前進。
そうしてお互いが移動して第2ラウンドに突入すると、横から2匹目のリザードマン出現! そしてあろうことか手には飛び道具であるロングボウが! そのロングボウによって、キサラギは1点ダメージを負ってしまう。
しかしそのロングボウを持ったリザードマンはキサラギが反撃とばかりにスリープ、無力化。もう1匹は数ラウンド後、接近戦でユメリアがクリティカルで撃破!
ユメリアに倒されたシェイマス、悔しいのでスリープで寝た方をトドメ!
| シェイマス | 「迎撃数は同じだ!(今回は装備している鎧の都合でシェイマスが先に接敵できたのに……次こそ先に倒してみせる!)」 |
とのこと(笑)

戦闘後、周辺も少し探索するが、他のリザードマンの痕跡は無さそうだった。
キサラギの提案でリザードマン討伐の証拠を持ち帰り、きこりに報告を行う。
村人に任務完了の証明書を書いてもらい、シャンブルクにて報酬を受け取った。
ダイスを振った結果100GPをもらえることに!(一人あたり25GP)
ユメリア&シェイマスは約束通り(?)リクーレク及び教会にお布施を収めた。
ユメリアは1GPだったが、シェイマスはリクーレクに半分洗脳されていたのか3GP収めた(笑)
今夜は初仕事を無事に終えたのを祝し、リクーレクは神殿でパーティーを開いてもらった(開かせた?)。
今回の経験:200点
今回の報酬:100GP、リード・ランゲージ
終了時のゲーム時間:1994/02/04